混雑は当然? 帰省ラッシュの年末ですが……
大晦日、東京から大阪へ新幹線で帰省しました。
年末年始の交通機関は「帰省ラッシュ」のイメージがありますが、大晦日の夕方以降の新幹線は空いているという噂を聞き、初めて12月31日の夕方に新幹線に乗ってみました。
これが大正解! 本当に楽に帰省することができました。すごく快適だったので、今回はその様子をレポート形式でお伝えします。
新幹線に乗ったのは、僕と、嫁さんと、3歳の息子。
大人2名、幼児1名です。
新幹線の自由席、大晦日でも夕方は空いている
12月31日大晦日、午後5時。東京駅の構内は、ごった返していました。帰省客らしき人達が右往左往していて、ぶつからないように歩くのが大変なほど。
「自由席……大丈夫かな」
混雑に直面し、嫌な予感がしました。
僕たちが選んだ新幹線は「のぞみ397号」。東京発の新大阪行きです。この時点で、時間はちょうど17時頃で、発車まで20分ほどあります。
さて、ここは重要ポイント!
東京駅は、終点・始点です。新幹線は、発車時刻より20分ほど前に到着し、車内清掃が行われるのです。そして、車内清掃後に乗車できるという流れです。
東京駅発の東海道線は、およそ数分〜10分に1本のペースで新幹線が発車しています。自由席の場合、どの号に乗るかが重要な選択肢となりますが、ホーム付近に到着した時刻の、25分以降に発車する新幹線を選ぶようにすると良いでしょう。
なぜなら、新幹線が到着する20分前には、すでに行列ができているからです。子連れで良い席を確保したい場合は……
- 夕方5時についたら、17:30以降の新幹線に並ぶべし
- 夕方6時についたら、18:30以降の新幹線に並ぶべし
新幹線の自由席、ベストポジションは1号車の後部座席だ
新幹線到着直後、車内清掃中です。僕たちは、1号車後ろのドアに並びました。
ちなみに東海道新幹線・山陽新幹線を走る「のぞみ」の自由席は、1号車から3号車となります。
この日は、2号車へ並ぶ人が多く、1号車は穴場となっていました。改札口から一番遠いので、3号車、2号車、1号車に順に列に並ぶからでしょう。また、2号車は座席数が多いので選ぶ人が多いとも言われています。
乗車待ちをしている間、息子は寝てしまいました。これは確実にいい席を確保しないと大変なことになりそう……。
やった、最高のポジション! ベストな座席が確保できました。
新幹線は、各車両の最後尾の席は後ろに広いスペースがあるのです。スーツケースやベビーカーなど大きな荷物がある場合、ここはとてもありがたい座席となります。
さらに後ろには誰もいないので、思いっきりリクライニングを倒すこともできます。
このように、大型トランクも楽々と置けます。ベビーカーも余裕でしょ。
発車直前の車内の様子。大晦日の夕方は空いているという噂でしたが、まさにその通りでした。かなり空席が目立ちます。乗車率50%程度でしょうか。
その後も混雑することはなく、新大阪到着時には乗車率20%くらいになっていました。がらがら。
眠そうだった息子は、ずっと横になって寝ていましたね。いい席が確保できて良かったです。
車内販売のお弁当とビールを購入し、僕たち夫婦はゆっくりと食事を楽しむこともできました。
ちなみに僕たちは、1号車の後部座席に座っていましたが、ここは自由席の中でも、かなり良い場所なのです。
なぜなら、後ろのドアをくぐれば、トイレ、ゴミ箱があるからです。また、幼い子供がぐずった場合、すぐに通路に出て、子供をあやすことができます。
■ 大晦日の新幹線まとめ
- 乗りたい時間の30分前にはホームに到着しておく
- 各車両の最後尾の後ろには荷物が置けるスペースがある
- 1号車が穴場、かつトイレも近くて便利
新幹線の幼児・子供料金。自由席は無料だけど、指定席は大人の半額かかる
さて、今回僕たちは自由席に乗りましたが、もし指定席を選んだ場合はどうなるのか。子連れで新幹線に乗る際の料金を確認してみましょう。
電車と新幹線は、6歳(小学校入学)まで無料
- 【未就学児・0歳〜6歳】無料
- 【小学生・6歳〜12歳】子供料金 / 大人の半額
- 【中学生以上・12歳〜】大人料金
新幹線や電車などの鉄道料金は、上記の価格体系となっています。未就学児は、新幹線であっても無料で乗れるのです。
幼児でも新幹線の指定席を取ると、運賃と指定料金が必要
ただし、指定席を取る場合は注意が必要です。大人の膝の上に乗せる分は無料ですが、未就学児とはいえ座席を確保する場合は有料になるのです。その場合、指定席特急料金だけでなく、運賃も掛かります。
- 【未就学児・0歳〜6歳の指定席】子供運賃 + 子供指定特急料金
たとえば、「のぞみ 東京・新大阪間」の指定席料金は以下のようになります。
- 【大人】運賃8,750円 + 指定席特急料金(通常期)5,700円 = 14,450円
- 【未就学児】運賃4,370円 + 指定席特急料金(通常期)2,850円 = 7,220円
自由席であったり、指定席でも席を確保しなければ、この7,220円は掛かりません。無料です。
ちなみにグリーン車に乗車するグリーン券には子供料金がないのので、未就学児や子供であっても大人料金が掛かります。
自由席の無料と比べ、指定席は結構な料金がかかるので悩みどころですね。特に子供の兄弟がいる場合は、より金額はかさみます。
また、パパやるの過去記事で、自由席で「のぞみ 新横浜・京都間」に乗ったレポートがあります。東京駅にように始発駅ではなかったので、こちらは大変でした。自由席で良い席を確保するなら始発駅からの乗車が良いですね。
【追記2】新幹線のぞみ、年末年始は全席指定席に
2023年末・2024年年始より、新幹線「のぞみ」は全席指定になりました。この期間、自由席の利用ができなくなります。
自由席狙いの方、どうぞご注意ください。少しでも早めの座席指定がおすすめです。
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