「息子とサシで飲みに行く」
「親父と飲み交わす」
世のお父さん達、我が子とふたりきりで飲みに行くというのは、いつか思い描く光景ではないでしょうか。
昨夜、2022年5月28日、僕は小学2年生の息子(8歳)と、赤提灯が灯る焼き鳥屋さんへ飲みに行ってきました。息子は未成年ですので、もちろんソフトドリンクです。
きっかけは、2年以上続いているコロナ禍が落ち着いてきたこと。感染防止の様々な規制が緩和される中、妻がママ会へお出かけしたので、残された僕は「よし、お父さんとふたりで美味しいものを食べに行こう!」と息子を誘い出しました。
結果、最高に幸せな時間に……。
これ、めちゃくちゃ良いですよ! そんな「親子サシ飲み」の様子をお伝えします。
父と子、ふたりで焼き鳥屋さんへ
選んだお店は、店先に赤提灯が灯る『やきとり基久屋』さん。
僕も、息子も、初めてのお店です。
ふたりで暖簾をくぐって店内へ。
お店は6人ほどが座れるカウンター席と、座席がふたつありました。
そんなやりとりをしながら、息子はちょっと緊張気味に他のお客さんに隣接するカウンター席に、そっと着席。
手渡された袋に入った温かいおしぼりを手にし、「これどうやって使うの?」とパパに質問。そっか、ファミレスにはこういうの無いもんね。
手を拭きながら、息子はジンジャーエール、そして僕は生中(大)を注文し、乾杯〜!!
ネタケースを見て、食べたい串を注文
カウンター席の目の前には、ネタケース(ガラス張りの冷蔵庫)があり、そこには仕込んだ串がズラッと並んでいます。
ふたりで相談しながら、せせり、つくね、ねぎま、トマトベーコン巻などを注文しました。
注文を受けた大将は、炭火でじっくりと焼き上げます。息子はカウンターの向こうにチラッと見える様子を見ていました。
息子は、焼き鳥をほおばりながら、思わずそんな声をこぼしていました。
トマトベーコン巻は、中から出てきたトマトの果実に「熱っ!」と驚きましたが、冷まさずにハフハフしながら少しずつ食べていました。
おいおい、すでにめちゃくちゃ幸せな感じじゃないか。でも、幸せはまだ序章だったのです……。
サシ飲みでの親子の会話
ファミレスやファストフードでは、注文した料理がドンと出てきて、それを食べたら終わりです。でも、焼き鳥屋さんは、食べたい物を少しずつ追加注文します。しかも、出てくるまでちょっと時間もかかります。
だからこそ、会話も弾むのです。
今回、僕は息子の聞き役に徹しました。いろいろなお話をしてくれましたよ。
先生が怒ると怖い
先生って、怒ったらめっちゃ怖いじゃん? ふざけてないのに、怒られることがあるんだよ。僕は「してません」と言ったんだけど、先生から「それは言い訳だよ」と言われた。
*息子が悪かったのだとは思いますが……
ドッジボールのこと
今度、他の小学校とのドッチボール大会があるんだよね。昔は、僕の〇〇小学校は弱かったかもしれないけど、今は強いよ。学年関係なく強い子がいる、1年生にも。△△小学校は絶対に勝てる!
ママは、最近あのことで怒らなくなった
ママはよく怒るけど、最近は「メリハリをつけろ」とはあまり言わなくなった。
パパは何歳まで生きられるの?
もし、パパが早く死んだら、僕が大人なったとき、(僕の子どもに)おじいちゃんが居なくなる。だから、1万5000歳まで生きて欲しい。
やきとり基久屋(世田谷区池尻)
家にいるときはゲームをしたりYouTubeを見たがったりする息子ですが、ふたりで飲みに行くって良いですね。ずっとお喋りできました。「いい飲み仲間ができた」そんな気分です。
やきとり基久屋さんでの滞在時間は、1時間6分。
それぞれ2杯ずつのんで、焼き鳥は10本、そして〆の「そぼろ丼」も堪能し、お会計は6,600円ほどでした。めちゃくちゃ大満足!
息子は最後に……
お店のお母さんからは、「お父さんが良いっていうなら、毎日来てくれてもいいよ。ありがとうね」と。
息子は味に大満足しただけでなく、ネタケースから食べたい串を選ぶのと、仕込んだ分が無くなると売り切れになるのも面白そうでした。良いお店です。また来ますね〜。ごちそうさまでした!
やきとり基久屋
- 住所:東京都世田谷区池尻2-20-8
- 電話番号:03-3410-5929
- 営業時間:18時から
- 定休日:水曜日
営業日時は変更になる可能性はあると思いますので、行かれる際はお店にご確認ください。常連さんの中には、電話で空席を確認してから来る人もいらっしゃるようです。