今朝の『毎日小学生新聞』の一面に、「大阪府岸和田市」「大芝小学校」の文字が!
なんと、僕の母校です。
思いがけず出身校の名前が目に飛び込んできてビックリしました。
ちなみに新聞一面とはいえ悪いニュースではありません。周囲の人々の優しさと機敏な行動力のおかげで命が救われた、という良いニュースです。
胸骨圧迫やAEDで、保護者・教職員が連携して命を救う!
令和6年度(2024年)、岸和田市立大芝小学校の入学式にて、参列していた母親が倒れました。椅子に座っていたのですが、前のめりにバタンと。
心肺停止です。
突然のできごとでしたが、保護者らが連携して救命処置。なぜなら、入学式に出席していた保護者に4人もの看護師がいたのだそうです。すぐに駆け寄り交代で胸骨圧迫、いわゆる心臓マッサージを続けました。
さらに、教職員がAED(自動体外式除細動器)取りにいき、他の保護者が救命処置をしやすいように場所を確保。2度目の電気ショックで心拍が再開しました。
119番通報により救急隊員が駆けつけたときには、自発呼吸もあったそうです。
保護者と教職員が迅速な「救命リレー」を行ったことで、倒れたお母さんが助かったのです。
医師「奇跡です」 後遺症もなく回復
救命リレーを行った保護者らは看護師だとはいえ、病院での手当てとは違います。「医師がいて医療機器がそろう病院とは違うできごとだったので動揺しました。同じ年齢の子どもを持つ親であり、『助けなければいけない』と必死で、体がすぐに動いて救命処置を始めました」とおっしゃっていたそうです。
また、倒れたお母さんは不整脈という心臓の異常があり、それにより心臓から全身に血液が送れなくなり心肺停止につながったとのこと。2度の手術と1ヶ月間の入院を経て、無事退院しました。医師からは「奇跡です。後遺症もない」と言われたそうです。
毎日新聞のウェブサイトで無料で読めます
このできごとを報道した記事は毎日新聞のウェブサイトで無料で読むことができます。子ども向けのふりがな付きも用意されているので、ぜひ親子で読んでみてください。
心臓マッサージや電気ショックなど、救命処置を学ぶきっかけを
以上、毎日新聞が報じていたニュースを紹介しました。
僕の母校で、「わが子の入学式という晴れの舞台でお母さんが急死」という悲しい事件にならずによかったです。救命にあたった皆さん、素晴らしい行動力です!
ところで、こういうニュースに触れると、やはり救急処置のノウハウを身につけておくべきだと感じさせられますね。そういう僕は、胸骨圧迫(心臓マッサージ)や人工呼吸の仕方、電気ショックを与えるAEDの使い方などを知りません。
体験したり学んだりできる機会があれば、率先して身につけておくべきのでしょうね。
日本救急蘇生普及協会のサイトにあった応急手当てのテキストがわかりやすかったので、リンクを張っておきます。
また、余談ですが、わが家の息子は地元の少年消防団に加入しています。小学3年生の春から始め、現在2年目です。ここでは救命処置について学んだり、地域の方にそれを指導したりもしています。
お子さんがいらっしゃるご家庭で、習い事を検討されている場合は、少年消防団というのもひとつの選択肢だと思います。ぜひ、検討してみてくださいね。