2歳の子供が階段から転落。 #7119(救急相談センター)で電話相談し、救急病院で診察を受けました

ドドドドドドッ!

大きな音に続いて、ギャーッと泣き声。

元旦早々、2歳8ヶ月の息子が階段から転落しました。その段数はおよそ15段。実家に帰省中、ちょっと目を離した隙に転げ落ちてしてしまったのです。

慌てて駆けつけると、息子は床に伏して倒れていました。すぐに抱き上げ、ベッドに寝かせ、頭に怪我がないか慌てて調べる。すると頭のてっぺんの右側に、赤みと少し血の滲みがありました。

祖父が#7119(救急相談センター)に電話をして相談して。大丈夫だと思うけど、念のため専門家の意見を聞いた方が良いから」と言うので、すぐにコール。電話口で、今いる住所、年齢、症状、発生した時間などを伝えると、その状況に適した担当につなげてくれた。担当者は女性で、穏やかに話しかけてくれる。

何歳か?
男の子、女の子?
落ちた段数は?
その時の子供の様子は?

これらの質問に答えると、「おそらく頭の怪我が心配で頭部だけを調べたと思うのですが、全身を診る必要があります。まず子供に、自分で洋服を脱がせてみてください。もし自分で脱げないのなら、お父さんが脱がせてあげてください。ゆっくりでいいので、電話はそのままで全身を確認してください」と言われました。

息子は大泣きしていたので自分で服を脱ぐことができず、大人が全部脱がせて全身を確認しました。すると両膝を擦りむいて血が出ていて、背中が打撲で青くなっているのも見つかりました。

そのことを電話口で伝えると、今度は「お気に入りのおもちゃを見せて、それを左右に動かして、目で動きを追えるかどうかをチェックしてください」と、次の指示が。

息子は大泣きしていてオモチャどころではなかったので、親が目の前で左右に動いて、親の姿を目で追えるかどうかを確認しました。特に問題なさそうでした。

次に「今は大丈夫だと思っても、あとから痙攣を起こしたり、顔色が悪くなったり、もどしたりすることもあるので、その時は救急車を呼んでください。また、いずれにせよ今から専門の病院で診察を受けてください。脳神経外科外科がある救急病院をいくつかご案内しますので、お電話をかけて受診できるかを確認の上、必ず病院へ行ってくださいと、アドバイスをいただきました。

#7119へは初めて電話をしましたが、丁寧な対応で助かりました。息子が転落した直後は慌てていたのですが、気持ちを落ち着けて、冷静に判断できるようになったと思います。

#7119で紹介していただいた救急病院、馬場記念病院へ

社会医療法人ペガサス 馬場記念病院
社会医療法人ペガサス 馬場記念病院

#7119(救急相談センター)で紹介いただいた病院は、2件目の電話で診察してくれるところが見つかりました。大阪・堺市にある馬場記念病院というところです。

元旦早々、10組ほどの患者さんが診察を待っていました。

「まだか!」と怒る、ひたいに怪我をしたおじさんに、「救急車でも次々と患者さんが運ばれてきているんです。すいません、今しばらくお待ちくだださい」と対応している姿や、待合のベンチにぐったりと横になっている人などがいます。

そして僕たちの向かいには、同じくらいの年齢の男の子が母親に連れられて座っていました。

「うちは2歳8ヶ月で、さっき階段から落ちました。どうしたんですか?」と聞くと、「うちは2歳3ヶ月で、おなじく階段から落ちたんです。脳には異常はなかったのですが、腕を骨折してしまって」と、泣きべそをかいている息子さんを抱っこしていました。腕はギブスで固定されています。可哀想に……。

 

CTスキャン 社会医療法人ペガサス 馬場記念病院

鼓太郎はまず外科で、怪我の具合や、骨・関節の動きを診てもらいました。

「所見では問題なさそうです。レントゲンを撮ってもいいのですが、幼い子供は被曝しやすいので、できればあまり撮影しない方がいいでしょう。足腰の動きは問題なさそうなので、まずはそのまま経過をみましょう」ということで、診てもらうだけで終わりました。

次に脳神経外科へ。こちらでは診察前に頭のCTスキャンを撮ることに。ベッドに寝かされ、大きな輪っかの中をくぐり、脳の中を輪切りでみる検査です。先のレントゲンは被曝を心配してやめましたが、CTスキャンは同じく放射線を使うので、結局浴びてしまうことになりました。

この検査では大号泣! ベッドに全身を固定され、さらに足と身体をママが押さえ込み、僕は息子のアゴとこめかみをギュッと押さえて頭が動かないように固定しました。数十秒でしたが、号泣する息子を押さえ続けるのは辛かったです。

検査の結果は、幸いにも特に問題無し。頭蓋骨の骨折はなく、脳にも損傷は見当たりませんでした。たんこぶが出来ただけのようです。

階段から転げ落ちて、かすり傷と軽い打撲、それとたんこぶだけで済んだのです。幸いとしか言いようがありません。良かったです。ホッとしました。

診察終了時、以下の注意書きをもらって帰りました。頭は打った後、2〜3日は注意して様子を見る必要があるそうです。

馬場記念病院 脳神経外科でいただいた注意書き

頭を打った後、はじめは何もない場合でも、しばらくしてから頭の中に異常がおこって命にかかわることがあります。病院で診察してもらった後でも安心してしまわずに、2〜3日は充分に注意してください。

注意点

  1. 患者さんから目を離さずに、一人で放っておくことのないようにして下さい。
  2. 頭を打った日の夜は、眠っていても、念のため1〜2度、気がつくかどうか起こして見て下さい。
  3. 症状がわかりにくくなりますので、酒、睡眠薬、風邪薬などを飲まないで下さい。
  4. お酒を飲んで頭を打った方は、頭を打って意識がおかしいのか、酔っぱらっているのかが分かりにくいので、特に注意してください。
  5. 次のような症状が出た時は、手遅れにならないうちに、患者さんを病院に連れてきて下さい。
    (1) 頭痛がだんだんひどくなる。
    (2) 何回も吐く。
    (3) 手足に力がはいらない。あるいは、動かない。
    (4) 意識がもうろうとしだした。あるいは、起こそうとしてもなかなか目を覚まさない。異常に暴れる。
    (5) 瞳孔(黒目)の大きさが左右で違う。
    (6) けいれんが起こった。
    (7) 物が見えにくくなった。
  6. 数ヶ月してから出血のためボケたり、手足の麻痺が起こることがありますので、ご注意ください。

馬場記念病院でいただいた「頭を打った後の注意」より


 

病院の待合室

これまで、息子は大きな怪我や病気をしたことがありません。日頃から怪我や事故には注意しているつもりでしたが、ふとしたところに危険がありました。

危険は突然やってきます。皆さんもどうぞ気をつけてください。

また帰省や旅行などの際、行く先々の救急連絡先は事前に調べておく方が良さそうです。救急車はためらうようなことでも、#7119や#8000など相談できる電話窓口もありますので、ぜひ迷わず利用してください。「大丈夫だろう」「様子をみよう」といった素人判断は危険です。

【救急相談先】病院へ行くか、救急車を呼ぶか迷ったら、電話で#7119

参照元:救急相談センター – 東京消防庁 – 東京都

24時間年中無休で対応。ただし#7119が対応しているのは、東京、大阪、北海道など地域が限られています(拡大する予定のようです)。

対象地域外の方は「119番」、もしくは全国対応している#8000(こどもの救急)に電話してください。

子どもがお酒を誤飲! 急性アルコール中毒時の救急連絡先と、意外なトラブル事例。