ウワサの保護者会「シングルファーザー奮闘!」を見て。イクメンなんて悠長なことは言ってられないぞ!

シングルファーザーって、遠い存在だと思っていました。

僕の周りにはいませんし、
これまで出会ったこともありません。

かなり数の少ない特殊な事例だと、ぼんやりとした印象をもっていました。

NHK Eテレ ウワサの保護者会「シングルファーザー奮闘!」

http://www.nhk.or.jp/hogosya/
画像参照元:www.nhk.or.jp/hogosya/

よく見ているNHK Eテレ「ウワサの保護者会」という番組があります。ファミレス仕立てのスタジオで、子育て中の親が集まって座談会をするという内容。司会は尾木ママです。

幼児というより、小・中・高校生の子どもがいる保護者がメインです。

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まだわが子が1歳という僕にとって、子育ての先輩の話は、将来の予習としてとても役に立ちます。そんなウワサの保護者会で、前回シングルファーザー特集がありました。

突然の父子家庭、妻の一周忌にやっと泣いた

番組では、2組のご家庭のようすが紹介されました。

そのうちひと組のご家庭は、病気により奥さんが他界。がん告知とともに、生きられるのはあと数ヶ月という余命宣告まで。しかし、実際はがん告知からわずか2週間で、奥さんは家族の元を去りました。

残されたお子さんは、小学生、中学生、高校生の男の子3人。

お父さんは、家事と子育てをしながら今の仕事を続けるのは無理だと会社を退職し、ふたつのパートを掛け持ち。朝5時台に起き、子ども達の弁当と朝食を準備。お弁当は、たまごやき、からあげ、やきそば、ごはん……「野菜を使うのが難しいんです ^^;」と、はにかんでおられました。

また、子どもたちは運動部に所属していたりで、汚れた洗濯物がたくさん。少しでもためると大変なことになる、とのことでした。

お父さんは、「(家事や子育ては)妻がやってくれるのが当たり前。役割分担だと思ってたし、それが普通だと思ってた」と言います。そして「妻がいなくなって、何もできなかった」、と……。

そんなお父さんですが、奥さんを亡くして7年が経ちました。

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お子さんたちは、そんなお父さんに感謝し、尊敬しているようです。

 

特に印象的だったのが、男手ひとりで、家事、子育て、仕事に奮闘してきたお父さんのこの言葉。

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「子どもが、いとおしくて仕方がない」。

明日、明日の毎日で、一周忌のときに納骨して、初めて女房がいないということに気づいた。泣けなかったんです、泣く時間がなかったんです、と。そんな大変な苦労をしてきたお父さんだからこそのお気持ちなんでしょうね。すごいお父さんだと感じました。

冒頭にも書いたように、遠い存在に感じていたシングルファーザー。でも、よく考えてみれば、病気や事故などによる死別、または離婚などにより、どこの家庭においても父子家庭になる可能性が潜んでいます。「僕の妻は、子どもが成長するまで元気でそばにいてくれる」なんて保証はありませんよね。当たり前のことですが、番組をみて気づきました。

「パパも日頃から手伝いを」が、ダメな理由

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番組にレギュラー出演しているホコシャーズのひとり、うめさん(男性)が、「私もそういう時のために、常に妻の手伝いをして……」と発言した途端、シングルファーザーの方々から手伝いと言っている時点でダメですよ!」と突っ込まれ、たじたじになっていました。

そりゃそうだ。
実際、父子家庭で頑張っているお父さんの言葉だからこそ、説得力も重みもあります。

子育てや家事は、他人ごとではなく自分ごと。男性も積極的に動いて行きたいですね。

今回はシングルファーザー特集だった「ウワサの保護者会」ですが、この番組は子育てに対しての視野を広げてくれます。子どもには多様性があって差別はいけない、ということも教えてくれますし。忙しいなか見るのは大変かと思いますが、連ドラ予約など毎週録画予約しておいて、気になる回だけでもチェックしてみてはいかがだったでしょうか。

堅苦しい番組ではないので、バラエティーをみるように気軽に楽しめますよ!

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