ドラム式洗濯機で7歳児が窒息死。子育て中の家庭は、縦型の洗濯機が良いかもしれない。
画像参照元:NHK NEWS WEB「ドラム式洗濯乾燥機の中で7歳男児が死亡」より

育児・子育て中のご家庭は、ドラム式乾燥洗濯機を利用している方は多いと思います。

洗濯物を放り込んでしまえば、洗濯から乾燥まで一気に仕上げてくれる高性能。しかも節水、さらに最新のモデルでは消費電力も抑えられており、本体価格が10万円超という価格面以外では、非の打ち所がないがない優秀な洗濯機です。お子さんがいるご家庭は洗濯物の分量が多くなりがちで、かつ子育てと家事の両立で時間にも追われる。そんな中、天候に左右されずに洗濯できるのはとても心強い味方です。

しかし、その便利なドラム式乾燥洗濯機で、とても痛ましい事故が起きました。

届いた日の夜、閉じ込めらて窒息死。

東京都内、7歳の男の子がいるご家庭。

ドラム式乾燥洗濯機を購入し、それが自宅に届き、業者が設置するようすを興味深そうにみていた7歳の男の子。新しい洗濯機が嬉しかったのでしょうか。深夜、新品の洗濯機を見にゆき、思わずその中に入ってしまい、洗濯機のふたが閉まりました。

洗濯機のドアは、外から開けるものなので、まさか内側に取っ手はありません。そして洗濯機は、水漏れしないように完全密封されています。7歳の男の子は、洗濯機の中で息ができずに亡くなってしまったということです。

母親が発見したときには、洗濯機のなかでぐったりしており、すでに手遅れだったそうです。最後に交わした言葉は「おやすみ」だったとのこと。

◼︎参考記事
NHK NEWS WEB「ドラム式洗濯乾燥機の中で7歳男児が死亡」

洗濯機のふた、開けっ放しに注意。

洗濯機のふたを、ふだん開けっぱなしにしている方も多いと思います。カビ防止であるとか、脱いだ衣類をそのまま放り込むためであるとか。

機種によるのかもしれませんが、ドラム式乾燥洗濯機は、電源がオフの状態ではチャイルドロックが掛かってふたが開かないそうです。誤って中に入ってしまわないようにするための安全対策ですが、そもそも開けっ放しにしていては、チャイルドロックが効果を発揮できません。

使っていないときは、必ずふたを閉めておく必要があります。

ただし幼い子供は、親のやっていることをよく見ているので、それを真似て、電源を入れてチャイルドロックを解除してしまうことも可能だと思います。

現状、ドラム式乾燥洗濯機の安全対策は、未熟といえるでしょう。

NHKのニュース記事によると、韓国で2008年より同様の事故が数件起きているそうです。韓国のメーカーでは事故を受けて、内側から開けられるドアに無償取り替えなどを行うなど対策を講じたとのことです。

おとなり韓国では、7年も前から同様の事故が起きていたのに、日本では対策がなされなかったのでしょうか。日本製の家電は、安心・安全のイメージがありますが、過信しすぎて盲目的にならない方が良さそうです。

韓国で事故がおきる前年、日本では……。

2007年、「バブルへGO!! タイムマシンはドラム式」という映画が公開されヒットしました。覚えている方も多いでしょう。

ドラム式洗濯機の中にはいってタイムスリップするというストーリーですが、今考えてみれば、あれはかなり危険な行為を煽る映画だったな、と怖くなります。

洗濯機の中って、どうしても入りたくなってしまう人間の心理というのもあるのでしょうか。大人でも冗談で入ってしまえば、開かなくなるのでとても危険です。

洗濯機は、ドラム式? 縦型?

話は少し脱線しましたが、これからドラム式乾燥洗濯機を購入しようを検討されているご家庭は、将来的に対策が施されるであろう、安全対策済みのモデルが出るまで待った方が良いでしょう。もしくは縦型の洗濯機にするか。

ただ、縦型といっても完全に安全というわけではなく、中に水を貯めている状態で、子供がなかにはまれば溺れます。とはいえ、縦型洗濯機は高さが1mほどあるので、洗濯かごなどの踏み台がない限りは、小さなお子さんが中に入ることは困難です。

現状、便利な面ではドラム式ですが、安全面では縦型が無難かもしれません。洗濯機の設置場所の構造や、お子さんの年齢や体格などを加味したうえで、検討すると良いでしょう。

最後に、すでにドラム式乾燥洗濯機をご利用の方は、窒息(閉じ込められる)可能性があると知った上で、最低でも「常にふたを閉めておく」は徹底し、安全に利用するようにしましょう。