二人乗りは5歳まで、前抱っこは道路交通法違反って知ってた? 子供乗せ電動アシスト自転車、購入前の基礎知識と選び方

わが家の2歳11ヶ月の息子は、これまで「抱っこ紐」(エルゴ)と「ベビーカー」(コンビ、クールキッズ)だけで乗り切ってきました。車や自転車は持っていません。

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しかし最近、「みんな乗ってる二人乗りの電動自転車欲しいよね!」と家庭内で盛り上がってきています。ママ友、パパ友たちと、遠くの公園へ遊びに行くのにも便利だしね。

ということで、購入の前に気になることを色々とリサーチしてみました。

<気になっていること>
・何歳まで乗れるの?
・体重は何キロまで乗れるの?
・子供と運転者を交通事故から守るには?
・電動自転車選びのコツは? ……など

自転車は原則一人乗り。5歳までの子供は、条件付きで二人乗り、三人乗り可能

大人って、自転車二人乗りは禁止されているじゃないですか。皆さんも中高生の頃、友達と二人乗りをしてお巡りさんに注意された方は多いのではないでしょうか。

「でも、子供を乗せるのはOKなの?」
「じゃぁ、何歳まで違法じゃ無いの?」

まずは、この辺りを調べてみました。

自転車は軽車両、道路交通法を守らないといけない

止まれの道路標識

車やバイクを運転するには運転免許証が必要ですので、道路交通法に違反すると、反則金や免停・免許取り消しの罰則を受けるのはご存知でしょう。

でも、自転車も法律上「軽車両」の扱いで、道路交通法に則って運転しないといけないそうです。違反すると、罰則が科せられたり、交通事故を起こした際に不利になったりすることがあります。違反運転で加害者になってしまったら……怖いですよね。

■関連リンク
道路交通法(最終改正:平成二七年九月三〇日法律第七六号)

自転車を二人乗り・三人乗りするためのルール

ママパパの自転車に乗れるのは5歳まで

自転車は、原則二人乗りが禁止です。ただし、運転手が16歳以上で、子供が6歳未満(0〜5歳まで)の場合は、二人乗り・三人乗りが認められています。

6歳以上の子供は乗せてはいけないのです。知らなかった!

保育園・幼稚園でいうところの年長さんは、5歳から6歳になる年ですので、途中から二人乗りができなくなるということなんですね。

二人乗り・三人乗りの乗せ方。おんぶはOK、抱っこはNG!

子供を乗せた自転車運転について、各都道府県の警察ウェブサイトに注意点が掲載されていますが、神奈川県警のウェブサイトがわかりやすかったので、そこから引用してご紹介します。

画像参照元:神奈川県警察

二人乗りができると言っても、立ち乗り棒(六角 / ハブステップ)や荷台に乗せることはできません。こんな乗り方はNGです。

 

画像参照元:神奈川県警察

幼児用座席に幼児を1人乗車させ、16歳以上の者が運転する場合は、OKです。

 

画像参照元:神奈川県警察

幼児1人をひも等で確実に背負って、16歳以上の者が運転する場合は、OKです。

ここ要注意!
おんぶは認められているのですが、エルゴなどでの前抱っこでは運転できません。前に子供がいたら、前が見えずらかったり、ハンドル操作がしにくかったり危険ですもんね。子供を守るためにもご注意ください。

 

画像参照元:神奈川県警察

幼児用座席に幼児を1人乗車させ、幼児1人をひも等で確実に背負って、16歳以上の者が運転する場合は、OKです。

 

画像参照元:神奈川県警察

幼児2人同乗用自転車(*1)の幼児用座席に幼児2人を乗車させ、16歳以上の者が運転する場合は、OKです。

*1.運転者のための乗車装置及び2つの幼児用座席を設けるために必要な特別の構造又は装置を有する自転車。

画像参照元:神奈川県警察

4人乗りはできません!

