中学校の制服、LBGT対応で男女自由にするより、私服にした方がメリットが大きい

今年2018年4月、千葉県柏市に開校する「柏市立 柏の葉中学校」の制服が話題になりました。なぜなら、LBGTなどに配慮し、性別に関わらず制服を自由に選べるようにしたからです。

具体的には、男子用の上下(スラックス、ネクタイ、ブレザー)、女子用の上下(スカート、リボン、ブレザー)があるのですが、これらを自由に組み合わせても良いのです。男子がスカートを履いても良いし、女子がスラックスを選ぶこともできます。

LGBTに関しては近年、世界的に大きな変化が起きています。日本でも、いよいよここまで来たか、と時代の変化を感じます。

東京都世田谷区でも、中学校のLBGT対応制服を検討

さて、僕たちが暮らす世田谷区でも、同様の動きが起きています。

まだ区議会での議論段階ですが、性同一性障害を公表している世田谷区技の川上あやさんが、世田谷区教育委員会との答弁で明らかにしました。

千葉県の柏の葉中学校との違いは、学校単位ではなく、区内すべての区立中学校が対象というところです。

東京都世田谷区教育委員会は19日の区議会予算特別委員会で、全ての区立中学校に通う生徒が、性別にかかわらずズボンやスカートなどの標準服(制服)を選択できるような環境整備に向け、検討を始める方針を示した。性的少数者(LGBT)らに配慮した取り組みで、自身が性同一性障害であることを公表した上川あや区議への答弁で明らかにした

全区立中、制服選択自由に=性の多様性尊重で検討-東京都世田谷区:時事ドットコム
(【追記】記事公開終了しました)

アトピーで足の感想に弱い子、肌を見せたくないイスラム教の子どもにも配慮を

上川あや区議が自身のツイッターに投稿していた質疑応答の原稿によると、「アトピーで肌の感想を防ぎたかったり、足に見られたくないアザや傷あったり、またイスラム教で肌を見せたくない女子生徒もいるだろう」と言ったことも書かれていました。

たしかに、LGBTだけの問題ではなく、病気や宗教などによってスカートを履きたくない場合もありますね。また、学校内の男女トイレについても言及されていました。

制服廃止、私服にしようよ!

僕はこれらの問題を見て、「制服を廃止して私服にすれば良い」と考えています。

なぜなら、やっぱり見た目が男子で女子の制服を着ていたり、見た目が女子で男子の制服を着ていると、それはそれで差別のきっかけになると思うのです。子どもは割と残酷なところがあるので、逆にいじめ問題が起きてしまうのではないか……と。

私服であれば、大方解決するのではないでしょうか。

ところで、海外の事例になりますが、イタリアには制服が無いそうです。制服がないので、子どもの頃から自分で服を買ったり、着こなしを研究したりするので、自然とファッションセンスが磨かれるそうです。

僕は、ファッションセンスも勉強とおなじく、身につけて起きたい技術だと考えています。「センス」というと、持って生まれた能力のように思えますが、着こなしは学べるものだと思います。今話題のメンズファッションバイヤーのMBさんは「ファッションはロジック」だとおっしゃっています。

日本人のファッションセンスが向上することは、今後さらなるグローバル化を目指している日本にとっても、プラスになるのではないでしょうか。原宿のKAWAII(古い?)に頼らずとも、「日本人はみんなおしゃれ!かっこいい!」と。

また、中学生はお小遣いが少ない分、着こなしを工夫したり、古着をリメイクしたり、大人ではなかなかできない経験ができるようにも思います。

制服云々をすっ飛ばして、学校の私服化を目指して欲しいです。

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