あなたの引越先は大丈夫?地域の危険度レベルを確認! 警視庁がつくる「犯罪情報マップ」「交通事故発生マップ」。

先日、フジテレビの「探偵の探偵」というドラマを見ていたら、主役の女性探偵が悪徳探偵をおびき寄せるために、わざと犯罪多発地域で部屋を賃貸する、という場面がありました。犯罪者や家出人などが逃げ込みやすいこういったエリアの入居者情報は、探偵にとって重要なデータ。悪徳探偵であれば、裏でその情報を得ているだろう、だから向こうからやって来るはず、という訳です。

さて、その犯罪多発地域というのは、どうやって調べるのでしょう?

実は、警視庁は「犯罪情報マップ」というのをインターネットで公開しています。ひったくり、公然わいせつ、路上強盗、万引き、侵入窃盗、車上ねらい、自動車盗、オートバイ盗、自転車盗、及び粗暴犯の統計をとり、マップに色付けしているのです。これを見れば、危険な地域が細かなブロック単位で一目瞭然!

こんなマップがあるとは、ドラマを見るまで知りませんでした。

また、これとは別に「交通事故発生マップ」というのもありました。同じく、どの地域で、どんな事故が起きているのかが一目でわかります。

わが子が生まれたら、安全な街で暮らしたい。

僕が東京に上京したとき、渋谷の神泉という街でワンルームを借りました。ラブホテルやクラブなどが密集し、あきらかに不穏な空気が漂っている街だったのですが、仕事をするには何かと便利(当時は音楽業界で会社員)。また、どうせ住むならど真ん中、という田舎者的発想で家を選びました。

もしあなたが「男性」で「独身」であれば、こういったエリアで暮らすのはなかなか刺激的でオススメです。上京して、いきなり中途半端な郊外で暮らすのはもったいないな、と思えるほどです。

しかし、家族を持つようになったら話は別です。

スーパー、病院、学校などが近くにあるといった利便性に加え、犯罪が少ない地域か、子どもが安心して外を歩けるか、というのを考慮しないといけません。日本は世界トップクラスに安全な国ですが、様々な利権がからんだ抗争が多かったり、酔っ払いや麻薬中毒者が歩いている、なんて地域は除外すべきです。

そこで、活用できるのが警視庁の「犯罪情報マップ」「交通事故発生マップ」です。

一目でわかる!「犯罪情報マップ」「交通事故発生マップ」

まずは、東京を管轄する警視庁のマップを紹介しますが、北海道警察本部も、大阪府警も、沖縄県警もありますので、最後にご紹介します。

 


犯罪情報マップ

150912_keishicho_haizai_hassei_map
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/toukei/johomap/johomap.htm

“このマップは、本年1月からの累計により「全刑法犯」、「ひったくり」、「公然わいせつ」、「路上強盗」、「万引き」、「侵入窃盗」、「車上ねらい」、「自動車盗」、「オートバイ盗」、「自転車盗」及び「粗暴犯」を表示して、皆様の防犯情報として役立てていただくことを目的としています。

警視庁ウェブサイトより引用”


 

交通事故発生マップ

交通事故発生マップ
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/toukei/jikomap/jikomap.htm

“このマップは、都内各地域の交通事故の発生状況が密度地図により一目でわかるほか、死亡事故の発生状況や概要を毎週更新するなど、身近な交通事故防止情報等、10項目をリアルタイムに公開しています。

警視庁ウェブサイトより引用”


■関連リンク

全国、各都道府県の情報はコチラ。

警察は、都道府県別にそれぞれのウェブサイトがあり、管轄がそれぞれ違うので、各地域のマップもそれぞれの地域の警察署が独自に製作しています。また、マップの名称も統一されているわけではありません。利用者的には、とても面倒ですね。

まず、犯罪情報マップに関しては、読売新聞が設立した全国読売防犯協力会が運営するウェブサイト「ぼうはん日本」に、各都道府県へのリンクがきれいにまとめられています。こちらが便利かと思います。

 

そして、交通事故発生マップに関してですが、こちらはまとめページがありませんでした。そこでGoogleで「◯◯県 交通事故発生マップ」で検索してみてください。ヒットするかと思います。

ただし、都道府県によっては、マップをつくっているところと、無いところがあるようです。

【使用注意】事故物件であるかを調べるサイト。

知っている方も多いと思いますが、最後に「大島てる」をご紹介します。このサイトは、事故物件を公開しています(殺人事件、自殺、火災などの事件・事故で死亡者の出た物件)。

大島てるとは、なんとも変わった名前ですが、1837年(天保8年)創業の不動産業を営む先先代の名前から取ったんだだそうです。

不動産屋で部屋を契約する前に「事故物件であるかどうか」を確認しておく必要もありますが、こういったサイトで調べることもできます。

ただし! 引越しの予定がなくても、自宅や周辺の事故物件が気になって調べたい方もいると思います。その場合、怖がりはやめておいてください。知らない方が良いこともあると思うので……。

最後に。

東京は、地方からの上京者が多い街です。その場合、予備知識なしに部屋探しすると、当てが無くとても大変です。そういった場合に、犯罪や事故の発生マップを見れば、事前に危険な地域を省くことができます。

ぜひ、ご活用してみてください。

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