東京都目黒区の認可保育園、内定は約半数。新設されるも申込者増で待機児童も増加

東京都目黒区の認可保育園、内定は約半数。新設されるも申込者増で待機児童も増加

by -
目黒区役所(区長 青木英二さん、昭和30年生まれ)

日本一の待機児童数と言われる東京都世田谷区。

保活をするにおいて世田谷区は厳しいように思いがちなのですが、世田谷区の人口は約90万人。東京都23区で最も人口が多いため、それと比例して待機児童数も多いと言えるでしょう。

そんな世田谷区のおとなり、目黒区。

僕は世田谷区在住で、道を一本はさんで目黒区という場所で暮らしています。そのため、目黒区にも知人が多く、保活中の方も何人かいます。しかし、今年2017年4月度の認可保育園への申し込みは、軒並み不承諾(不内定)なのです。

Twitterでも目黒区で内定がもらえなかった親の声をたくさん見かけ、「今年の目黒区は厳しいなぁ」と感じていました。

マイナビニュースが「東京都目黒区、認可保育園などへの入園希望は約半数が通らず」と報じる

認可保育園の4月入園は、一次選考と二次選考があります。多くの自治体は、以下のようなスケジュールかと思います。

  • 【一次選考】12月上旬申込〆切、2月上旬結果通知
  • 【二次選考】2月中旬申込〆切、3月上旬結果通知

一次で落ちても二次があるじゃないか、と思われるかも知れませんが、僕が以前、世田谷区区役所で確認したところ、募集定員の9割は一次選考埋まるとのことでした。二次は急な家庭の事情(離婚による片親、夫婦どちらかの死別など)に備えて残しているのだと思います。保育所は福祉施設なので、セーフティーネットとしての役割を担うために。

そのため、保活の決戦は「一次選考」なのです。

そんな認可保育園の一次選考の結果について、マイナビニュースが報じていました。

東京都目黒区で実施していた2017年4月保育園入園における第1次選考の内定結果が判明。認可保育所(小規模保育所及び認定こども園も含む)の申し込み希望者2,322名のうち、内定したのは1,167名で、約半数の申し込み希望者がいわゆる”不承諾通知”を受け取る結果となった。

東京都目黒区、認可保育園などへの入園希望は約半数が通らず | マイナビニュース

目黒区・認可保育園、一次選考申込者数と内定者

マイナビニュースの記事内で、今年と去年の認可保育所一次選考の申込者数と内定者数も記載されていました。それをまとめると、こうなります。

  • 【2017年4月度入園】申込数2,049名 / 内定数1,025名(倍率1.96)
  • 【2018年4月度入園】申込数2,322名 / 内定数1,167名(倍率1.99)

内定者数が増えているのは、保育所が新設されたことと、既存の保育園の定員数を増やしたためです。しかし、それ以上に申込者数が増え、不承諾の数が1,024名から1,155名に増えています。また、倍率も微増しています。

目黒区の出生数は、2005年から増え続けている

画像参照元:目黒区人口ビジョン素案(平成27年12月)

目黒区が公表する資料によると、年間の出生数は2005年から年々増加傾向です。10年前と比べると、出生数は年間におよそ1,000人増加しているのです。

すべての子供が認可保育園を必要とする訳ではありませんが、近年の夫婦共働きの増加を参考に考えてみると、保育園の需要は急増していると思われます。

保育園新設に寛容な世の中に

増え続ける夫婦共働き。街の公園に保育園がつくれるよう、国土交通省が法改正へ
増え続ける夫婦共働き。街の公園に保育園がつくれるよう、国土交通省が法改正へ:パパやる

認可保育所を新たに立てるには、多額の財源(税金)が必要になります。土地購入費、建物建設費、保育士への給与などです。利用者は保育料を支払いますが、認可保育所運営の大半は税金でまかなわれています。

そのため、保育所の新設に関しては、住民の理解が必要です。とはいえ「血税を保育なんかに使うな!」なんて声は聞いたことがありません。しかし「保育所は騒音だ!」「地価が下がるから建てるな!」という反対の声は多く上がっています。

周辺住民からの理解が得られないと、保育所を増やすのが難しいのが現状なのです。国土交通省は、街の公園内に保育園がつくれるよう法改正へと動いていますが、「うちの子が毎日遊んでいる公園を狭くするな!」という声も上がっていて、スムーズに進むかどうかは難しいところです。

とにかく、そもそも子供の声を騒音と考える世の中が、もう少し寛容になればと思います。

パパやるでは、認可保育園・認可外保育園の保活についての記事を色々書いています。もっと知りたい方は、以下のリンク先をご覧ください。