映画レビュー「人体のサバイバル!」「がんばれいわ!!ロボコン」、科学漫画サバイバルシリーズ初のアニメ映画化!

6歳の息子と、映画「人体のサバイバル!」を観に行ってきました。

息子は公開前からとても楽しにしていて、「(封切り日は)保育園を休むの?」と聞かれましたが、さすがにそれは無理。公開3日目の日曜日、父子で東京・渋谷の映画館へ。

どんな映画だったの?
感想は?
子どもは楽しめた?

など、気になっている方もいると思いますので、いち早くレビューをお届けします!

上映は3本立て。
それぞれの点数をつけると……

  • 【マイナス5万点】がんばれいわ!!ロボコン
  • 【1点】スプリンパン まえへすすもう!
  • 100点満点】人体のサバイバル!

詳しくは、記事本編をご覧くださいね。

コロナ禍の映画館ってどう?

渋谷TOEI 前でマスクをつけて立つ子ども
渋谷TOEI

新型コロナウイルスの感染拡大が広がる中、政府は「新しい生活様式」を国民に求め、生活スタイルが大きく変わりました。

映画館でも、しっかりとした対策が取られているな! という印象です。

渋谷ハチ公口自転車駐輪場
渋谷ハチ公口自転車駐輪場

また、映画館へは電車・バスを使わず、自転車で行ってきました。

息子自身も、予防意識がしっかりと身についています。「地球で最後の一人になっても生き延びる」なんて言っていますしね。まさに日頃から愛読しているマンガ本「サバイバル」シリーズの影響!(笑)

マスクをつけて映画館のシートに座る6歳の息子

ちなみに映画館はガラガラ。
封切り3日目にもかかわらず、僕たちが観た回では15人ほどしかお客さんが居なかったです。

コロナ的には安心ですが、興行的には大変ですね……。

【映画レビュー】がんばれいわ!!ロボコン 恋する汁なしタンタンメン!!の巻

まず、上映1本目のロボコンから。

ロボコンとは、石森章太郎原作の子ども向け特撮テレビドラマ。

1974年に「がんばれ!! ロボコン」がテレビ放送され人気だったそうです。僕は見たことがないのですが、1960年代生まれの方には馴染みがあるかも知れませんね。

そんな昭和時代のロボコンが、令和時代に「がんばれいわ!!ロボコン」として映画館で復活したのです。

昭和時代に誕生したロボットということで、「ほのぼのとした内容かな?」と思っていたのですが、完全に真逆。とにかくぶっ飛んだ内容でした。

ストーリー
カメラワーク
特殊効果
効果音

……など、すべてが悪い意味でヤバく、観ていられなくて吐き気をもよおすほど酷い作品でした

何の前提もなくいきなり話が始まり、ストーリーが支離滅裂。

常人では、おそらく全く理解できないでしょう。「異常者がつくったのでは無いか」と思えるほどで怖かったです。ひと頃で言えば、MAD!(狂っている)

なぜ、企画の段階で「よし、これで行こう!」となったのでしょうか? また、これは誰をターゲットに作ったのでしょうか?

驚くほど衝撃的な映画で、何もかもが謎すぎました。

ただ、1点だけ良かったことがあり、それはロビン役の土屋希乃さん(11歳)が可愛かったことです。微笑んだ顔、怒った顔、表情豊かな演技が魅力的で「小学生でここまでできるんだ」と驚かされました。土屋希乃さんは、NHK Eテレ「ゴー!ゴー!キッチン戦隊クックルン」のアズキ役でレギュラー出演していた女の子だそうです(2017年4月から2年間)。

とにかく映画館だったので、最後までシートに座っていましたが、観続けるのはかなり辛かったです。息子も「サバイバルはまだ……?」と、なんだか苦しそうでした。

もしかしたら、マニアからは高評価が得られるかもしれませんが、凡人の僕は「これは子どもには見せたく無いし、僕も見ているのがしんどい」と終始感じました。

ロボコン、もういいです。

【映画レビュー】スプリンパン まえへすすもう!

スプリンパン? やまどん?
誰これ?

いきなり歌いはじめて、数分間であっという間に終わり。

可も不可もない。

「何かのCMだったのかな?」という印象。

いや、そもそも印象も残りませんでした。

単体で観れば、CGとか、歌とか、評価のしようもあると思うのですが、ヤバすぎるロボコンの後に本作が上映され、「誰これ? 何これ!?」感でいっぱいになりました。

ゴメンね。

【映画レビュー】人体のサバイバル!