【注意事項】都道府県によって、おんぶの子供の扱いが若干違う

日本地図

おんぶで背負う子供は6歳未満(0〜5歳まで)とされていますが、大阪府は4歳未満(3歳まで)と年齢制限が厳しくなっています。そもそも4歳以上をおんぶすること自体あまりないかと思いますが、ご注意ください。

都道府県によってルールの違いがあることを知っておきましょう。

自転車は、車道を走るのが原則。ただし例外あり

画像参照元:自転車の通行方法等に関する○×クイズ:警視庁

道路交通法は、社会状況に応じて度々改正されています。一時期、ブレーキのないピストバイクが問題視され、同時期に自転車での交通事故が増えたことから、2015年に改正法が施行されました。

そのため「昔はよかったのに、今はダメ」ということがあるのです。

子育て世代に関連がありそうな改正項目は、自転車の歩道走行についてです。警視庁のウェブサイトには、以下のように書かれています。

Q. 自転車で歩道を通行することはできますか。

A. 自転車は、車道の左側通行が原則であり、歩道は例外的に通行することができます。
歩道を通行できるのは、

・道路標識等で指定された場合
・運転者が13歳未満や70歳以上の高齢者や
・身体の不自由な人の場合
・車道又は交通の状況から見てやむをえない場合

等です。

警視庁:質問

ここには、子供を乗せた二人乗り・三人乗り自転車は歩道を走行して良い、とは書かれていません。歩道を自転車で走って良いのは、13歳未満の子供、70歳以上の高齢者、身体が不自由な方だけです。

でも、車がビュンビュン走る道路を、車、バス、トラック、バイクに混じって走るのは怖いですよね。こうした道路では、「車道又は交通の状況から見てやむをえない場合」という特例に当てはめられると思いますが、そもそも自転車は車道の左側通行が原則となっています。歩道を走る場合は、徐行する、押して通るなど、歩行者に配慮した走行をしないと行けないのです。

歩道をチリンチリンと鳴らしながら我が物顔で走れたのは、すでに昔のことなのです。

また、傘を差しながらだったり、犬を散歩させながらだったり、スマホや携帯電話を見ながら運転するのも違反です。このあたりは、警視庁のサイトがわかりやすかったので、ぜひご覧ください。

■関連リンク
自転車の通行方法等に関する○×クイズ:警視庁

自転車の前、後ろ。体重によって乗れる位置が変わる

自転車二人乗り

ママやパパの自転車に乗せることができる子供は6歳未満、と年齢制限があることは上記のとおりです。しかし、年齢に加えて、体重制限もあるので注意してください。

こちらは、自転車産業振興協会の資料がわかりやすかったので、こちらを参考にご紹介します。

まず、自転車は幼児座席取付け可能な車種でないと二人乗りできません。これは、自転車に最大積載質量が27kg(または25kg)の荷台が標準装備されているなどの特徴があります。詳しくは自転車のメーカーサイトや自転車販売店で確認してください。

要は、子供乗せに対応していない1〜2万円の格安自転車に、チャイルドシートを勝手に取り付けて子供を乗せては行けない、ということです。

前乗せは子供の体重10kg、後ろ乗せは20kg前半が目安

前に後ろにせよ、チャイルドシートを取り付ける際は、自転車の前後それぞれの最大積載量を確認します。その上で、前に乗せるか、後ろの乗せるかが決まります。チャイルドシート自体の重量も加味されるので、この辺りは「乗せたい子供の数(1〜2人)」「子供の体重」を自転車屋さんに伝えて相談すると良いでしょう。

目安としては、前乗せは1〜2歳(10kgまで)、後ろ乗せは2〜5歳(20kg前半まで)になるかと思います。ちなみに首が座っていない赤ちゃんは座らせないようにしましょう。また、じっと座れない子供を後ろに座らせるのも危険です。あと、子供の年齢や体重に関わらずシートベルトは忘れずに

欲しいアイテム「ヘルメット」

子供のヘルメット着用・非着用は違反対象ではありませんが、「13歳未満の幼児・児童には、保護者等がヘルメットを被らせるように努めなければならない」と、努力義務は定められています。

JAFが行った実験によると、ヘルメット着用と非着用では、脳に与える影響度が17倍も違うことがわかったそうです。ヘルメットをつけていない場合は、頭蓋骨骨折による死亡リスクが格段にあがってしまうのです。

