わが家は、小さな古い賃貸住宅です。
室内は家族三人、肩を寄せ合わないといけないほど狭いのですが、なぜか裏庭があり、玄関にはたたみ一畳程のガーデニングスペースがあります。
これまで土いじりには全く興味がなかったのですが、家族で野菜や花を育てたら楽しいんじゃないかとふと思いつき、家庭菜園にチャレンジしてみることにしました。ただ、夫婦ふたりとも植物を育てることに関しては、まったくの素人。ましてや食べ物を育てるなんて、本当にできるのかどうか……。
最高の理想は、「ミニトマト」「なすび」「きゅうり」「ねぎ」が食べられることです。
先週末、3月5日(土曜日)、6日(日曜日)を利用して、まずは土作りから始めてみることにしました。今から準備すれば、3〜4月に植えて、夏には育ってるのかな?
【1日目】まずは土の掘り起こしと草抜き
道具すらないので、まずはショベルとふるいを注文。ふたつで送料込み1,600円ほどだったのですが、Amazonってどういう仕組みなんでしょうね。これで利益が出ているんでしょうか……?
どちらもコスパ最高。使いやすい、良い道具でした。
これが土作りする前の土。めちゃくちゃ荒れ果てています。今は冬なので、この程度ですが、このまま放置すると初夏には雑草がびっしり! 例年、除草剤を散布しまくっています。「なんで土なんかあるんだよ! コンクリートで埋めておいてくれたらいいのに……」と、愚痴をこぼしながら。
とにかく、土はカチカチ、草と根はビッシリなのです。
最初の土作りの段階から、もちろん息子の鼓太郎(1歳10ヶ月)にも手伝ってもらいました。
手伝ってもらいました。
手伝ってもらいました。
手伝ってもらいました。(´・ω・`)
鼓太郎は早くもお疲れのようすなので、ママにお願いして、お風呂に入れてもらって、そのままお昼寝。僕はその隙に、猛烈に作業!
およそ4時間後……。
よし! とりあえず大雑把に掘り起こして、生えていた草は全部とったぞ。
続いて、土作りのための用品を買いに、歩いてダイエー碑文谷店へ。
本当は、こういう園芸用の培養土が欲しかったのですが、ここまで片道20分以上歩いてやって来たので、担いて帰るわけにはいきません。
もっと手軽なのはないのか……と店内を見回してみましたが、何が良いのかさっぱりわからない。(笑)
そこで、大阪にいる実家の父に電話をしました。自宅の庭で園芸をしているので詳しいだろう、と。
親父が言うには、まずは土を改良するために苦土石灰(くどせっかい)を蒔いた方が良いとのこと。その上で、肥料を加えて、土に栄養を与えるんだとか。
苦土石灰は粉状と粒状がありましたが、粒の方が巻きやすそうなのでこちらを。散布量は1平米あたり150g程度で良いと書かれており、これだとほとんどあまってしまいますが、1kgサイズしかないので購入。とはいえ204円(税込)。安っ!
【2日目】ふるいで小石と草の根の除去。
1日目、土を掘り起こして、手で取れるだけの草と根をとったので、あとは楽勝だと思っていました。……が、ナメてましたね。
ショベルに軽くふたすくい分くらいを、ふるいにかけて、小石と草の根の除去作業。これが結構大変! 石だとおもったら土の塊で、それを粉々に砕いたり、石に付着している土をこすり落としたり、1回、1回、時間がかかる。しかも少量ずつなので、なかなか進まない。
はぁぁ……途中でめげそうになりましたが、ここまで来たらやるしかない。
手前がふるいに掛けた土、奥がかける前の土。
コツコツ、コツコツ……。
フルフル、フルフル……。
完了〜。6時間もかかりました! 一畳ほどのスペースなのに、こんなに大変だとは。「昔、荒れた土地を開墾した人とかすごいな」と、思いを馳せながら黙々と。
パウダースノーならぬ、パウダーソイル。さらっさら、ふかっふかの土になりました。気持ちいい〜。
そして最後に、昨日買ってきた苦土石灰をパラパラと撒きながら、土に混ぜ込みました。とりあえず、1週間〜10日間はこのまま放置します。酸性になっている土を中和させてアルカリよりにさせるためです。
抜いた草と根、そして取り除いた小石。
この小石どうしたもんでしょうね。ふるいにかけると、見た目以上にたくさん石が出てきてびっくりしました。
次回は、土に肥料を加えて「土作り後編」を行います。さてさて、本当にトマトやなすびが食べられるのでしょうか?