子育てがしやすい街、次世代育成環境ランキング発表。総合トップは北九州市、函館市、東京・千代田区
Designed by Freepik

皆さんは、自分たちが暮らす街を選ぶとき、何を基準にしますか? 実家にそばであったり、通勤が楽な場所であったり、憧れの街であったり、不動産屋で見つけた理想の物件があったりなど、決め手は人それぞれかと思います。

パパやるを見てくださっている方は、「子育てのしやすさ」を重要視している方が多いのではないでしょうか。

そんな子育てのしやすさを基準にした、自治体(市町村)ランキングが発表されました。

2005年から毎年実施、出産・医療・保育など7つの項目を調査

子育てのしやすさを調べるぞ!

調査を行なったのは、男女共同参画社会(*1)形成のために市民活動を行なっているNPO法人エガリテ大手前さん。2005年度版(2006年2月発表)から毎年実施し、今年で12年目、12回目の結果発表となります。

以下、7つの項目別に調査し、順位付けを行なっています。

<調査7項目>

  1. 出産環境 – 病院や医師・助産師などの数
  2. 乳幼児保育 – 保育所の数や定員、待機児童数
  3. 児童福祉 – 子育て支援センターなど
  4. 児童養護 – 養護施設など
  5. 児童保育 – 児童館など
  6. 母子父子福祉 – シングルマザーやシングルファーザーを支える施設など
  7. 小児医療 – 夜間救急、土日祝診察など

 

<調査3分類>

また調査対象の都市は、「政令市20市」「中核市45市」「東京23区」の計88自治体で、それぞれで順位付けしています。

*1. 男女共同参画社会とは、「男女が、社会の対等な構成員として、自らの意思によって社会のあらゆる分野における活動に参画する機会が確保され、もって男女が均等に政治的、経済的、社会的及び文化的利益を享受することができ、かつ、共に責任を担うべき社会」のことを言います(男女共同参画社会基本法より)

【政令市】次世代育成環境ランキング(全20市)

画像参照元:北九州市 ホームページ

<総合ランキング>
1位 北九州市(福岡県)
2位 京都市(京都府)
3位 熊本市(熊本県)

まずは、政令市ランキングから。政令市(政令指定都市)とは、人口50万人以上の大都市のことです。

1位の北九州市は、これまで全12回(12年)の調査のうち11回で総合1位に輝いています。2010年に2位にランクダウンしましたが、それ以外はすべて1位なのです。北九州市は、特に小児医療と乳幼児保育が優れています。

また、2位の京都市は、出産環境の分野が1位、乳幼児保育の分野で2位を獲得しています。

そして3位の熊本市は、母子父子福祉の分野が1位となっています。

ちなみに4位以下は、4位岡山市、5位名古屋市、6位相模原市となっています。

【中核市】次世代育成環境ランキング(全45市)

画像参照元:函館市 ホームページ

<総合ランキング>
1位 函館市(北海道)
2位 盛岡市(岩手県)
3位 大津市(滋賀県)

次のランギングは中核市。中核市とは、人口20万人以上50万人未満の都市のことです。

1位の函館市は、母子父子福祉の分野で1位、出産環境と児童保育の分野で2位、児童福祉の分野で3位を獲得しています。

そして2位の盛岡市は、児童保育の分野で1位、小児医療の分野で5位となっています。

3位の大津市は、小児医療の分野で2位を獲得。ただ、児童福祉では5位と上位ではありますが、児童養護の分野では36位と低調です。

4位以下は、4位秋田市、5位青森市、6位和歌山市、7位鹿児島市、8位下関市、9位宮崎市、10位長野市となっています。

【東京23区】次世代育成環境ランキング

画像参照元:千代田区 ホームページ

<総合ランキング>
1位 千代田区
2位 文京区
3位 豊島区

最後は、東京23区のランキングです。

1位の千代田区は、出産環境と幼児保育の分野で1位を獲得しています。また、保育環境も5位と高めです。東京は待機児童が問題になりがちですが、千代田区は保育園に入りやすいようです。

2位の文京区は、同じく出産環境と幼児保育の分野が高く、それぞれ2位となっています。

そして3位の豊島区は、児童福祉の分野で2位、児童保育の分野で3位となっています。

4位以下は、4位新宿区、5位杉並区、6位北区、7位荒川区となっています。新宿区は、出産環境と保育環境が高水準、杉並区は小児医療の分野で1位となっています。

子育て環境への取り組みは、自治体によって違いがある

赤ちゃんが生まれ子育てが始まると、一日の生活のなかでの「子育て」に関わる時間がグンと突出します。子育てのしやすさは、夫婦や家族のゆとりとなり、そして家族の幸福へとつながって行くのではないでしょうか。

こうした調査結果は、住まい探しの手助けとなるでしょう。

ただし、NPO法人エガリテ大手前さんの調査が、必ずしも皆さんがイメージする「子育てしやすい街」とピタリと一致する訳ではありません。調査項目にはない、公園であったり、治安であったり、気候であったり、そうしたことを重視したい方もいるからです。

ひとつの参考として、ぜひご活用ください。

■関連リンク
第12回 次世代育成環境ランキング(2016年度):NPO エガリテ大手前

■パパやる関連記事
認可保育園の倍率、市区町村ではなく最寄駅で見よう。待機児童数ワーストワンは世田谷区ではなく足立区の北綾瀬駅