ヘルメットは、必ずかぶらせるようにしましょう。

また、自転車を停め、チャイルドシートに子供を乗せたまま運転者がその場を離れないようにしてください。自転車が転倒する危険性があるからです。

以前、僕の家の近くの銀行で、2歳くらいの子供をチャイルドシートに乗せたままの自転車を路上に残して、銀行に駆けて行く女性(母親)を見かけました。子供が動いたら転倒するんじゃないかとドキッとさせられました。あと、誘拐されないかとか。

欲しいアイテム「防護カバー」「ドレスガード」

OGK技研 ヘッドレスト付コンフォートうしろ子供のせ ブラック・ブラック 超衝撃吸収パッド採用 1歳以上~6歳未満 身長115cm以下 5点式シートベルト ステップ付 RBC-011DX3

オプション的に欲しいパーツをいくつかご紹介します。

子供を後ろのチャイルドシートの乗せている際、子供の足がスポークに巻き込まれる事故(スポーク外傷)が起きています。そこで、チャイルドシートを選ぶ際は両足をガードする「保護カバー」付きが事故防止に役立ちます。

OGK チャイルドガード DG-005 ダークブラウン

また、女の子の場合は、スカートが車輪のスポークに巻き込まれる事故も起きており、車輪の上部をカバーする「ドレスガード」が効果的です。

子供を乗せる自転車は、自転車販売店で買うのがおすすめ

なんでもネットで買い物ができる時代ですが、子供を乗せる自転車・電動自転車の購入は、実店舗でこ購入するのが良いでしょう。

先にも書きましたが、乗せる予定の子供の数、年齢、体重などを元におすすめしてもらえて、さらに試乗することもできます。また、チャイルドシートなどの取り付けもしっかりとプロにやってもらう方が安心です。

購入後も、定期的に点検や整備もしてもらいたいところですので、自宅から行きやすい近所で馴染みの自転車店を見つけると良いでしょう。

また、子供を乗せる電動アシスト自転車としては、パナソニック、ブリジストン、ヤマハが代表的です。価格はおよそ15万円。なかなか高価です! やはり後悔のないモデルを選びたいので、店頭で買うのが良いですね。

以下、ご紹介します。

パナソニック「ギュット」シリーズ

パナソニック「ギュット」シリーズ 自転車一覧

ブリジストン「ビッケ」「ハイディ」シリーズ

ブリジストン「ビッケ」「ハイディ」シリーズ

ヤマハ「PAS Family」シリーズ

二人乗り・子供乗せ自転車事情は、知らないことだらけだった!

恋人同士が自転車で二人乗り。青春のヒトコマ的なあれって、今はできないんですね……

うちの息子はまもなく3歳。二人乗りが6歳未満(5歳まで)ということは、最長で3年しか乗れないのです。しかも、自分で自転車を乗り始めれば、一緒に乗れる期間はもっと身近くなる。

仮に電動アシスト自転車が15万円で、乗る期間が3年だと、1年あたり5万円。高い! 将来的に大人用としてもしっかり乗れるモデルを選ぶと良いのかなぁ……なんてセコイことも考えてしまいます。

ただ、子供乗せを考えると車体が低い方が乗り降りがしやすいようです。でも、大人がスイスイ乗るには車輪が大きく車体が高い方が良さそう。悩ましいですね。

まぁ、そういうのも含めてやっぱり自転車屋さんで相談してじっくり検討するのが良いでしょう。

今回、道路交通法も調べ直すことで、自転車の交通ルールが数年前と比べて変わっていることがわかりました。また、都道府県によって規則に違いがあることも知りました。子供を自転車に乗せる検討を始めたら、同時に交通ルールも再チェックしておきたいですね。詳しくは各都道府県の警察署のウェブサイトにて。

そういえば先日、友人が電動アシストではない、ふつうの子供乗せ用自転車を購入していました。似たような電動アシスト自転車が並ぶなか、あえて人力自転車を乗りこなすのは、それはそれでかっこいいですね! 体力・筋力に自信があればですが。

【追記 2017年4月2日】ヤマハの電動アシスト自転車を買いました!

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