息子が6歳の誕生日を迎え、初めての自転車をプレゼントしました。
保育園のお友達など周りの子を見ると、4〜5歳からすでに乗っている子が何人もいるので、もっと早くから子ども用自転車を検討していたのですが、「交通ルールを守れるか」「事故に遭わないか」「加害者にならないか」が不安で、ずっと悩んでいました。
とはいえ、道路交通法上、チャイルドシートに乗せられるのは5歳までなので、いずれにしても自転車は必要になってきます(大分県は2020年4月1日から、二人乗りできる期間を「6歳未満」から「小学校に入学するまで」に変更しました。全国で初の試みです)。
そんな背景もあり、息子にマイファースト自転車を所有してもらうことを、親として決断した訳です。
今回は、6歳の息子が初めて手にした、自分の自転車についてお伝えします。
6歳の誕生日プレゼントは、キャノンデールの子供用自転車に決定!
購入したのは、キャノンデール社製「Kids Quick 20 Boy’s」。
キッズ向けのクロスバイクで、大人向けのQuickシリーズのキッズサイズです。価格は40,000円+消費税。
「初めての自転車で、こんな高価なのを買っても良いのか!?」「パパでさえ、こんなのかっこいいの乗ったことないぞ!うらやましいぞ!」などの想いを秘めつつ、検討した末、コレを選びました。
ちなみにキャノンデール(cannondale)は、アメリカの自転車メーカー。1971年コネチカット州で創業し、ロードバイクやマウンテンバイクなどのスポーツバイクを作っています。
小さなことから始めよう。 Quick 20ですいすい走ろう。軽量フレームと7速のギアで上り坂も簡単にクリア。頼りがいのあるブレーキと安定したハンドリングで下り坂も安心してライド。(公式サイトより引用)
主なスペック
- サイズ:20インチ
- 本体重量:9.0kg(自宅で実測)
- タイヤ幅:1.5インチ
- 7段変速
- 対象年齢:5〜8歳
16インチ、18インチ、20インチ、サイズに悩みました
わが家の6歳の息子は、現在身長112cm。
20インチはギリギリ両足の爪先がつくサイズです。
これまで交通公園などで自転車を借りて練習していたときは、16インチ・18インチに乗っていました。でも、キッズバイクは20インチからバリエーションが増えるのです。見た目も、幼児向けから、お兄ちゃん・お姉ちゃん向けのデザインに。
やっぱり18インチが無難かな……と思っていたのですが、自転車屋さんに相談すると「もう20インチで大丈夫ですよ!」とアドバイス頂いたので、20インチで探すことを決意しました。
以下の写真は、18インチと16インチの自転車です。参考にどうぞ。
子ども用自転車を選ぶ基準は?
大人用の自転車は無数にありますが、子ども用も負けてはいません。メーカー、タイプ、デザイン、カラーなど、その種類は様々です。
ここから1台を選び抜くのは至難の技です。
余談になりますが、息子の誕生日は新型コロナウイルスで緊急事態宣言が発令している最中。息子を自転車屋さんへは行かせず、試乗無しで自転車を買いました。事前に、ネットで調べたり、カタログを取り寄せたり、自転車屋さんへ電話で相談したり、店頭で相談したりして。
そんな不便な状況において、わが家は以下の項目を重要視し、自転車選びをしました。
本体重量の軽さ
本体重量の軽さは正義です。
軽ければ、自転車をちょっと持ち上げたり、運んだりしやすくなります。また、走る際も軽くこげます。当然ですが、重いものを動かすより、軽いものを動かす方がスムーズですよね。
10kg以下かどうか、を目安にしました。
変速ギア
最初は、変速ギア無しのモデルを検討していました。
- 車体が軽い
- シンプルな構造なので故障しづらい
- 運転中のギア遊びを防ぎ、事故リスクを減らす
でも、わが家の近所には坂が多いのです。そこで、やっぱり変速ギアはあったほうが良いだろな……と考え、変速ギアありのモデルで探すことにしました。
坂が少ない地域で暮らしている方は、変速ギア無しで良いと思います!
