「保育園は病気をたくさんもらうから大変だよ〜」と、先輩ママパパからアドバイスをいただいていたのですが、うちの息子は案外免疫力が高いのか、予防接種が効いているのか、これまで大した病気には掛かったことがありません(生後8ヶ月から保育園に通いはじめ、現在1歳3ヶ月)。
しかし、今年は『手足口病』が首都圏、北陸、東北、関西で猛威を振るっているらしく、過去最高の患者数だとニュースでも報じられているなか、息子が通う保育園でも流行。息子の0歳児クラスでは現時点で10人中9人が感染・発病しました。息子もそのうちに一人に。
その後、4〜5日で手足口病は治ったのですが、病後で抵抗力がが弱っていたからか、立て続けに風邪をひいてしまいました。
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37.5℃の涙。保育園からのお迎え要請に、父親が挑む!
体温が37.5度を超えると、保育園から掛かってくる「お熱でましたコール」。お迎えに挑むって、おおげさな……と思うかもしれませんが、息子の鼓太郎は、ここ数ヶ月、帰宅時にママがいないと大変なことになるんです。とにかく号泣! のけぞりながら大号泣! 10分や20分ではありません、ママが帰ってくるまで1時間でも泣き叫び続けるんです。
なので、嫁さんの帰宅が遅い日は、僕はお迎えに行って、すぐには帰らずにぶらぶら散歩をしたり、公園でバナナなどおやつを食べさせたりして、外でママの帰宅を待っています。それほどなのです。
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「ママじゃないとだめ」スイッチが入ったとき、世のお父さんはどう克服されているんでしょう? 1歳2ヶ月。
そんなこともあり、ママがいない状況下で体調不良の息子のお迎えを引き受ける、というのはなかなかの覚悟だったわけです。しかも、僕も手足口病の感染・発病の真っ只中。口じゅう口内炎という苦痛に耐えながらの決断でした。
ママが帰ってくるまで半日間、エンドレスで奮闘。
午前11時半頃、保育園に到着。
お迎えにゆくと案外元気。「おっ、これは良い感じかのか!?」という予兆を感じるも、そのまま帰ると、ママが帰ってくるまでの時間が長すぎるので、とにかく元気そうなのを良いことに、少し遠回りして帰宅することに。
炎天下のなか、15分ほどベビーカーを押して図書館へ。ズラッと本が並んでいてうれしそう!
うんうん、良い感じ。上機嫌に楽しんでくれています。いろんな本を次々と物色しながら、45分ほど過ごしました。
続いて公園へ。ブランコで軽く遊びました。
お熱がすこしあるものの、本人はいたって元気。ただし、無理しないよう気をつけて、抑え気味に。
公園で遊んだあとは、コンビニへ寄って水分補給。鼓太郎お気に入りの、カゴメ「野菜生活100」を。
すこし前から、こういうパックのジュースがそのままふつうに飲めるようになったんですよね。かわいい&便利!
そして、スーパーへ寄って、買い物。
よっしゃ、きたー!
鼓太郎がおネムに。このまま帰れば、家ですぐ寝てくれるかも!?「案外余裕だったなぁ〜」と、この先の展開を知らずに、安心しながら帰宅。
汗ばんだ服を脱いで、オムツを替えて、カラダを拭いて。
よっしゃ、完璧! 順調すぎる!! よし、このまま寝かしつけだ……。
あれ、なぜか元気に。
遊びはじめました。なぁ、寝ないの?
でもまぁ、機嫌がイイから良いか。
と思った矢先、ついに号泣! あぁ……はじまってしまいました。「発熱」「ママがいない」「おっぱいがない」という3大不安要素が重なり、だっこしながらあやし続けることおよそ30分。
ね、ね、寝てくれた! 「ママがいない号泣」からの「寝かしつけ」に、はじめて成功しました。(涙)
やればできる。いや、できた!
感動の瞬間。感無量。嬉しいです!!
しかし、20分ほど経ったころ、突然「うーん、うーん」と苦しみ出し、再び号泣。
実はこのあと、「号泣」→「抱っこ」→「寝かしつけ」のループを、最初の分と合わせて5度繰り返すことになったのです。
寝てくれる時間はそれぞれ15分〜30分程度。すぐに起きてしまい、よーし、よーし、よーし、よーし、と抱っこです。体重13キロの息子を、延々と抱き続けるのはなかなかの重労働。このループは、嫁さんが帰ってくるまで続きました。
夕方、ママの姿をみた鼓太郎は、ほっと安堵の表情に。おっぱいを飲んで、ようやく元気と笑顔が復活しました。
たった7〜8時間の奮闘だったけど、思いのほか疲れました……。自分はこれまで割と育児に携わってきてきたつもりだったけど、今回のことで「実際は、だいぶ嫁さんに頼っていたな」と実感。疲れたけど、良い機会になりました。
ちょっと絆が深まったかな。
今回のことがあってから、鼓太郎はいつも以上に僕になついてくれるようになりました。僕のところにトコトコとやってきて、両手を伸ばして「抱っこ〜」のポーズ。かわいい!
子どもが幼い頃は、「母親の役割は癒し、父親の役割は遊び」と言われています。
癒されたいのにママがいない。
辛いけど、パパと一緒に乗り切った。
そんな絆ができたような気がしました。パパと子どものふたりっきりは、強制的に自分を鍛えてもらえますね。大変だったけど、抱っこして〜の仕草に救われます!
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