今の小学生はうらやましい!
僕が小学生だった頃、専門書や雑誌を読み漁ってパソコン操作やプログラミングを学びました。独学で。
でも、わが家の小学2年生の息子は、学校から一人1台iPadが支給され、授業で動画編集まで教えてもらえるのです。与えられる環境がスペシャルすぎる!!
今回は、小学校の授業で習う動画作成についてお伝えします。
小学1年生、iPadを使って写真・動画撮影
小学1年生では、朝顔を育てて、それを観察する授業がありました。
1学期に一人ひとつづつ植木鉢をもらい、そこに朝顔の種を植えます。日々水やりし、芽が出て、成長する過程を観察するのです。
実際に花が咲くのは夏休み中。自分の植木鉢を各家庭に持ち帰り、夏休みの宿題のひとつとして朝顔観察をします。
- 毎日水をあげる
- iPadで写真撮影
- 手描きで絵を書く
- 文章でレポートを書く
- 種を収穫する
小学1年生、iMovieで写真のスライドショー作成
2学期、児童達のiPadには撮りためた朝顔の写真がたくさん入っています。
それをそのままにせず、学校の授業でiMovieを使ったスライドショー作成が行われたのです。iMovieとは、iPadにプリインストールされているApple純正の動画編集アプリです。
好きな写真を何枚か選び、それを好きな順に並べていきます。
写真が切り替わる際にフェードイン・フェードアウトなどスムーズな切り替えができるトランジションの設定をしたり、写真をズームイン・ズームアウトさせたり。
さらに、冒頭には文字入れをしてタイトルまで!
朝顔の観察日記は、手描きの絵や文章だけでなく、動画制作もあるのが今の小学校なのです。
小学2年生、動画を撮影し、iMovieで高度な動画編集
小学2年生になると、学校の授業で習う動画編集がさらに高度に。
学校の授業で動画撮影・編集をおこなっているのですが、息子は授業時間内に終わらなかったので自宅に持ち帰り、宿題として編集作業に取り組んでいます。
iPadのカメラで動画撮影
小学1年生では、写真撮影が主でした。
2年生では動画撮影も行います。iPadを自分で持って撮影する場合と、iPadを固定して自撮りをする撮影です。
上記の写真では、左側が音読をしている様子を自撮り。右側は教科書を動画撮影しています。
カット編集
動画編集の基本はカット編集です。
カット編集とは、撮影した動画素材の必要な部分のみをカットして、それをつないでいくこと。iMovieを使って、それを行なっていました。
画面2分割
次は、より高度なテクニック。
同じ画面内に2つの動画を表示させています。具体的には画面を2分割し、左右で違う動画を再生。
教科書を音読し、今読んでいるページが表示させるよう工夫しています。
いつでもYouTuberになれるよね!
あぁ、すごいな。
学校から支給されたiPadは機能制限されているのでできませんが、パパ・ママの端末を借りればいつでもYouTuberになれる……かもしれない。そんなスキルが学校で身につけられるなんて、本当にいい時代がやってきたんだなと感じました。
他にも、つい先日は町探検の引率で、近隣施設へ小学生達を連れていきました。そこで、子ども達は取材をしたり、インタビューをしたりし、それをレポートにまとめてプレゼン(発表)するのです。
まるでジャーナリストですよね。
今の小学生達は、社会にでるときに使えるスキルをたくさん学んでいます。
昨今の日本は、少子化や経済低迷など暗い話題が多いですが、子ども達を見ていると将来の活躍が楽しみになります。政治的な話になりますが、やっぱり教育に予算を投じるのはとても重要なんだと、現場を垣間見て感じました。
日本の未来を明るくしてくれるかも!
最後に、記事冒頭に書いた僕の小学生だった頃の思い出について。その頃の熱い想いを、僕が運営する別のブログ「Swingin’ Thinkin’」に書いてありますので、ご興味がある方は見てやってください。
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