今回は、保育園や幼稚園の持ち物「上履き」の、おすすめ・選び方・便利グッズについてお伝えします。
保育園では、0〜1歳クラスは基本的に室内は裸足ですごしますが、2〜3歳児クラスになると室内でも上履き(上靴)をはくようになる園が多いです。また幼稚園では、入園時から上履きが必要です。
先日、わが家の息子が通う公立の認可保育園で、「2歳児クラスから持ち物が増えますよ」と案内がありました。
2歳児クラスから追加になる持ち物
- 上履き(上靴)
- 通園カバン
- ループ付き手拭きタオル
*記事最終更新日 2021年3月9日
保育士さんによる上履き選び方のコツ
まずは、プロ視点。保育士さんによる上履きの選び方のコツです。
先の保護者会で、「ナイキやアディダスのような、外履き用のスニーカーを上履きにしても良いですか?」という質問が、ある保護者さんからありました。
それに対して保育士さんは、「それでも良いのですが、一般的な白のいわゆる上履きが良いと思います」と回答。その理由は2つあり……
- 何度も脱いだり履いたりするので履きやすいから
- 下駄箱が二段になっていて、同じところに上履きと下履きを入れるので、子供も先生も一目で区別がつく
とのことです。
また、上履きのかかと部分には小さな引っ掛け部分があるのですが、ここにさらに紐を通して直径3〜4センチのループ(輪っか)を付けてあげると良いとのことです。このループを子供が引っ張ることで、上履きがはきやすくなるのです。
輪っかは見た目も可愛いし、他の子の靴と間違わないカスタマイズにもなりそうですね!
上履きって、どこで買えるの?
僕たちも小学生の頃にはいたであろう、懐かしの上履き。あれって、どこで買えるのでしょうか?
僕は以前、東京・三軒茶屋の「靴チヨダ」で、つま先の部分に色が入った可愛い上履きを見かけたのですが、季節物だったようで見かけたのはその時きり。あとから店員さんに「上履きは無いんですか?」と訊ねると、今は置いていないとのことでした。
また、三軒茶屋のスーパー「西友」の子供服・赤ちゃん用品売り場には上履きがありました。ここでは年中販売しているようです。ただし、僕が以前見たときは、真っ白の安価な上履きしかありませんでした。
他には、東京・自由が丘のABCマートへ行ってみたところ、ここには上履きは置いていませんでした。通販サイトにも掲載されていないので、取り扱い自体していないのでしょう。
さらに、イオン、赤ちゃん本舗、ホームセンターなどでは売っていました。ただし、種類が選べなかったり、可愛いのが無かったり。
上履きの値段は数百円から2,000円程度と安い。迷わず足にあったサイズを選ぼう!
幼い子どもって、どんどん成長しますよね。上履きを買うとき「すぐに大きくなるから、ワンサイズ大きめが良いかな?」と悩むかと思います。
でも、靴に関してジャストサイズにしましょう。
成長過程の幼い子供にとって、ぶかぶかの靴をはくというのは、歩いたり走ったりする上達の阻害になりますし、転んで事故や怪我の原因にもなります。つま先がきつくなく、かかとがしっかりとして固定されるサイズを選ぶのがポイントです。
また、シューズメーカー・ムーンスターのサイトによると、子供にとっての1センチは大人の3〜4センチに匹敵すると書かれています。
もし僕たちが3〜4センチも大きな靴をはかされたら、まともには歩けませよね。
15.0cmの子供に16.0cmの靴を履かせると足と靴の誤差率は1.07。これを大人の場合におきかえると、23.0cmの人が24.61cmの靴、つまり3〜4サイズも大きな靴を履くことになるのです。
上履き人気ランキング TOP10
さて、いよいよ本題。
上履きって、今はすごくたくさんの種類があるんです! 皆さんが子供だった頃と比べると、ずいぶんバリエーションが増えています。
そこで、保育園・幼稚園ではきやすい上履きを、Amazon・楽天の売り上げランキングを参考にピックアップしててみました。
Amazonでは、たいていの靴が「返品無料」ですので、サイズが合わなかったときも安心です(詳しくは各商品ページをご確認ください)。
ぜひ上履き選びのご参考にしてくださいね。それでは、人気1位から。
【人気1位】ムーンスター「キャロット」CR ST11)
キャロット
- カラー:レッド、ネイビー、オレンジ、グリーン、ピンク、サックス、ホワイト
- サイズ:14.0〜25.0cm (オレンジ、グリーンは14.0〜21.0cm)
- 靴幅:2E
- 素材:綿布
- ソール:ラバー
白を含む全7色展開。上履きの定番ムーンスター(旧・月星化成)の一本ゴムバンドタイプ上履き。
