第一子の出産、いわゆる初産の平均年齢が上昇しています。
2000年頃までは20代中盤だったのが、2015年には30代で最初の出産を迎えています。
わが家の子どもは現在1歳で、奥さんが37歳で出産しました。たしかに通っていた産婦人科には30代の女性が多かったですし、いま通っている保育園でも、20代よりも、30代〜40代の保護者が多いような印象です。
今や20代で結婚・出産を迎えると、「おぉ〜早いね! おめでとう」と、若さへの驚きとともに祝福されるのではないでしょうか。
でも、晩婚化・高齢出産化時代だからといって、ゆっくりと構えておくと後で後悔することになる恐れがあります。
男性不妊、原因は加齢だけじゃない! 手術で治療できる場合もあり
埼玉県では、健康長寿課・母子保健担当が、不妊に関する正しい知識をわかりやすくまとめた冊子「願うときに「こうのとり」は来ますか?」を作成し、無料配布をはじめました。
これ、漫画ですので、すごく読みやすくなっています。
ウェブサイトより無料でダウンロードもできるので、埼玉県以外の方も読むことができるので、ぜひ読んで欲しいです。
このマンガによると、「男性の精子は加齢により衰える」「精子の濃度が薄く手術で治る場合もある」といった具合に、不妊の原因は男性にもあるということがわかりやすく書かれています。
私ごとですが、僕は自分自身の不妊検査は断固拒否していました。なぜなら「種無し」とジャッジされるのが怖かったからです。幸い、1年数か月の妊活で妊娠が発覚しましたが、今にして思えば、検査や治療が遅くなればなるほど妊娠しにくくなるので、「なんと自己中心的な考えを持っていたんだろ」と思います。
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Q7. 男性の加齢は、不妊に影響があるの?
A. もちろんあります。最近の研究では35歳を過ぎると、子供を授かる割合が下がってくると言われています。別の研究では、30歳代と比べて50歳代は、精液量が3〜22%、精子運動量が3〜37%、精子正常形態率も4〜18%低下すると言われています。
Q8. 男性は加齢だけが、不妊の原因?
A. 射精して精液があっても、検査をしたら精子が少ない「乏精子症」、精子がまったくない「無精子症」ということもあります。その場合、精子の通り道(性管)がふさがっている場合があるので、カットをしてつなぎ直す治療をすることもあります。
Q10. 結婚したた子供が欲しい、そのために気を付けることは?
A. 精子は熱に弱い。長時間の膝上のノートパソコン使用には注意が必要。
10項目のQ&A形式によるマンガです。上記はその一部を引用・紹介しました。簡単に読めますので、気になる方はぜひダウンロードしてみてください。
■関連リンク
→ 不妊に関する正しい知識を手軽に得られる冊子『願うときに「こうのとり」は来ますか?』を作成しました!:埼玉県
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