これは素晴らしい!!

6歳の息子は「面白かった! こっちゃん、感動した」と、すごく良い評価。

僕も「作品としての面白さに加え、親が子どもに観せたい映画としても最高だな」と思いました。

「人体のサバイバル」 シリーズ初の映画化を知らせるポスター

本作「人体のサバイバル」は、小学生を中心に大人気の漫画本「科学漫画サバイバル」シリーズのひとつが原作です。

「科学漫画サバイバル」シリーズは、日本国内で950万部、全世界で3000万部を超えるほどの凄まじい人気っぷりなのですが、アニメ映画化は初。

わが家の息子は5歳からハマりはじめ、すでに10冊以上持っています。

5歳児にも読み聞かせできた! マンガ「新型ウイルスのサバイバル」
5歳児にも読み聞かせできた! マンガ「新型ウイルスのサバイバル」で、コロナの予防意識を高めようより

すごく期待を胸にふくらませながらの鑑賞だったのですが、その期待を超える作品でした!

映画自体は40分程度と小さな作品ではあるのですが、サバイバルシリーズの魅力がギュッと詰まっていたのです。

体内を探検するジオ
(C)Gomdori co., Han Hyun-Dong/Mirae N/Jeong Jun-Gyu/Ludens Media /朝日新聞出版・東映アニメーション
  • トラブルを克服する「勇気」
  • 仲間を思いやる「愛のチカラ」
  • 命を救いたいという「医師のロマン」

これらが次々に展開し、息つく間もないほどのスピード感でした。

クッキーを一気食いするピピと驚くケイ
(C)Gomdori co., Han Hyun-Dong/Mirae N/Jeong Jun-Gyu/Ludens Media /朝日新聞出版・東映アニメーション

また、本作は体内をサバイバルする物語ということで、学び要素もしっかりとあります。

歯、喉、胃、小腸、大腸、血管、鼻、目、耳、脳……。

様々な臓器の働きを知ることもできました

身体の中をサバイバルしているところ
(C)Gomdori co., Han Hyun-Dong/Mirae N/Jeong Jun-Gyu/Ludens Media /朝日新聞出版・東映アニメーション

そして、お医者さんや医学博士というのは、人の命を救うために日々研究に励んでいる……ということもわかりました。

思わず、知的好奇心も刺激されますね。

叫ぶジオとノウ博士
(C)Gomdori co., Han Hyun-Dong/Mirae N/Jeong Jun-Gyu/Ludens Media /朝日新聞出版・東映アニメーション

ベタな表現ではありますが、まさに「愛と感動と興奮」の映画。

本作「人体のサバイバル」は、子どもが楽しめるだけでなく、「親が子どもに見せたい映画」としても長らく愛され続けるのではないかな、と感じます。

文句なしに100点満点です!

科学漫画サバイバルシリーズ、書店でまた1冊買って帰りました

6歳の息子を肩車して歩くパパ(渋谷スクランブル交差点)

映画鑑賞後、駐輪場に自転車を停めたまま、ジュンク堂渋谷店へ。

なぜか息子は「肩ぐるまして」とせがむので、合体スタイルで、のっし、のっし……。

こういうのって、何歳くらいまでなんでしょうね。今は保育園の年長さん(6歳)ですが、小学校に上がったらもう言わなくなるのかな?

書店で「科学漫画サバイバル」シリーズの本を品定めする6歳児

書店で買うのは、もちろん「科学漫画サバイバル」シリーズ。

何巻あるの!?

と、驚くほどのラインナップで、息子はじっくりと品定めをしました。

書いたい本を決めて、棚から取り出すところ

「よし、決めた!」

わが家に、また新しい1冊が増えました。

科学漫画サバイバルシリーズの本は、漫画といえ、保育園児・幼稚園児ではまだ一人では読めません。親が読み聞かせをすることになります。

でも、絵本とは違って長編で、テーマがサバイバルなので、展開が面白い!

とてもよく出来たシリーズだなぁ、と思います。

本来は小学生向けですが、読み聞かせをするなら5歳くらいから大丈夫かと思います。最後に、息子の大好きなサバイバルをご紹介します。

ワクワクするし、学べるし、本当に良い本です。

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