つま先にゆとりを持たせた形状で、足の指を圧迫せずにのびのび動かせます。また、かかとのカウンターボックスが、子どもの柔らかくゆがみやすい足を箱型構造でしっかり支えてくれます。
サイズは、14cm、14.5cm、15cm、15.5cm……と最大の25cmまで、ハーフサイズ(0.5cm単位)で揃っているため、子どもから大人までピッタリサイズの上履きが選べます。また、インソール部分が外せるので、中敷だけを洗濯することが可能。気軽るに清潔にできるのは良いですね。
価格は、およそ2,000円と格安ではありませんが、値ごろ感はあります。
【人気2位】アキレス「カラーバレー」
カラーバレー
- サイズ:15.0〜28.0cm
- カラー:イエロー、グリーン、エンジ、ネイビー、サックス、ピンク
- 靴幅:2E
- メイン素材:綿
- ソール素材または裏地:PVC
ザ・定番! といえる上履きです。特筆すべき特徴はないのですが、「丸洗いOK」「アッパー部分の通気性」「防菌防臭」の基本性能は備えています。また、画像は色付きですが、真っ白のニューバレーという名称も上履きもあります。
価格は安い! Amazonでは色やサイズによって微妙に価格が違う(変動する)のですが、おおむね1,000円前後です。安ければ900円台で購入できます(送料無料、返品無料)。洗い替えなどの予備に買っておくのも良いかもしれませんね。
【人気3位】ムーンスター「ビニールバレー」
ビニールバレー
- サイズ:14.0〜27.0cm
- カラー:白
- 靴幅:2E
- アッパー:ビニール(PVC合皮)
- ソール:PVC
こちらも、ザ・定番!
特徴はビニール素材。つまり、通気性は犠牲になりますが、汚れは付きにくくなります。ただ、Amazonのレビューを見る限り、蒸れはそれほど気にならないようです。
とはいえ、日常用としては通気性は欲しいところなので、汚れやすい遊びをする際など予備として使い分けするのが良いかもしれません。
【人気4位】イフミー「スクールシューズ」(SC-0003)
イフミー
- カラー:ブルー、ピンク、ホワイト
- サイズ:15.0〜24.0cm
- 靴幅:3E
- メイン素材:ナイロン
- ソール素材または裏地:合成底
- ソール:ラバー
特徴は、通気性の良さ。上面がメッシュになっているだけでなく、ソールとインソールにも穴が空いていて、足のムレを防ぐ設計になっています。洗い替え用に、交換用の中敷も1組付いています。
また、先に書いた、かかとにつける引っ張り用のループ。これも初めから付いています。これは便利! さらに、ベルト部分(甲ストラップ)が調整できるので、足が甲高でも安心です。
白を含む全3色展開。全サイズ・ハーフサイズ(0.5cm単位)ラインナップです。カラバリが少ないのが残念ですが、機能面では抜群!
【人気5位】ムーンスター「バイオテフ」
新日本教育シューズ
- カラー:白、青、エンジ、緑、黄色、ライトブルー、ピンク
- サイズ:14.0cm~20.5cm(ピンクは25.0cmまで、白は13.0cmと13.5cmあり)
- 素材:キャンバス
- ソール:ゴム
一日中履いた時の足ムレ感を抑えるために甲全面にダブルラッセルメッシュ使用した、センターゴアタイプです。汚れがつきにくく、落としやすい「テフロン」加工の甲材で靴を清潔に保ちます。また、衝撃を吸収し歩行時の負担を軽減する独自素材「アブソレン」を踵に搭載しています。
【人気6位】イフミー「息するソール スリッポンタイプ SC-0002」
先にご紹介した4位のスリッポンタイプです。
【人気7位】新日本教育シューズ「教育パワーシューズ」
新日本教育シューズ
- カラー:白、青、エンジ、緑、黄色、ライトブルー、ピンク
- サイズ:14.0cm~20.5cm(ピンクは25.0cmまで、白は13.0cmと13.5cmあり)
- 素材:キャンバス
- ソール:ゴム
つま先部分がゆったりとしていて外反母趾の方にもはきやすいと、大人にも人気の上履きです。
マジックデープ仕様だったり、かかとに衝撃吸収材が付いていたり、とにかく履きやすさにこだわっています。幼いお子さんが履く場合、マジックテープが使えるかどうかがポイントかと思います。
サイズは14センチ(白は13センチ)からのラインナップで、大人用に最大29センチまであります。先生も愛用できますね。価格は2,000円前後と、ちょっと高めです。
【人気8位】日進ゴム「教育シューズ バレーDX」
日進ゴム
- カラー:白、ライトブルー、ブルー、ピンク、レッド
- サイズ:14.0cm~29cm
- メイン素材:綿
- ソール素材または裏地: ゴム
