消費者庁が、エレベーターでの子供の事故が起きていると警告しています。
エレベーターで事故?
一体どうやって?
……と思った方は、特に気をつけてください。エレベーターには意外なところに危険が隠れています。それは、扉の引き込みです。
以下、消費者庁に掲載されているエレベーターでの事故事例です。
- 「駅ビルのエレベーターを出るときに、ドアの戸袋に右手指を引き込まれた。」(2歳)
- 「エレベーターのドアが開いた瞬間に手を扉について、そのまま引き戸に引き込まれた。」(1歳)
エレベーターの閉まる扉に挟まれたり、ぶつけたりしたときは、センサー(ドアセーフティ)に当たってパッと開きますよね。事故がおきているのはそこではなく、開いたドアが収納される戸袋なのです。ドアが閉まる際、ドアにもたれかかっていたり、つい触れてしまったりして、そのままドアに引き込まれてしまうのです。
幼い子供は、エレベーターのボタンを押すのが大好き!
駅やビル、マンションなどのエレベーターで、2〜3歳の幼い子供が張り切って開閉・行き先階のボタンを押しているのをよく見かけます。うちの2歳の息子も、エレベーターのボタンが大好きです。
大好きがゆえに、エレベーターのあちこちを触りたくなるお子さんは多いでしょう。でも、ドアにだけは絶対に触らせないように気をつけてください。アッと思った時には、引き込まれて挟まってしまう危険性があるからです。
ボタンはいいけど、ドアに触ってはダメ。
これは徹底しておきましょう。これは子供に限らず、大人でもおなじです。
子供の挾まれで一番の多いのは?
東京消防庁が公表するデータによると、子供の挾まれ事故でもっとも多いのは以下の3つのうちのどれかだそうでです。
- 手動ドア
- 自動ドア
- 自動車のドア
あなたは、どれだと思いますか?
答えは……
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1の「手動ドア」です。
子供の挾まれ事故の8割以上が自宅のドアで起きているそうです。
東京消防庁のサイトでは、1歳の女の子、3歳の女の子の、自宅のドア(玄関ドア)での指の切断事故の事例が紹介されています。子供の指が挟まっているのに気づかず、母親がドアを閉めてしまい、指を切断。
挾まれ事故は、身近にたくさん潜んでいるのです。くれぐれも気をつけてください。