ちなみに変速ギア無しだと、LOUIS GARNEAU(ルイガノ)のBMX「K20」が良いな、と考えていました。
デザイン
18インチ以下の自転車は、いかにも幼児用というデザインが多いのですが、20インチからはグッと大人っぽくなります。「スポーティーなタイプのデザインが良いな」と、そこも重視しました。
フェンダー(泥除け)、前カゴは、とりあえず不要
大人用の自転車も、ママチャリなど安価な自転車は、初めからフェンダー(泥除け・雨除け)や前かごが付いていますよね。でも、クロスバイク、ロードバイク、マウンテンバイクには基本的に付いていません。
これは子ども用も同じです。
自転車屋さんに相談すると、「フェンダーも前かごも後付けできますよ」とのことでしたので、とりあえず不要だと判断しました。
雨の日や雨上がりにはしばらく乗らないだろうし、荷物も特にありません。必要になったときに、オプションで付けようかと思います。
ストライダー効果で、買ったその日からすぐに乗れた(補助輪なし)
さて、いよいよ購入。
息子に「自転車買ってきたよー!」と、手渡したその日・その瞬間から、すぐに乗れました。
なぜなら、息子はこれまでストライダー(ペダル無し自転車・キックバイク)に乗っていたので、バランスを取るのに慣れていたからです。また、交通公園でも補助輪なし自転車に乗る練習を、何度かしていました。
そのおかげで、特に教えることなくスムーズに乗れたのです。
以下の動画は、4ヶ月前、昭和記念公園のレンタルサイクルで練習したときの様子です。
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昭和記念公園でレンタルサイクル。子どもの自転車の練習に最適!親子で並走に感動!
世田谷公園・駒沢公園で、自転車の練習
では、本格的に自転車ライフがスタートです。
自転車には乗れるものの、サイズ的には爪先がギリギリつく程度と大きいし、慣れない自転車ですので、やっぱり練習は必要です。
人・車の少ない時間を選んで、公道を通って、公園で練習しました。
こちらの写真は、世田谷公園。
わが家の近所にある大きな公園で、敷地内で練習することができます。
ときにふらつくこともあり、まずは自分の自転車に慣れることから。
運転に慣れてきたら、少し足を伸ばして駒沢オリンピック公園へ。自宅から2〜3kmあるのですが、パパと息子、それぞれの自転車で向かいました。
駒沢公園内には周回するコースがあり、ランニングレーンとサイクリングレーンに分かれいます。人にぶつかる心配がないので、安心して自転車の練習をすることができます。
コースには、カーブがあったり、坂があったり、景色が変わったりで、ただ走っているだけでも楽しいのが魅力的。この日は3周まわりました。
あぁ、楽しい!
息子と自転車でお出かけできるって、また新たな幸せを感じられますね。
【イラスト】マイ自転車を初めて手にした息子
少し話は脱線しますが、息子のいとこのお姉ちゃん(大学生)が、絵を描いてくれました。
タイトルは「いとこのこっちゃん空を飛ぶ」。
こっちゃんこと鼓太郎が、自転車に乗って空を飛んでいる様子です。
「自由に羽ばたくぞ!」
そんな様子が伝わってきます。素敵なプレゼント、ありがとう!
本作品を含む彼女のイラストは、Instagramでたくさん公開されていますので、よかったら覗いてみてください。
■関連リンク
自転車保険は義務化、個人賠償責任補償が必須に
最後に、自転車保険について。
近年、自転車保険の義務化が自治体ごとに進められています。日本全国が対象ではなく、都道府県ごとに義務・努力義務が定められています。
なぜ、こんなことになったのか?
自転車で重大事故を起こし、高額な賠償金を請求されるケースが多いからです。つまり、自分の怪我・死亡ではなく、誰かを怪我させてしまう加害者になったときを想定しています。
我が家では、総合保険センター(旧 DeNA 自転車保険)に加入しています。自転車通勤をしている妻を自身の怪我などにも適応される被保険者本人にし、その他の家族(夫・子ども)は相手への補償「個人賠償責任補償」のみ、といった内容です。
「各自それぞれ加入した方がいいのかな?」とも考えたのですが、夫である僕はそれ以外の保険に入っていますし、子どもは医療費がかからない(*1)ので、今のところは追加の保険には加入していません。
若干の不安を感じつつも「これで良いかな」と思っているのですが、もし、おすすめの保険や組み合わせがありましたら、教えてもらえたら嬉しいです。
*1. 東京都世田谷区の子ども医療費助成制度「子ども医療費助成制度」(中学校3年生修了前まで)
それでは、今回は以上です。
お子さんの自転車選びについて参考になれば幸いです。
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