(財)日本学校体育研究連合会推薦商品。優れた機能性と快適な履き心地、健康推進を追及した上履、体育館シューズです。
【人気9位】アキレス「瞬足@SCHOOL (アットスクール) 」
日進ゴム
- カラー:ホワイト
- サイズ:14.0cm~26.0cm
- メイン素材: 合成繊維, 合皮
- ソール素材または裏地: ゴム
「速く走れる」と子ども達の間でも人気のスニーカー、瞬足シリーズの上履き版です。
かかとホールド設計、屈曲性、衝撃吸収性など動きをサポートする機能が備わっており、さらに足の蒸れを軽減する工夫もなされているので、足が汗っかきなお子さんも安心です。
【人気10位】MoonStar「はだしっこ」
ムーンスター
- サイズ:14.0〜21.0cm
- ウィズ:2E
- カラー:ピンク、サックス、イエロー、ホワイト
- 素材:ポリエステル(ダブルラッセル)
- ソール:TPE
1位でご紹介した、ムーンスター製の別商品。これはその名の通り、裸足を意識して作られた上履きです。まず、表面の素材が通気性のあるメッシュ(ダブルラッセル素材)になっています。また、中敷がハナオグリップという突起が加工されていて、突起を親指とひとさし指の間ではさむようになっています。そうすることで。足指の動きを促し、土踏まずの成長を助けるのだそうです。
あとデザイン的には、つま先のゴム部分だけでなく、裏面からかかとにかけて色付がついていて、見た目が可愛いです。
価格は1,000円台後半。1位のキャロットと同価格帯ですね。
上履きデコ! 布専用のペンやボンドがありますよ
息子の保育園の年中・年長さんの上履きを見てみると、デコレーションしている子が結構います。多くは上履きに絵を描いてカスタマイズしているようです。
こういうのを見ると、ママやパパが一生懸命描いたのかなぁと想いが伝わってきますね。「これ、かわいいね!」と声をかけると、「うん、ママが描いてくれたの」と言ってくれます。子供も、絵が目印になって自分の上履きだとわかりやすいし、上履き自体に愛着が湧いているようです。
年長さんで、自分でヒーロー物の絵を描いている男の子もいました。なかなか上手でかっこよかったです!
さて、上履きのデコレーションですが、ペンで絵を描いたり、フェルトや布をボンドで貼ったりする方法があります。
油性のマジックだとにじみやすいし、水性だと洗えない。上履きに絵を描くなら、布用のペンを使うと良さそうです。描いた後にアイロンがけをすると、洗濯やクリーニングもできると商品説明欄に書かれています。また、レビュー欄には実際に上履きにも描いたというコメントもありました。
上靴だけでなく洋服も含めて「名前書き用のペン」として買っても良さそうですね。にじみにくく、洗っても消えにくいので。
また、布やフェルトを貼る場合は、布専用のボンドを使うと良いでしょう。こちらも洗濯、ドライクリーニング対応と商品説明欄に書かれています。
ボタンやビーズなど、誤飲・怪我の可能性があるデコはやめておきましょう
上履きのデコは、他にもボタンをつけたり、ビーズの飾り付ける方法もあります。
でも、これは保育園や幼稚園ではやめておきましょう。もし取れてしまった際、、幼い子が飲み込んだり、踏んづけて怪我をする可能性があるからです。
デコる際は、事前に先生にどこまでやっていいのかを相談しておくと安心ですね。共同生活なので、安心・安全が最優先です。
上履き、上靴、ズックなど、地域によって呼び方が違う!
最後に小ネタ。
僕は、保育園で「4月から上履きを用意してくださいね」と先生に言われたので、この記事では「上履き」という表記にしました。しかし、僕が子供の頃は「上靴(うわぐつ)」と呼んでいました。
上履きという呼び方になんだか違和感があるなぁ……と思っていたら、どうやら地域によって呼び方が違うのだそうです。
- 日本の大半は「上履き」
- 近畿、北九州、四国北部、北海道は「上靴」
- 東北と福井県は「ズック」
- なぜか和歌山だけ「バレーシューズ」
僕は大阪出身なので、上靴派だったんですね。しかし和歌山は一体なぜ!? 皆さんは何派ですか?
地図完成です~!お一人ずつ返信できなくてすみませんがみなさま本当にありがとうございました!色々間違っている部分もあるかと思いますがひとまずこんな感じです。話のネタにでもしていただければ!
どうもありがとうございました! pic.twitter.com/n2P9bga1Uf— 中村ゆきひろ@別チャン3月号読切 (@Nmurayukihiro) 2014年8月27日
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