新米パパさん、赤ちゃんのオムツ交換していますか?
僕はやってはいるのですが、子どもが生まれるまでは不安でした。ウンチが……とかではなく、「我が子とはいえ、他の男のオチンチンを触るなんて無理!」と、ビビっていたからです。結構深刻に悩んでいて、その想いを妊娠中の奥さんにマジメに打ち明けたこともあるほどです。
しかし今となっては、息子のオチンチンやおしりをきれいに拭いてあげることに、何の躊躇もありません。蒸れた股をうちわであおいで乾かして、保湿クリームで肌荒れ予防。スッキリと快適そうにしている息子の姿を見て、「よし!」と、自己満足しています。笑
なぜ、オムツ交換ができるようになったのか? 今回は、そのことについて書きます。
子どものオムツ替えをする父親の割合はおよそ50%。ふたりにひとり。
先日、録画していた「NHKスペシャル ママたちが非常事態」というテレビ番組を見ました。
番組にゲスト出演されていた恵俊彰さん。恵俊彰さんは4児の父というビッグダディで、おそらくイクメン代表として出演されたのだと思いますが、話の流れから一度もオムツ交換をしたことが無いことが発覚。
一度チャレンジしたそうなのですが、その際、ウンチが思わぬ方向にたれてきてしまい、「俺には向いていないな」と、オムツ替えを断念したとのことでした。4人もお子さんがいるのに一度もオムツ交換をしたことがないとは、逆にすごいな、奥さん的には良いのだろうか……? と、ビックリです。
さて、世の父親たちは、どれくらいの割合でオムツ交換をしているのかを検索してみました。まずは、こちら。第一生命が2014年に行った調査結果です。(参照記事:第一生命 PDFファイル)
- 非常によくしている – 約20%
- 時々している – 約38%
続いて、こちらをご覧ください。一般社団法人中央調査者がおこなった2012年の調査結果です。
- おしめを替える – 48.5%
これらの調査結果を見ると、男性の約半数がオムツ替えをしていることがわかりました。
恵俊彰さんの発言にビックリしてしまいましたが、半数の男性はオムツ交換をしていないので、特別驚くことではなかったんですね。
とはいえ世の中の流れとしては、男性のオムツ替え率は上昇していますし、何より男性も積極的に育児に取り組むことで、冒頭で書いたように、これまで知らなかった充実感を得ることもできますので、ここはぜひ『オムツ替えができる男』になっておきたいところです。
【チャンス1】出産前に、オムツ交換のやり方を学ぶ。
僕たち夫婦は、子どもが生まれるまで、オムツ替えは未経験。やり方すら知りませんでした。そこで、産婦人科で開催されていた「パパママ教室」に参加し、初めてオムツ替えの仕方を学びました。
人形相手に、オムツの替え方を実習。
これ、なかなか良かったですよ。すごくイメージトレーニングになりますし、何より赤ちゃん誕生の心構えにもなります。
出産前の方、こういう勉強する機会があれば、ぜひ参加をおすすめします。「自己流でやってみたけど、ウンチまみれになって失敗した」といった惨劇を防ぐことができますよ。
【チャンス2】赤ちゃん誕生の感動! その勢いに任せてみる。
僕は息子が生まれた日。その感動の勢いで、「おぉぉ……俺がやる」と、無意識におむつ替えをしてしまいました。
母子同室の産婦人科を利用されている方は、ぜひ入院中にチャレンジしてみてください。そうでない病院の場合は、退院後すぐに自宅でぜひ! この時期は、慣れるのに最適なのです。なぜなら新生児のウンチは、まったく臭くないからです。母乳やミルクしか飲んでいないからでしょうか。ぜひこの時期に、オムツ替えへの抵抗を無くしてしまいましょう。
【チャンス3】離乳食が始まったら、ウンチで子どもの健康状態をチェック。
生後6ヶ月頃から離乳食を始める方は多いと思いますが、この時期からウンチが変化してきます。具体的には、僕たち大人のようなウンチになってくるのです。固さもあるし、大きさもあるし、なにより臭い。笑
僕たち夫婦は、オムツ替えを通じて知ったのですが、ウンチは健康のバロメーター。量、固さ、色、消化具合をみて、子どもの健康状態を知ることができるのです。ここは、オムツ替えは苦手……と及び腰になるのではなく、子どもの健康チェックのつもりでがんばりましょう!
【ママへ】夫を子どもとふたりっきりにしてみよう!
母親からすれば、「なにがオムツ替えに慣れましょうだよ。誰かがしないといけないんだよ!」と、怒りの意見もあるかと思います。
しかし現実的には、オムツ替えをしている父親は約5割(ウンチオムツは2割)。もし、あなたの夫がオムツ替えをしない父親で、あなたがオムツ替えができる父親になって欲しいと望んでいるなら、夫を変える簡単な方法があります。
それは……
パパに赤ちゃんを預けて出かけてしまうことです。
ケンカして出て行くんじゃないですよ。「この日、私はどうしてもの用事があって、子どもを見て欲しいの」と、できれば事前に告知の上、頼んでみるのです。僕の場合、それを機に子育てに対して慣れと自信をつけることができました。
「えぇぇ……不安。できるかな?」
振り返れば、嫁さんに尻を叩かれながら慣れていったように思います。思わぬ副産物もありました。それは、「おれたちふたりで乗り切ったぞ! やったなぁ!」と、強くなった子どものとの絆です。
大げさですが、男性は女性のように出産をしないので、経験を積み重ねながら少しづつ育児への意識が高まってくるんだと思います。ふたりきりで得られる経験値は大きく、それを通じてレベルアップすることができたのです。
最後に。
オムツ替えをする父親の割合は約50%。しかも頻繁にやっている父親は20%。こんなに少なかったんですね。
こんな時代だからこそ、父親がオムツ替えをしてデキる男を目指そうではありませんか! オムツ替えくらいで感謝される、最後の時代かもしれませんよ。ウンチの時は、こっそり息を止めていても良いんです。がんばりましょう!