怖すぎる! 「抱っこ紐で赤ちゃんを抱えていたら、背後からバックルを外された」と、ツイッターに投稿された目撃談が話題になっています。
ことの発端は、ある女性がバス車中で目撃した、悪質なイタズラの報告ツイートです。
抱っこ紐で赤ちゃんを抱いて、畳んだベビーカーを持っていたママに起きた、むごい出来事。悪意に満ちたイタズラの主は、50代とみられる女性です。
その人見るなり明らかに怪訝そうな顔してその人の後ろにやや詰め気味に立ったの。まだスペース余裕あるのに。
で、バスが終点に着いて乗客の降車が始まったザワザワしてるタイミングで、突然そのオバサンが赤ちゃん抱いてる抱っこ紐の背中のバックル外したの。→— くらげ@愚痴垢 (@bNQe12vLwuq6ls4) September 17, 2019
思わずそのお母さんに 私がベビーカー支えておくんでバックル付けてあげてください!って言ったけど、私にも申し訳なさそうに すみません…って言ってて。
なんでこの人が謝らなきゃいけないんだろうって思ったら、いても立ってもいられなくてオバサンに文句言おうとしたけどその時にはもう居なかった— くらげ@愚痴垢 (@bNQe12vLwuq6ls4) September 17, 2019
とりあえずバスの運転手さんに起きた事を報告した。
そのお母さんは最後まで私が迷惑かけちゃってたかもしれないので…って言ってたけど、赤ちゃん無事で良かったですって言ったら泣いてたよ?
なんかもうイライラとモヤモヤが混在して脳内が落ち着かない。— くらげ@愚痴垢 (@bNQe12vLwuq6ls4) September 17, 2019
赤ちゃんを落とそうとしたり、ママを必死にさせたりして、その50代女性は笑っていたのです。
目撃したくらげさんは、バスの運転手さんには報告したとのこと。バスは神奈川県の市営バスだそうです。
エルゴベビーを外されたことがある、など似た体験談も
この恐ろしい「抱っこ紐のバックル外し」に対して、怒りの声や、同様の体験談などが、多く寄せられました。
医療者からこれだけは言わせてくれ、抱っこ紐からの落下で、赤ちゃんは本当に死んじゃいます。たった1mの高さで死ぬんです。救急外来で絶望するご両親を見ているだけに許せない。@harusukemog
酷いね、確信犯だわ、そのオバサン💢 他でもやってそうでこわい。 @chizumomo
前にもバックル外しおばさんの話見かけた気がします😱 同じ奴かも……。赤ちゃんが無事で良かった😢 @guchiakaguch
わたしもエルゴ外されたことがあって、その時は全く現在の抱っこ紐に対して知識の無いただただ人の良いお節介おばちゃんだったのですが・・・。それでもとんでもない恐怖でした。 @neco_n_e_c_o
日テレ「スッキリ」でも特集 迷惑行為 抱っこ紐外しに不安の声
バス車内での目撃情報のツイートから3日後、日本テレビの朝の番組「スッキリ」でも、この件に関しての特集が行われていました。
このバスでの出来事に加え、他の方のエピソードや、被害に遭いそうになった方への取材が行われていました。
カチッって音がしたら、娘が落ちてきてあわてた。知らない女の人に抱っこ紐のバックルを外されてた。
生後6か月の娘を連れてデパートを訪れたとき、くだりのエスカレーターで後ろの人が身を乗り出してきて、背中のバックルを触られた。震えがきて、すごくパニックになってしまった。
後ろにいたのは50代くらいの男性で、割と小ぎれいな感じの、どこにでもいそうな人。無表情で去っていった。
迷惑行為ではなく、傷害罪、もしくは暴行罪
番組に出演していたコラムニストの犬山紙子さんは、「迷惑行為じゃなくて、これは殺人行為」とコメント。さらに弁護士の菊地幸夫さんは、「赤ちゃんが落下して怪我をすれば傷害罪。落ちずに済んでも暴行罪に該当する恐れがある」と言います。
明らかに迷惑行為やイタズラで済まされる問題ではなく、犯罪として扱われるべきでしょう。
抱っこ紐からの転落で、頭蓋骨骨折・急性硬膜下血腫の事故事例も
抱っこ紐からの転落と言っても、ママ・パパの胸元からだとせいぜい1メートルほど。命に関わる高さではありませんが、乳幼児の場合、重大な事故につながる可能性があります。
なぜなら、月齢が低い赤ちゃんは、頭部が重いので頭から落下するためです。さらに、自分で防御するすべを知らないので、そのまま頭部が地面や床に叩きつけられるのです。
消費者庁も「抱っこ紐からの転落事故」については、再三注意喚起を行っています。
バックル外しの悪質行為ではありませんが、母親・父親がかがんだときや、抱っこからおんぶに変えようとしたときに、誤って落下させてしまうことがあるのです。
0歳児の抱っこ紐からの落下事故事例は相次いでいて、急性硬膜下血腫、頭蓋骨骨折などの重症事例が多数消費者庁や日本小児学会のホームページに掲載されています。
抱っこ紐のバックル外し、被害に遭わない対策
先の「スッキリ」では、リュックを背負う、上着を羽織る、何もなくても後ろを振り返るなど、いくつかの対策が紹介されていました。
また、Twitterでも、様々な議論や意見が交わされています。
抱っこ紐エルゴの落下予防のこれ毎回つけてる、あと安全用ゴムループ!
壁に背中つけて電車に乗ろう。子育てを本当に大変にしてるのって、周りだよね。公園で遊んでうるさい、園作るな、泣かせるな!みんな通った道なのに理不尽だ#抱っこ紐の金具を外し殺人未遂をする変質者ババア #抱っこ紐外し pic.twitter.com/xjn2XAKzws
— ゆうか🍑4m®🎂4.27 (@yu_000027_) September 20, 2019
妖怪バックルはずしババアが賑わってますが、わたしのおすすめバックル無し抱っこ紐は断然フェリシモ。
幅広肩紐だから長時間着けても肩崩壊しないし、装着もかぶるだけ!
何より裏地のネコちゃんがかわいいのだ。ネコちゃんかわいいよ、ネコちゃん#抱っこ紐外し #育児便利グッズ pic.twitter.com/Xt1OSW65qO
— はぁどっこい@40w5d→5m🐰 (@goegoecue) September 20, 2019
妖怪バックル外しに戦々恐々とする全てのママへ伝えたいのですが、stokkeの抱っこ紐は安心です。腰バックル(2個)は赤ちゃんのお尻の下にあり布で隠れるようになってるので他人に外されるのはほぼ不可能。背中はバックルがなく背中全体で支えるY字なので、姿勢が保たれ肩も死にません。 #バックル外し pic.twitter.com/dKGYVix0PY
— いちはる_1y6m♀&30w♂ (@ichiharu_ful) September 18, 2019
背中にバックルがないタイプの抱っこ紐もあるので、これから買う方は、そうしたモデルを選ぶのも良さそうです。
とにかく、こんな悪質行為が起き得るなんて、僕は全く想像していませんでした。育児中の方、外出する際はくれぐれもご用心ください。
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