実家で親と同居を選ばない子育ては、父親の育児参加が絶対必要。事前の体制づくりも。

年末年始、ゆっくりと実家に帰省してきまして、気づいた事があります。

僕たち家族は、夫婦と子供の3人暮らし。
いわゆる核家族。
住まいは東京で、お互いに実家は大阪です。

帰省する際は、両方の家に帰る事ができるので便利です。北と南、西と東など、帰省先が真逆に離れた夫婦だと「今年は夫側、来年は妻側に帰ろう」となるのでしょうか。なかなか大変ですね。

さて、実家帰省で気づいた事とは、育児のサポートです。

両親、祖母、兄弟、従兄弟、親戚……。小学校4年生の甥っ子から、89歳のおばあちゃんまで、皆が赤ちゃんを可愛がってくれました。子供だから、高齢者だから、とは全くあなどれません。

9歳離れているとはいえ、子供は子供の気持ちがわかるのか、0歳児の息子は9歳のお兄ちゃんの話や遊びを熱心に見ていました。そして89歳のおばあちゃんは、約1世紀も歳が離れているとはいえ、育児がうまい!あっと言う間に「赤ちゃんが自分でやる いないいないばあ」を習得させました。これには僕たち親も超ビックリです!

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驚き!生後8ヶ月の赤ちゃんが、自分で「いないいないばあ」!

実家にいると、僕たち夫婦以外にも誰かいるので、ちょっとの間だけでも赤ちゃんを見ててもらえる。「お風呂気持ちよかったかぁ〜」「よっしゃ、抱っこしたろ」「おかえりー」など、それがほんの数分でも全然大助かりなんです。夫婦ふたりだと、いずれか一方は必ず子供を見ておかないといけません。今、他にやりたい事があるのに……と子供を抱きながらモヤモヤする事もあるのですが、それが実家だと大幅に軽減されました。

専業主婦や育児休暇中の母親は、余裕だと思っていた。

子供が生まれる前の自分の気持ちを暴露すると、「子育てに専念できる環境にある母親は、余裕で育児ができる」と思っていました。

しかし、子供が生まれると想像以上に大変。とにかく手がかかるし、夜泣きで寝れない。これは自分の仕事スタイルも変えてゆくしかないぞ、と日々に追われながら考えを改めるに至りました。

専業主婦や育児休暇中とはいっても、女性一人で育児を抱えるなんて無理! 疲労困憊、ストレス蔓延、精神崩壊、育児放棄の恐れが無いとは言い切れません。夫の育児参加が不可欠ということが身にしみてわかりました。

もし、奥さんの実家に同居、もしくは歩いて行けるほど近所で暮らしているなら別なのですが……。

長い前置きになりましたが、これまでの自分たちの育児体験を「生後順に苦労したこと」に振り返り、核家族で子育てする方への参考事例になれば、とまとめます。

生後0ヶ月期、産後の母親も3週間はベッドで生活。

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まずは、生後0ヶ月。生まれたばかりの赤ちゃんは、本当にか弱い。自分では何も出来ないし、朝も昼もわからないし、ついさっきまでお腹の中に居たので自分が何者かすらわかっていない。言い方は悪いですが、放っておくと死んじゃいます。

おむつ替えの頻度はこの時期が最も多く、毎日15回位は替えていました。おっぱいを飲めば、すぐウンチ。毎回、おしっこだけでなく少しづつウンチも出ていました。

また、忘れては行けないのは、産後すぐの母親は基本的に外出禁止ということ。昔は「床上げ」と言って、産後1ヶ月を迎えるまで母親は布団の上で寝ていないといけませんでした。今は、順調にいけばその期間は3週間と言われています。

父親はその間、育児に加えて、家事全般をサポートしないといけません。

生後1ヶ月〜3ヶ月、夜泣きが激しくて全く寝れない。妻の疲労困憊に注意!

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母乳で育てている場合、赤ちゃんの命の源はお母さんです。奥さんが過労でぶっ倒れたら大変な事になります。夫はフルサポートで、奥さんを守らないといけません。子育てうんぬんより、奥さんを優先すべき時期です。

ちなみにこの時期は、赤ちゃんの夜泣きが最も激しい時期でもあります。産後、慣れない育児に追われ、そろそろ疲労もピークに達しようとしている場合も多いでしょう。疲れとストレスで夫婦喧嘩にも発展しそうですが、夜泣きは必ずピークがあり、いずれ終わりますので、ここはグッと耐えてがんばりましょう!

