画像:映画ライターのゆうせいさん

「子どもになってほしくない職業」の1位は、ぶっちぎりでYouTuberだそうです。

これは、日刊SPA!に掲載されていた記事。

ソニー生命が、日本全国の男子中学生100人に聞いた「将来なりたい職業を」のアンケート結果の3位にユーチューバーがランクインしていたそうです、ちなみに1位はITエンジニア・プログラマーで、2位はゲームクリエイターです。

この調査とは逆に、日刊SPA!では、親側の考えをリサーチしました。子どもを持つ30歳以上の男女100人に「子どもに将来なってほしくない職業」というアンケートです。

その結果、断トツで1位だったのが「ユーチューバー」だったのです。59%もの親がなって欲しくないと回答しました。ちなみに2位は営業マンで、3位はゲームクリエイターです。

子ども達はユーチューバーになりたいと思っているのに、親はなぜ揃いも揃って反対なのか?

日刊SPA!の記事に掲載されていた、親の回答より一部引用してご紹介します。


■母親の意見
「趣味ですることで仕事としては安定性がないから」(32歳・専業主婦)
安定してない。馬鹿なイメージ。今だけの職業」(32歳・専業主婦)

■父親の意見
一生続けていける仕事ではないから」(32歳・会社員)
安定しないこと、再生回数を増やすことに夢中になって、物事の判断が鈍ってしまう可能性があることが心配です」(34歳・会社員)

「子どもになってほしくない職業」の1位はぶっちぎりでYouTuber その理由とは?:日刊SPA!


 

どうやら「安定していない」というのが、共通する反対理由のようです。

YouTubeには、英会話だったり、クッキングだったり、学べる動画をアップしているユーチューバーもいますよね。そんなこともあるせいか「ユーチューバー = 馬鹿っぽい」とう意見はチラホラでした。過激なのはごく一部ですもんね。

それよりも、やっぱり安定性。

うーん、どうなんでしょう。
安定性。

安定している職業ってあるんですかね。

現代で、65歳が定年。今後は寿命100歳を見据えた人生設計をしないといけないと言われるなか、今以上に稼ぎ続けないといけないのは、ほぼ確実でしょう。年金支給額もより厳しくなるだろうし。

こんな時代において、20歳前後で就いた職業が、50年も、60年も、続けられるはずはないでしょう。時代は変わるし、身体は老いる。

とはいえ、僕はユーチューバーに大賛成という訳ではありません。飽和状態なので、かなり厳しいと感じるからです。今だったら、今後拡大が見込まれる「音声コンテンツ」かな。

でも、中学生の考えでしょ。ユーチューバー、良いじゃないですか! もし今、息子が中学生で将来ユーチューバーになりたいと言ったら応援しますよ。

前置きが長くなりましたが、僕が「若者がユーチューバーを目指しても良い」と考える、3つのポイントをお伝えします。

 

ユーチューバー

【1】プレゼンテーション能力がつく

「このゲームが面白い!」
「このお菓子がおいしい!」

と思って、YouTubeで紹介しようと考えたとします。でも、相手に良さを説明するのって難しいんです。ダラダラ喋っていてはさっぱり伝わりませんし、根暗な雰囲気では見てもらえません。

そのため、いかに冒頭でユーザーを惹きつけ、最後まで見せ、さらに購入などの行動を起こさせるかの戦略を練らないといけません。また、チャンネルのテーマを何にするかの先見性も必要になるでしょう。

まさに、ひとり広告代理店状態です。

物事を魅力的に伝える技術を磨ける「プレゼンテーション能力」って、社会人にとって重要なスキルだし、むしろ将来にわたって安定的に活かせると思いませんか?

【2】やり抜く力が身につく

有名なユーチューバーは、定期的にコンテンツを配信しています。動画を見てもらうため、ファンになってもらうため、「毎日◯時に更新」と掲げているユーチューバーは大勢います。

それをユーザーに約束し、きちんとコンテンツを届けることで、ユーチューバーとして成り上がっていくことができるのです。

それを、有名でもない素人が「暇なときに時々更新しまーす」で、ファンが増えますか? それこそアホかと思いますよね。たとえば、元SMAPの草なぎ剛さんだって、ほぼ毎日更新しているんです。

ユーチューバーに限らず、人気を集める人というのは継続力がすごいんです。

仮に将来ユーチューバーを辞めるときが来たとしても「やり抜く力」って、社会人にとって重要なスキルだし、むしろ将来にわたって安定的に活かせると思いませんか?

【3】お金を稼ぐ力がつく

職業というからには、ユーチューバーとしてお金を稼ぎたいのでしょう。

でも、ユーチューブでお金を稼ぐのって、なかなか難しいんですよ。ユーチューブって、今、いくら稼げるか知っていますか?

これは以前、パパやるに書いた記事「怒涛のトップ60! 子ども向けYouTubeチャンネル登録者数人気ランキング」で解説したのですが、1再生あたり0.1円から0.5円の収入と言われています。100万回再生されると、10万円から50万円の収入が得られるということです。

また、これ以外にも、人気チャンネルになれば企業タイアップの依頼が来るようにもなります。このときの稼ぎは、1再生あたり1円が目安です。100万回再生されると、100万円です。

これを聞けば、めちゃくちゃ儲かると思いますよね。

でもそこまで到達できるのは、まさにトップ・オブ・トップ。ほとんどが稼げない有象無象なんです。

大抵のサラリーマンは、もらった給料の使い道を考えますが、ユーチューバーは実入りを常に考えないといけません。毎月決まった額がもらえないからです。こうした積極的に「お金を稼ごとする力」は、社会人にとって重要なスキルだし、むしろ将来にわたって安定的に活かせると思いませんか?

Googleアカウント、YouTubeの年齢条件は13歳以上

YouTubeで動画を配信するには、YouTubeを運営するGoogleのアカウントを取得する必要があります。

このGoogleアカウントは年齢制限があります。

米国: 13 歳以上
スペイン: 14 歳以上
韓国: 14 歳以上
オランダ: 16 歳以上
その他の国: 13 歳以上
Googleアカウントヘルプより

日本はその他の国に含まれ、13歳からになります。ちょうど中学1年生ですよね。やりたいのなら、まずは始めてみれば良いんじゃないですか。

今、中学校では、イケてるユーチューバーは学校内でも一目置かれるらしいですよ。昔は「スポーツができる」「ケンカが強い」が男子中学生の憧れでしたが、今は変わって来ています。

ちなみに、ユーチューバーとして稼ぐにはGoogle AdSenseにも登録しないといけないのですが、Google AdSenseの利用規約は18歳からなんです。なので、しばらくは稼げません、むしろお小遣いを稼ぐために無茶はしない、とも言えるので、良いんじゃないでしょうか。

人を笑わせたり、人に役に立つと思ってもらえるコンテンツって何だろ? そんなことを親子で考えてみるのは楽しいと思いませんか。

子どものやりたい気持ちを、親はポジティブに捉えてあげても良いんじゃないかなぁ、と思います。ユーチューバーに限らず。