只今2歳11ヶ月の息子は、飛行機にこれまで17回乗ったことがあります(国内線15回、国際線2回)。飛行機は手慣れたもんで、パパとふたりきりで乗ったことも数回あります。
しかし、新幹線には0歳のときに一度しか乗ったことがありません。
飛行機を選んでいるのは、目的地が空港から近かったり、スーツケースとベビーカーが預けられるなどの利便性があるからなのですが、それよりも3歳未満までは「国内線の航空運賃無料」というのが大きかったです(国際線は2歳未満が無料、もしくは幼児料金10%)。
ただし無料と言っても座席はなく、同伴者の膝の上に乗せないといけないのですが、1〜2歳ではいずれにせよ一人ではなかなか座ってくれないので膝上で問題ありません。
*記事最後に、重要な追記をしました。ぜひ最後までご覧ください。
電車と新幹線は、6歳(小学校入学)まで無料
さて、今回は飛行機ではなく新幹線のはなし。
新幹線や電車などの鉄道料金は、以下の価格体系になっています。
- 【未就学児・0歳〜6歳】無料
- 【小学生・6歳〜12歳】子供料金 / 大人の半額
- 【中学生以上・12歳〜】大人料金
未就学児は新幹線であっても無料で乗れるのです!
未就学児が新幹線の指定席を取ると、料金は大人の半額
ただし、ひとつ注意点があります。それは指定席を取る場合です。指定席を取る場合、大人の膝の上に載せる分は無料ですが、未就学児とはいえ席を取る場合は有料になります。
指定席特急料金だけでなく、運賃も掛かるのです。
- 【未就学児・0歳〜6歳の指定席】子供運賃 + 子供指定特急料金
たとえば、「東京」「 新大阪間」の、のぞみの指定席の料金は以下のようになります。
- 【大人】運賃8,750円 + 指定席特急料金(通常期)5,700円 = 14,450円
- 【未就学児】運賃4,370円 + 指定席特急料金(通常期)2,850円 = 7,220円
自由席であったり、指定席でも席を確保しなければ、この7,220円は掛かりません。無料です。
ちなみにグリーン車に乗車するグリーン券には子供料金がないのので、未就学児や子供であっても大人料金が掛かります。
新幹線、未就学児は何人まで無料?
未就学児は新幹線無料とはいえ、何人でも無料で乗れるわけではありません。そうでないと、仮に幼稚園が新幹線の自由席で遠足に行った場合、先生は何人もの園児を無料で引率できることになってしまいます。
無料の範囲は、大人1人に対して幼児2名までです(幼児:1歳〜6歳・小学校入学前)。3人目からは幼児であっても子供料金がかかります。
また未就学児がひとりで新幹線に乗る場合は、子供料金が掛かります。
*参考:JR東日本「きっぷあれこれ」
自由席で子供の席確保を狙うか、指定席で膝の上に乗せるか問題
お金に糸目をつけない方は、未就学児の分も指定席を取ると良いでしょう。しかし、無料狙いで節約したい方は、以下の悩みに直面します。
- 【1】自由席で子供の席も狙う
- 【2】指定席で確実に席を確保し、子供は膝の上
自由席で子供と並びの席が取れたらラッキー! でも、もしも自由席で一席も取れなかったら、親も子も立ちっぱなしという最悪な状況に陥ってしまいます。
自由席と指定席の料金の差はごくわずか(東京 – 新大阪間 830円)。
自由席でラッキー狙いか、指定席の安全パイか、非常に悩みどころなのです。
ということで、両パターンを試してみました!
【1】自由席で子供の席狙い(新横浜 – 京都間)
【2】指定席で確実に席を確保し、子供は膝の上(京都 – 新横浜間)
結論、どっちも大変。あえて選ぶなら指定席
ご覧の通り、行きは僕と嫁さんがバラバラの席になってしまいました。「平日の日中なので空いてるだろ」と楽観視していたのですが、のぞみの自由席は1〜3号車のみなので混んでいたのです。
これが新横浜ではなく「東京」「新大阪」「福岡」などの始発駅であれば、夫婦並びで子供の席も取れたかも知れませんが、とにかく【1】の自由席はギャンブル要素が強いことがわかったので、よほどの自信が無い限りはお勧めできません。
そして戻りの【2】「指定席」ですが、これが意外にも、2人掛け席で3人並んで座れたのです。肘置きを上げて、テーブルを下げて、3人で駅弁も食べられました。
でも、そもそも子供は長時間じっとしてくれないですよね。僕は乗車時間の半分以上を立って子供の相手に費やしました。指定席を取ったのもの、ほとんど座れなかったのです。
結論としては、どっちも大変でした。
どちらかを選ぶなら、自由席で席なしのリスクを取るより、指定で席を確保した方が断然良いなと思います。
ただ東海道新幹線の場合、「ひかり」や「こだま」は自由席が多いので、この場合は自由席でも席が確保できる可能性が上がるでしょう。時間に余裕があれば、ひかり・こだまを選ぶのも手ですね。乗車時間が長くなる分、イヤイヤ発動で奮闘させられる可能性も上がりますが……。
とにかく、幼児を連れての新幹線は大変ですね!
【追記・重要】ちょっと待って。始発駅なら自由席が最高!
後日、年末という超繁忙期に東京から新大阪の自由席に座れました。
これが最高だったのです!
なぜか? それは、新横浜や京都など途中乗車ではなく、東京や新大阪など始発駅から乗ると、自由席でも確実に座れたからです。しかも、車両の後部座席が確保できたので、スーツケースもバッチリ置けました。
ちょっと面倒でも、始発駅まで行けるから方、ここから自由席に乗るのがおすすめです。
具体的には、以下の記事をご覧ください。
【追記2】新幹線のぞみ、年末年始は全席指定席に
2023年末・2024年年始より、新幹線「のぞみ」は全席指定になりました。この期間、自由席の利用ができなくなります。
自由席狙いの方、どうぞご注意ください。少しでも早めの座席指定がおすすめです。
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