考えようによっては、寝ているときに不安になって泣いちゃうなんて、可愛いらしいもんですよ。

また、赤ちゃんをお風呂に入れるのは父親の役割と考えた方が良いと思います。というのも、女性の方が髪が長いなどお風呂で手間取ることが多いので、子供を見ながら自分もお風呂……というのは難しいんです。仕事で帰宅時間が遅いなどの都合もあるかと思いますが、できるだけ「お風呂の担当はパパ」というのが良いでしょう。せめてお風呂の時間くらいは、奥さんを育児から解放してあげたいですしね。

生後4ヶ月〜5ヶ月は、つかの間の休息。

生後5ヶ月目、きゃっきゃと笑って一緒に遊べるようになりました。

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生後5ヶ月、離乳食をはじめました。三重の新米をシルバースプーンでパクっ?!
泣き、下痢、咳、嘔吐。生後5ヶ月、病院へ行ったら風邪でした。

可愛いです。ただただ、可愛いこの時期。

新生児の可愛さから一皮むけ、今度はキャッキャと笑うようになります。たまたま笑顔なっただけではなく、人や物に反応してすごく喜ぶようになります。指しゃぶりを始めたり、物をつかみ始めたりもするようになります。

さらに、夜泣きも減り、おむつ替えや授乳の間隔も広くなってくる時期なので、育児としてはちょっと楽に感じるかも。子供とコミュニケーションを取りながら、ゆったりと我が子の成長を楽しんでください。

ただ、新生児のスーパー免疫力が段々落ちてくるので、病気にもなりやすい時期でもあります。予防接種も多く、いずれにせよ病院へ行く回数は多いかと思います。

とはいえ振り返ってみれば、ここは穏やかな時期でした。

生後6ヶ月〜7ヶ月、本格的に離乳食がスタート!

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生後7ヶ月、離乳食をしっかり食べるようになりました。
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生後7ヶ月、はじめての一時保育。確保しておくと便利かも!

我が家では、離乳食を子供にあげるのは、主に父親の役割です。大人の食事より先に離乳食を用意し、僕がスプーンで離乳食をあげながら、その間、奥さんが夕食の準備をしてくれます。朝食時も同じようなパターンです。

小さい口をアーンとあけて、一生懸命食べる姿は可愛いですよ!ときどき嬉しそうに顔をクシャっとして笑うのですが、可愛くてたまりません。これはぜひ率先して父親の役割にしてもらいたいです。子供との良いコミュニケーションにもなります。

ただ、離乳食をあげるのは、意外と時間が掛かるのです。平均して10〜15分程度でしょうか。余裕を持って、食事時間を取るようにしましょう。

あと、この時期の赤ちゃんは、何でもつかんで口に入れます。かといって、じっとしているのも嫌がります。段々と目が離せなくなる時期になってきますので、子供を見守りながら、しっかりと遊んであげましょう。家事と育児を同時にするのは難しいので、休日なんかには分担できると良いですね。

生後8ヶ月〜 はいはい、つかまり立ち。動き回って目が離せない!

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遂にやって来ました! 自力で動ける時が。

早い子だと、生後6ヶ月からハイハイを始めるそうですが、うちの子は生後8ヶ月でした。しかも同時につかまり立ちも出来るようになりました。子供の成長は待ってくれないと良く言いますが、まさにその通り。家の大掃除、危険な物除去、転んでも大丈夫なように床対策など、家中がいっきに子供仕様に変貌する時でもあります。同時に「広い家が良いな」「畳の部屋って良いな」とも実感しました。

また、離乳食以降グッと体重も重くなってくるので、抱っこ紐でもなかなか辛い(うちの子は生後8ヶ月で11kg)。さらに、高い高いなどダイナミックな遊びを喜ぶようになってきます。いよいよ子供にとってもお父さんが大切な時期へと入ってゆきます。

……と、ここまでが、我が家の子育て状況です。これから9ヶ月、10ヶ月と、どう育って行くんでしょうか。楽しみ半分、覚悟半分です。

総括。夫が育児参加できる体制づくりを。

最初の話に戻りますが、実家、特に奥さんの実家に同居または近所で、奥さんのお母さんが育児を応援してくれるのなら、それは最高のサポーターを得たと言えるでしょう。

しかし、そのような環境で無い場合は、夫の育児サポートは不可欠です。四六時中子供と一緒にいて、重い赤ちゃんを背負って買い物へ行って、目が離せない状況で家事もこなして、夫の前では良い奥さんで居て……。これってほぼ無理ゲー(難易度高すぎてクリア不可)と言えるのではないでしょうか。

もし、これから子育てを迎えるご夫婦が読んでいましたら、「夫も育児参加できる体制づくり」も準備しゆくべきだと強く思います。

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