今、うちの息子はただいま2歳0ヶ月。
1歳の誕生日から歩き始めたので、歩き歴はちょうど1年。ヨチヨチ歩きで、か弱い一歩一歩だった頃が懐かしいです。今では、走るは、登るは、ジャンプするはで、ヒヤヒヤして目が離せません。「手をつなごう」と言っても、「ヤダ」と言ってパパの手を振り払い、ピャーっと走って行きます。
「道路には危険があるから」と教えるのが、最近の日常です。「うん!」と元気よく言ってはくれるけど、わかっているんだか、わかっていないんだか……。笑
子どもは、月齢・年齢によって危険なことが変わる。
育児がはじまると、さまざまな悩みに直面します。
授乳、お風呂、寝かしつけ、食事、服装、近所付き合い……。
おおざっぱにいえば、ある程度間違っていても赤ちゃんは育つでしょう。しかし事故に関しては、生命の危険にさらされたり、後遺症を残したりなど、「うっかりしていた」で済まない場合があります。
子どもの事故を防ぐには、まず、「どんな事故があるのか」を知っておくことが大切です。子供の動きは、ときに大人の想像を超えることもありますので……。
消費者庁のウェブサイトでは、「あなたのお子さんは安全?」というPDF版の冊子が無料配布されています。
子育て中の方、これから子育てを始める方、実際の事故事例に基づいて作られていますので、ぜひ読んでおくことをオススメします。
生後0〜3か月程度
- 熱いミルクなどによるやけど
- 吐乳(飲んだ乳を吐くこと)による窒息
- 車に乗っている時の事故
- 入浴時の事故
- ふかふかの寝具による窒息
- 赤ちゃんを落とす事故
- 熱中症
- ベビーカーの脱輪による事故
乳幼児は、自分の意思で動けません。寝返りを打つことも、物をつかむこともできません。さらに、飲んだ母乳やミルクが苦しくても、うまく吐いたりゲップしたりすることすら難しい月齢です。ですので「誰も気づかないうちに……」という事故も発生します。
僕たち大人からすれば、「えぇっ! まさか……」と思えるのですが、布団が顔にかぶさって窒息死、なんてこともあるのです。
生後3〜6か月程度
- ドアによる指はさみ事故
- 車に乗っている時の事故
- 熱いミルクなどによるやけど
- タバコの誤飲
- 小さなおもちゃなどの誤飲
- ソファーベッドなどからの転落
- よだれかけ、衣服のひもなどによる窒息
- 入浴時の事故
- 電気毛布や電気あんかなどによる低温やけど
- 熱中症
いよいよ赤ちゃんが動けるようになってきます。寝返りが打てるようになって、これまで何の問題もなく寝かせていたベッドやソファーから落下する事故が起きることがあります。
また、物がつかめるようになり、誤飲にも注意しないといけません。赤ちゃんは、口や舌の感覚が敏感なので、何でも口に入れてしまいます。赤ちゃんにとっては、目でみたり、手で触って調べるより、口の方がセンサーとしては優秀なんです。最近では、ボタン電池を飲み込んで胃に穴があいた子ども事故が大きな話題になりました。
生後6〜9か月程度
- 家具の角などによる切傷打撲
- ソファーベッドなどからの転落
- タバコの誤飲
- アイロンやストーブなどによるやけど
- 浴室での事故
- 階段や玄関からの転落
- ポットや炊飯器によるやけど
- 小さなおもちゃなどの誤飲
- ドアによる指はさみ事故
- 熱中症
- ベビーカーの脱輪による事故
ハイハイ、つかまり立ち、伝い歩きなどが、早ければ始まる時期です。赤ちゃんの行動範囲がグーンと広がります。
赤ちゃんの大冒険! 何でもつかんで、引っ張って、口に入れて、段差も気にせずハイハイ……。まだ何が危険か知らない赤ちゃんから目が離せなくなってきます。部屋を片付けて、赤ちゃんが安全に動けるよう予防しておくのも大切です。
生後9〜12か月程度
- 椅子からの転落
- 浴室での事故
- カミソリなどの刃物による切傷
- タバコの誤飲
- ナッツ類による窒息
- 薬化粧品洗剤などの誤飲
- 小さなおもちゃなどの誤飲
- 階段や玄関からの転落
- ポットや炊飯器によるやけど
- 家具の角などによる切傷打撲
- アイロンやストーブなどによるやけど
- 車に関連する事故
- ドアやサッシなどでの指はさみ
- 熱中症
早ければ、赤ちゃんが歩きはじめます。これまでは、床、そして床上数十センチが自分の世界だったのが、グーンと伸びます。身長プラス手を伸ばした範囲だけではありません。物を踏み台にして登ることもあるので、「えっ! そこに届くの!?」と驚かされることも。
1〜2歳程度
- ドアやサッシなどでの指はさみ
- 家具の角などによる切傷打撲
- ポットや炊飯器によるやけど
- ビニール袋などによる窒息
- 段差による転落
- 浴槽への転落
- アイロンやストーブなどによるやけど
- タバコの誤飲
- 車に関連する事故
- 薬化粧品洗剤などの誤飲
- 窓、バルコニーからの転落
- 食べ物やおもちゃなどによる窒息
- 熱中症
- ベビーカーの脱輪による事故
- 自転車に関連する事故
- 歯ブラシやフォークなどによる事故
赤ちゃんを卒業して、もう子ども。走り回ったり、飛び跳ねたり、登ったり、もう大騒ぎです。以前、パパやるにも書きましたが、歯磨きをしながら走り回るのは要注意。転倒して刺さる事故が結構起きているそうです。
2〜3歳程度
- マッチ、ライターによるやけど
- 薬化粧品洗剤などの誤飲
- ビニール袋などによる窒息
- 車に関連する事故
- 屋外での転倒、衝突、溺れなどの事故
- 遊具に関連する事故
- プール、川、海での水の事故
- 食べ物やおもちゃなどによる窒息
- 窓、バルコニーからの転落
- 家具の角などによる切傷打撲
- 熱中症
- 電車の戸袋へのはさまれ事故
この頃から、外での事故が増えてきます。自分のフィールドが、室内から野外に広がってくる頃なので。交差点で、車やバイク、自転車などと衝突したり、公園でお友達に押されて滑り台から転落したり、プールや川、海で溺れたり。大事故や死亡にいたらなくとも、怪我が絶えない頃だと思います。
以上です。
詳しい内容は消費者庁のページをご覧ください。
■関連リンク
消費者庁:「あなたのお子さんは安全?」