信号待ち、歩行者は1歩でも2歩でも後ろに下がって欲しい。ベビーカーは道路からうんと離れよう

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歩行者が交通事故に巻き込まれるリスクを少しでも減らしたいと思い、この記事を書きました

幼い子どもが巻き添えになる交通事故は、後を絶ちません。

2019年5月8日午前、滋賀県大津市の交差点で、信号待ちをしていた保育園児13人と保育者3人の列に車が突っ込む事故が起きました。男の子(2歳)と女の子(2歳)の2人が死亡し、4人が重体。その他の園児及び職員が負傷したという大惨事です。

園児達は、近くの保育園(レイモンド淡海保育園)からお散歩に出かけたところでした。

  • 死亡 2名
    2歳児 男児(入園時期 2017年9月)
    2歳児 女児(入園時期 2017年9月)
  • 重傷 4名
  • 中軽傷 6名
  • 軽傷 3名
  • 未搬送 1名

*社会福祉法人檸檬会「レイモンド淡海保育園における交通事故発生について(第5本)参照

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2〜3歳児がお散歩中、歩道にいた保育園児たちの列に車が突っ込んできた

Google ストリートビューに、偶然園児たちが信号待ちをしている様子が映っていました。1年前、2018年3月に撮影されたものです。

この事故は、右折車と対向車線で直進する車が交差点で衝突し、そのはずみで直進する車が園児らの列に突っ込んだと、今のところ報道されています。

事故当日の夕方、レイモンド淡海保育園を運営する社会福祉法人檸檬会は記者会見を開きました。

事故に遭った園児たちが通うレイモンド淡海保育園には園庭がないため、琵琶湖畔などに出かけて遊ぶ時間を設けていたそうです。散歩コースは事前に職員が安全性を入念に確認し、さらに車道から離れて歩くよう指導。また、引率していた職員は負傷により病院搬送されているため、現場にいた職員からの詳細な情報は現在確認中とのことです。

これは事故当日の画像ではありませんが、事故現場である交差点をGoogleストリートビューで確認したところ、偶然にも1年前に園児たちが散歩している様子が映っており、このことがネットで話題になっていました。車道から可能な限り離れ、園児たちを守るように引率の保育士が付いている様子がうかがえます。

事故から一夜明け、これから詳細が明らかになってくるでしょう。

交通ルールを守っていても、事故から完璧に身を守ることはできない

道路では、歩行者は弱者です。
車に対して、人間は無力です。

ビュンビュンぶっ飛ばす車ではなく、法定速度を守っている車であっても、人間は車にはねられれば大ケガをしたり死んだりします。また、車庫や駐車場で子どもが死角にいて気づかずに車を動かし、挟まれて死亡するニュースもよく見聞きします。

車に対して人は、とてもか弱い存在なのです。

ドライバーを守る車の安全性能はテクノロジーにより進化していますが、人は進化していません。人にはエアバッグは付いていませんし、人の身体は衝突安全ボディーではないのです。

今回の滋賀県大津市の事故は、歩行者の立場からは本当に防ぎようがないと思います。

信号をしっかり守っていても、歩道をきちんと歩いていても、そこに車が暴走して突っ込んできたり、車同士が衝突して車体が吹っ飛んでくるというのは恐ろしいです。

交通事故は、交通ルールを100%守ったとしても完璧には防げないのです。

交差点の信号待ち、歩行者はできるだけ後ろに下がって欲しい

山本ケイイチ著「仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか」 (幻冬舎新書) | 第1章 筋肉はビジネスモデル「危機を察知する感覚が鈍くなる」

僕は2008年から、交差点で信号待ちをする際、車道から1、2歩下がって待つようにしています。

それ以前は、イキがって車道ギリギリに立っていたり、なんなら少し車道にせり出していたこともありました。でも、その意識が変わったのです。

なぜなら、当時流行っていた書籍「仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか」を読み、ある一節にハッとさせられたからです。

日頃トレーニングをしている著書でさえ、急に車が突っ込んできたら避けられない。だから交差点では、なるべく離れて立っているのだそうです。

いま、人々の危機に対する直感力が低くなっているような気がしてならない。
日本は諸外国に比べればまだまだ平和で安全で暮らしやすい国だ。戦争や暴力など、死の危険と隣り合わせの経験をしたことがある人は少ない。そして日常生活の中で体を動かす機会が圧倒的に少ない。そのため、日本人は危機的状況を察知する身体能力が鈍くなっているように感じられるのだ。
たとえば車がビュンビュン走っている交差点で信号待ちをしている間、私ならなるべく交差点から離れて待っているしかし最近は反対に、車道の一歩出て、信号待ちをしている人が目立つ。
この人たちは、目の前を大きなダンプカーが走っているのに、ボーッと立っている場合が多い。普通はあれほど大きな車が来たら、振動が伝わる。そうしたら、体が機敏に察知して「危ない」と思う。しかし彼らは、歩行者は法律で守られているから安全だなどと信じきっているのか、手元の携帯電話に夢中になっているのだ。
もし事故に遭っても、自分はラインの内側にいたと証明できれば、相手の過失になるから賠償はもらえるかもしれない。しかし大ケガをしてしまったらどんなにお金をもらっても取り返しがつかないし、死んでしまったらおしまいだ。

山本ケイイチ著「仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか」 (幻冬舎新書) | 第1章 筋肉はビジネスモデル「危機を察知する感覚が鈍くなる」より引用

交差点では後ろに下がろうと子どもに教えよう。ベビーカーは道路からうんと離れよう

今回の滋賀県大津市の事故は、交差点から離れていても防げなかった事故でしょう。だから余計に悔やまれるのです。

交通事故は世の中でたくさん起きています。なかには1歩でも道路から離れていたら助かっていた事故もあったのではないでしょうか。

僕は、2008年に出会った本の一説にハッとさせられました。運動能力が高い人であっても、車の動きには敵わない。だから信号待ちでは道路から離れる、と。

僕は、これを実践し続けています。

みなさんも道路を歩く際はぜひ実践して欲しいです。そして子ども達にも教えて欲しいです。

また、ベビーカーを押すママやパパが、道路ぎりぎりの歩道で信号待ちをしている姿もよく見かけます。ベビーカーがあれば、尚更とっさに逃げることはできません。

すべての歩行者は、信号待ちの際、1歩でも2歩でも道路から離れて待つようにしましょう。

 

最後に、今回の滋賀県大津市の事故で亡くなったお子さんのご家族に、心よりお悔やみ申し上げます。

現場にいた子どもたちは、どれほど恐怖を感じただろうか。
保育士や職員は、どれほど悔しかっただろうか。
わが子を突然亡くしてしまった親の悲しみは……。

この事故による心痛は、計り知れません。

追記

#保育士さんありがとう
#保育士さんありがとう 最初の投稿。マスコミへの怒りから、Twitterで誤解を説く声が広がる

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