子どもが3歳になったら、ぜひ「折り紙」を始めましょう。
折り紙は、300年以上前から日本で親しまれている日本の伝統文化。これは知育道具としても、最高なのです。
もちろん最初は何も作れません。ただ破ったり、ぐちゃぐちゃに丸めたりするだけでしょう。でも、身体と脳の発達にともない、家でママやパパと一緒に折ったり、保育園で保育士さんに習ったりしているうちに、ぐんぐんできるようになります。
そして、わが家の息子は、ただいま4歳半。
一人で何か作っているな……と思っていたら、折り紙ですごいものを作っていました。
今回は、「4歳半の息子の作品」と「3歳からおりがみがオススメの理由」をお伝えします。
4歳、折り紙でネクタイ
作ったのは、これです。
なんとネクタイ!
ちゃんとノット(結び目)まである。リアル!!
僕はフリーランスで、ライターなど物書きを主な仕事としています。自宅で仕事をするときも、外で打ち合わせや取材を行う際も、いつもカジュアルな服装です。
日頃、ネクタイは使っていません。
息子の前でネクタイをしめたのは、葬儀に出席したときくらいでしょうか。
ちなみに、裏側はこうなっています。息子が勝手に考えて作りました。
折り紙でネクタイを作りたい方は、これを参考にしてみてください。笑
息子はなぜ、ネクタイを知っていたのか?
パパ「なんでネクタイを知ってるの?」
息子「Hちゃんのパパがやってたの」
Hちゃんとは、保育園のお友達です。そのパパを真似て自分で作ったのです。息子は「かっこいい!」と思ったのでしょうね。お手製のネクタイを身につけた息子は、とても誇らしげでした。
折り紙でつくったネクタイを、ママにもプレゼント(パパにはありませんでした)。
夜、眠るときもママとネクタイをしめたまま、ベッドに入りました。
翌朝、ネクタイをしめて朝食を食べる4歳の息子。ビジネスマンみたいです!
折り紙を始める、最適な年齢は3歳
折り紙に関わらず、知育玩具はそれぞれに最適な年齢があります。
早ければ早い方が良い、という訳ではありません。身体と脳の発達に合わせて取り組むことで、より効果的に活用できるのです。
折り紙に関して言えば、最適なタイミングは3歳です。
手先が器用になる頃だからです。
3歳から5歳の脳、運動能力と巧緻動作が成長
人間の脳は、生まれた瞬間から12歳頃にかけてダイナミックに成長します。
運動能力、語学力、コミュニケーション能力など、それらを司る様々な部位が、月齢・年齢応じて段階的に成長するのです。
3歳から、特に伸びてくるのが「運動能力」と「巧緻(こうち)動作」です。
運動能力が伸びることで、バランス感覚が養われ、ジャンプやケンケンをしたり、平均台の上を歩いたりできるようになります。子どもに人気のペダルなしバイク、ストライダーに乗れるようになるのもこの頃です。
巧緻動作とは、細かな動作です。この能力が発達すると、シャツのボタンを自分でとめたり、お皿を持ってスプーンで料理をすくったり、シールを台紙からはがしたりできるようになります。
折り紙は、両手と指先を上手く使えないとできませんよね。
指先が器用になり始めるこの頃が、折り紙を始めるベストタイミングなのです。もちろん、最初は何も作れないので、ママやパパがサポートしながら親子で取り組んでくださいね。簡単な5回で完成の折り紙がおすすめです。
5〜6歳になると、立体的なものが作れるようになる
3歳から手先が器用になるとはいえ、まだ物を立体的にとらえるのは苦手です。
5〜6歳になると、三次元で物をとらえる空間認識力が成長します。これにより、折り紙やブロックで、奥行きのあるものが作れるようになります。また、お絵かきの際も、より空間を意識した絵が描けるようになるのです。
空間認識力がアップすると、サッカーやボール投げなども上手になります。空間を意識して、角度や強さが調整できるようになるのです。
脳の成長には、もちろん個人差があります。3歳は、あくまで目安です。子どもの成長をみながら、適切に知育玩具を与えたり、遊び方を変えたりすると、本人も楽しみながら学ぶことができるでしょう。
3歳の誕生日プレゼントにハサミ
最後に余談。
わが家の息子の3歳の誕生日は、ハサミをプレゼントしました。ちょっと早いかな……とも思いましたが、3歳のうちに器用に使いこなせるようになりました。
今では、折り紙を丸く切り抜くこともできます。
おりがみは折るだけでなく、切って、画用紙に貼って遊ぶこともあります。切り絵ですね。
スマホやテレビキャラのおもちゃは子どもに喜ばれますが、おりがみのような昔ながらもものも良いですよ。手先が器用になるし、創造力も磨かれます。親は教えるのが大変ですが、ぜひ子育てに取り入れてみてください。
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