しこりができたので泌尿器科へ行ってきました

「キンタマにしこり! ガンかもしれない……」

僕はネットで検索しました。

可能性として出てくるのは、「精巣がん」と「精索静脈瘤」です。いずれも手術が必要で、精巣がんに至っては死もチラついてきます。

わが家の息子は(子どもの方ね)、まだ4歳。こんな道半ばで家族を残して旅立つわけには行きません。

今回は、男性の下半身。
僕の睾丸(陰のう)にできた「しこり」についてお話しします。

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睾丸(陰のう)にできた、大きさ1〜2cmほどのしこり

僕にできたしこりは、右側の睾丸の上あたりです。正確に言うと、足の付け根と睾丸のあいだで、陰のう内です。

実はこのしこり、1年ほど前から「あずき豆ほどの大きさのコリコリとしたもの」があるのに気づいていました。でも、痛みも腫れもないし、下半身を病院で診てもらうのは恥ずかしいので、「そのうち消えるだろう」と自然治癒を期待して放置していたのです。

しかし、その後しこりが少し大きくなってきました。

2倍くらいかな。
大きさにして2cmほどです。

そんな折、4歳の息子が冗談で僕のキンタマを思いっきり握ったのです。僕は「痛てぇ!」と激痛を感じ、うずくまるほどでした。

それから、あの「しこり」は、形を変えてしまったのです。豆のようなはっきりとした形があったのですが、柔らかいグミのような感じになりました。

僕は、「もし精巣がんだったら、これでがん細胞が全身に散り、転移。もう外科手術で取り除くこともできず、根治不能に……」と、恐怖を感じました。

遂に僕は、泌尿器科のとびらをくぐったのです。

睾丸(こうがん)とは

いわゆる「タマ」の部分です。左右に1つずつ、合計2つあり、精巣(せいそう)とも言われています。役割は、精子の製造と、男性ホルモンの分泌です。

陰嚢(いんのう)とは

いわゆる「ふくろ」の部分です。2つの睾丸をひとつの袋でふんわりと包んでいます。女性はあまり知らないかと思いますが、陰のう内で睾丸は多少動かせますが、左右が入れ替わるほどは動かせません。

精巣がんとは

病院での診察についてお話しする前に、まずは僕が気がかりなふたつの病気「精巣がん」と「精索静脈瘤」について、少しご説明します。

まずは「精巣がん」について。

  • かかる割合は、10万人に1人
  • 発症しやすい年齢は、20歳代後半から30歳代
  • がんになる原因は、今のところよくわかっていない
  • 精巣が腫れたり、硬さが変化したりする
  • 痛みや発熱などがないため、かなり進行しないと気づきにくい
  • 治療の基本は摘出(患部を切除)
  • 転移している場合は、放射線治療や抗がん剤治療
  • 治療後、射精障害が起きるリスクがある

*参考 – 国立がん研究センター 精巣(睾丸)腫瘍

精索静脈瘤とは

続いて「精索静脈瘤(せいさくじょうみゃくりゅう)」について。

  • 精巣周辺の陰のう部(キンタマのまわり)に、小さなこぶができる
  • 精巣静脈の逆流によって、陰のう内の静脈(血管)が腫れ上がる
  • 左側に発生しやすい
  • 一般男性の15%に認められる
  • 男性不妊症の原因になりやすい(二人目不妊の場合は特に)
  • 根治する場合、治療は手術
  • 局所麻酔で、2cmほど切開する
  • 手術時間は1時間程度で、ほとんどの場合、翌日から仕事に復帰できる

*参考 – かんとうクリニック – 精索静脈瘤とは?
*参考 – 日本泌尿科学会 – パートナーがなかなか妊娠しない

はじめての泌尿器科、医師と看護師による検査

泌尿器科の看板

さて本題。

僕はGoogle Mapsで「泌尿器科」と検索し、近所で評価の高い病院を選んで、そこで診てもらうことにしました。大きな病院ではなく、泌尿器科のみの町の病院です。

ちなみに泌尿器科とは、「尿」を「分泌」する「器官」の科。おしっこにまつわる病気が主なのですが、男性の場合は男性生殖器全般を診てもらえます。女性の場合は泌尿器科だけでなく、婦人科や産婦人科など色々ありますね。

