毎年、秋が近づくとそわそわする……
大阪府岸和田市出身の僕にとって、9月の「岸和田だんじり祭」は特別なお祭りです。子どもの頃から慣れ親しみ、33歳まで参加していたため、年中行事として身体に染みついているからです。地元・大道町を離れ、上京してから20年という年月が経ちましたが、今もやっぱり気になってしまいます。
ということで、今年も春木地区の大道町に密着した動画を制作し、YouTube「パパやるチャンネル」にて3本公開しました!
昨年に引き続き、今年も「ひとつの町」にとことん特化した、ドキュメンタリースタイルの動画となっています。
一般的にYouTubeで人気を集めるだんじり動画といえば、カンカン場やラパーク前での迫力ある「やりまわし」や、刺激的な事故シーンの切り抜きなどが主流です。
しかし、僕が伝えたいのはそこではありません。
大工方、鳴物、前梃子、後ろ梃子、曳き手、安全を守る周囲の人たち。全員がそれぞれの持ち場と役割を果たし、息を合わせて一台のだんじりを走らせる「町のみんなでだんじりを曳く姿」こそが、祭の本来の魅力であり、僕が伝えたい躍動感だからです。
パパやるチャンネルでは、沿道で見ているだけではわからない人の配置やだんじりの仕組み、重さ4トンもあるだんじりを曳行する裏側にある人々の表情や熱気まで、できる限り捉えました。
令和8年度 岸和田だんじり祭(春木地区・大道町)密着動画3本
では、今回公開した3本の動画を紹介します。すべて4K高画質で撮影・編集しており、現地の空気感をそのまま体感していただけます。
1. 【曳き出し】祭りの幕開けと疾走感
静まり返った早朝の町から、一気に熱気が爆発する「曳き出し」。
曳き出しとは、祭初日の朝一番(午前6時)に、各町が一斉にだんじりを曳き始めることです。これまでの準備や練習、そして2回の試験曳きを経て、いよいよ本番。気合いと緊張が入り混じる瞬間です。
この動画では、大道町がだんじり小屋を出発し、帰町するまでを追いました。 途中、「高松診療所」と「うざぎや」にて、他町のやりまわしも少しご紹介しています。 春木地区のだんじり、ぜひご覧ください!
2. 【パレード】華やかな熱狂と集大成
南海本線「春木駅」すぐのラパーク前で各町のだんじりが次々と披露されるイベント、パレード。
この動画では、春木駅前とラパーク前でのやりまわし、そしてパレードの様子を撮影しました。その後、春木地区の各所を巡りながら、自町のだんじり小屋へ戻るまでを追っています。パレードで胴上げされているのは、青年団団長の楠敦裕さんです!
3. 【宮入り】小屋出発から宮入り、そして帰町までを完全追跡
だんじり小屋を出発するところから、弥栄神社への宮入りを経て、無事に町へ帰ってくるまでを徹底密着したドキュメンタリーです。
沿道で見ているだけではなかなかわからない、だんじりの動きや人の配置、それぞれの役割も感じてもらえると思います。 途中では、春木地区でだんじりを見る際の見物スポットや、だんじりがどのような仕組みで方向を変えるのかなどについても、少し紹介しています。
華やかな場面だけではなく、その裏側にある人の動きや声、町の空気まで含めて、岸和田だんじり祭を楽しんでもらえればうれしいです。
「だんじり祭って、どんな祭なの? 見どころや魅力は?」
を知りたい方には、特におすすめです!
東京から地元・大道町へ。映像を通じた恩返し
少し、自分の話を……。
僕は2006年まで大道町で祭に参加し、最後は後ろ梃子の「梃子尻」を担当していました。
東京へ引っ越して20年になりますが、いつ帰ってきても変わらず温かく迎えてくれる大道町の皆さんには、いつも感謝しています。かつて一緒に切磋琢磨した同世代や先輩・後輩だけでなく、10代〜20代の青年団の皆さんや、30代の拾伍人組の皆さんからも、声をかけていただき嬉しい限りです。
先にも書きましたが、YouTubeやSNSでは「やりまわし〇〇連発」「〇〇町事故」など、激しさや危険を切り取った動画が人気です。
でも、僕自身、岸和田から離れてだんじり祭について考えたとき、「だんじりの魅力は、激しさや危機一髪じゃないな。それよりも、ひとつの町が一致団結してだんじりを動かして祭をつくりあげていく。そんな姿を伝えることが大切なのではないか」と考えるようになりました。
元町民であり、現在はフリーランスクリエイターとして映像等をつくる僕なりの、お世話になった地元への恩返しだと思っています。
大道町の皆さんはもちろん、春木地区や岸和田だんじり祭ファンの方、そして「だんじりのリアルな裏側や情緒を感じたい」という方に、ぜひ届いてほしい動画です。
ぜひ大画面・高音質で、町の息遣いまで感じながらお楽しみください!
大道町の写真も撮影しました
動画だけでなく、写真も撮影しました。
日中と夜間曳行、大道町の様子をご紹介します。






















