「不妊の原因は男性にもある」というのは、今や知られた常識です。
科学が発達する以前は、子供が授からないのは女性のせいだとして離婚させられるもこともありました。現代の日本においては、不妊が離婚事由にはなりませんし、そもそも、まずは病院を受診しますよね。
でも、僕は不妊治療について、かなり及び腰でした。
幸いひとりの子供を授かりましたが、妊娠に至りるまでは月日がかかったのです。毎回、生理やがってくるたびに落胆する嫁さんから、「妊娠しにくいのかどうか、調べるだけでも一緒に病院へ行こう」と、たびたび誘われました。
理屈はわかっているんです。もし妊娠しにくい身体であるならば、少しでも早く不妊治療の対策を取った方が良い、と。
でも僕は、「もし不妊の原因が自分にあったら……」「俺が種無しだったら……」と思うと、怖くて一歩が踏み出せなかったのです。もし嫁さんに不妊の原因があるのであれば、「ふたりで楽しくやっていけるよ!」と言えるのですが、逆であったら、どう納得してもらっていいのかわかりません。
まぁ要は、ビビっていた訳です……。
スマホで精子が元気がどうか調べられるキットが5,400円で発売!
あの時に、これがあれば!
株式会社リクルートライフスタイルが、スマートフォンで自分の精子の濃度と運動率が簡単に測れるサービス「Seem(シーム)」をはじめました。
精子を採取するための道具と顕微鏡レンズがセットになったキットを購入し、無料のスマートフォンアプリ(*1)を使って精子のようすを調べることができます。
自分ひとりで! 自宅で!
2016年4月末より、東京都内・近郊の一部クリニック、薬局にて期間限定でテスト販売がはじまり、初回の販売価格は1セット5,400円(税込)とのことです。
*1. スマートフォン用アプリは、現在iPhone用のみの提供で、Androidは非対応。
iPhoneで精子の濃度と運動率が測れる「Seem(シーム)」
【キットに含まれるもの】
- スマートフォン顕微鏡レンズ
- 精液採取用カップ
- 採取棒
※ ご利用には『Seem』専用 iPhoneアプリ(無料)が必要になります
【セルフチェックの手順】
- 射精一回分の精液をすべて、採取用カップに入れます。液化するまで15分待ちます。
- 採取棒を使って、スマートフォン顕微鏡レンズの上に精液を1滴のせます。
- レンズをiPhoneにセットし、専用アプリ『Seem』で動画を撮影します。
- 動画がプログラムで自動解析され、精子の濃度と運動率が表示されます。
*参照元:リクルートライフスタイル:プレスリリース、毎日新聞:医療プレミア
セルフチェックで気になれば、きちんと病院へ
Seemは、あくまでもセルフチェック。結果をみて不安を感じるようであれば、不妊治療を専門に行っているクリニックなどを受診してください。
僕はビビって行けなかった場所ですが……。