僕は、問診票を書きつつ、待合室で呼ばれるのを待ちました。

「北野さん、どうぞ」

医師は男性で、まずは口頭で問診。

「精巣がんが心配なんです」
お水っぽいものなのかどうか。それを調べないとわかりませんね」

 

超音波検査をしている姿

次に、実際に患部をみる診察です。「ベットに仰向けになって頂いてから、その状態でズボンを下ろしましょうか」と、先生に指示されました。当然、下着もです。

医師とはいえ、男性にアレを見られる恥ずかしさ、触られる辛さ。

「ちょっと来てください」

続いて、女性看護師さんもやってきました。

女性看護師さんは、僕の患部にたっぷりと潤滑ゼリーを塗りはじめます。ヒヤッとする感覚にドキッとしつつ、続いて医師はエコー(超音波検査)のセンサー部分でぐりぐりと患部を調べ始めました。

「もっとゼリーをつけて」
「はい」

医師と女性看護師はそんなやりとりをしながら、僕の患部を熱心に調べてくださったのです。

女性は妊娠・出産で陰部を見られる機会は何度もあるかと思いますが、男性は不慣れなので結構辛いですね。

エコー検査中、僕はできるだけ無心をこころがけました。元気になりたくて病院へ行きましたが、今は元気にならないで、と。

でも、しこり部分をぐりぐりと検査されると、ちょっと痛いんですよね。刺激はやめて。

診察結果は、精液瘤と精巣上体炎の名残

患者に説明する医師

いよいよ検査結果です。
エコーに移った「しこり」は、お水っぽいものでした。

水分ということは「癌ではない」ということです。

ホッとしました。
また、精索静脈瘤でも無いとのこと。

医師の見立てによると、「精液瘤」と「精巣上体炎の名残」だそうです。

精液瘤(せいえきりゅう)とは、副睾丸と言われる「精巣上体」に、液体が溜まった袋ができているということです。また、精巣上体炎とは、ばい菌が入って炎症を起こること。精巣上体炎自体は治っているのですが、患部が硬くなり、それが残っているのではないか、ということです。

簡単に言えば、たいして悪いものではない、ということ。また、これにより不妊の原因になることもない、とも言っていただけました。

ただ、触った時にちょっと痛みがあるようなので抗生物質で治療しましょう、ということになりました。

処方いただいた薬は「レボフロキシサン錠500mg DSEP」です。1日1錠、4日分。膀胱炎などで使うお薬とのこと。

病院へ行くのをちゅうちょしていましたが、悪い病気ではなくてよかったです。

レボフロキシサン錠500mg DSE
レボフロキシサン錠500mg「DSEP」

【追記:記事公開(病院受診)11日後】服用中しこりが消えず、「こんなもので治るのか?」と思っていました。しかし、4日間の服用を終え、10日ほど経ったころ、自分で触って確認したところ、しこりが消えて無くなっていたのです。すぐには効果がでず、後から効いてきました。治ってよかったです。

→ さらに追記。消えたと思ったのですが、後日触るとまたしこりがありました。しばらく様子をみることにします。

しこりが良性か悪性かは、検査をしないとわからない

「キンタマにしこりが……」なんて、他人は相談しづらいですよね。そんな男性のためにも、今回のことを記事として書き残すことにしました。

とにかく「しこりが水っぽいものかどうか」が肝心なようで、それはエコーで検査しないとわかりません。

恥ずかしいかとは思いますが、気になっている男性は、ぜひ泌尿器科へ足を運んでください。精巣がんであれば早期発見が重要ですし、妊娠を希望している方は不妊の原因にもなりかねません。

診てもらうのが恥ずかしくて、1年以上も自然治癒を期待していた僕が言うもの説得力がありませんが、病院へはどうぞお早めに。

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