「友達がみんなフォートナイトをやっているから、自分もやりたい」
小学生のお子さんからそんな相談を受けて、悩んだ経験はありませんか?
わが家の息子は小学3年生にゲーム『フォートナイト (Fortnite)』を始め、現在は小学6年生。気がつけば3年以上プレイしています。
振り返ってみると、僕は最初、フォートナイトに良い印象を持っていませんでした。
- 銃で撃ち合う
- オンラインで知らない人とつながる
- ボイスチャットで会話をする
親として不安になる要素がたくさんあったからです。実際、「できればやってほしくないなぁ」と思っていました。
しかし、周囲の友達が始めるなかで息子もプレイするようになり、気がつけば僕自身も一緒に遊ぶようになりました。
今回は、小学生の子どもにフォートナイトをさせても良いのかについて、父親として感じた危険性とメリット・デメリットを率直にお伝えします。
フォートナイトとはどんなゲーム?
フォートナイトは、無料で楽しめる世界中で人気のオンライン対戦ゲームです。
フォートナイトの中にはいろいろなゲームがあり、もっとも人気があるのはバトルロイヤル(通称:バトロワ)で、最大100人のプレイヤーが同じマップに降り立ち、最後の1人(または1チーム)になるまで戦います。
敵と戦うだけでなく、資材を集めて建築したり、仲間と協力して作戦を立てたりしながら戦うのが特徴です。
基本プレイは無料で、Nintendo Switch、PlayStation、Xbox、パソコンなどで遊ぶことができます。
フォートナイトは何歳から遊べる?
現在、App Store版フォートナイトの年齢レーティングは「13+」となっています。
しかし、実際には小学生の間でも非常に人気が高く、男子を中心に遊んでいる子をよく見かけます。中には女子のプレイヤーもいて、フォトナ女子と呼ばれています。
フォートナイトは年齢制限によって一律にプレイが禁止されているわけではありません。そのため、小学生が遊んでいるケースも珍しくありません。ただし、オンラインでのボイスチャットや他プレイヤーとの交流機能があるため、保護者がルールを決めながら見守ることが大切だと僕は感じています。
フォートナイトの危険性とデメリット
まずは、多くの親御さんが気になるであろう危険性やデメリットからお話しします。
ボイスチャットで口が悪くなることがある
僕が最も気になったのは、ボイスチャット機能です。
フォートナイトでは、オンラインでつながった仲間と話しながらプレイできます。本来は、「敵が来ているよ」「回復アイテムを渡すね」「右から回り込もう」といった情報共有をするための便利な機能です。
しかし、小学生同士の会話を聞いていると、驚くほど口が悪い子もいます。
- 思い通りにならないと暴言を吐く
- 仲間を責める
- 相手を馬鹿にする
大人の僕でも「それは言い過ぎだろう」と感じることがあります。
もちろん、そういう子ばかりではありません。ですが、毎日のようにそうした言葉を聞いていると、影響を受ける可能性はあります。
もし、親が子どものフォートナイトを解禁したのであれば、親はその後、放置せず「どんな友達と遊んでいるのか」「どんな言葉遣いをしているのか」を見守ることが大切だと僕は感じています。
いじめや仲間外れのきっかけになることもある
フォートナイトはひとりでもプレイできますが、子どもたちにとっての醍醐味はオンラインでのチームプレイや対戦です。勝ち負けを競うゲームですので、人間関係のトラブルが発生しがちです。
- ゲーム中にキックされた(チームから追い出された)
- フレンド登録を外された
- 一緒に遊んでもらえなかった
- いじわるでゲーム管理者へ通報された(場合によっては、ゲームに制限がかけられたり、アカウントBANにつながったりすることがあります)
こうしたトラブルは大人の世界にもありますが、小学生の世界にも存在します。学校では仲良しでも、ゲーム内では別の人間関係ができることがあるのです。
親としては、「最近その友達とどう?」「何か困っていることはない?」「フレンドの〇〇君は優しいね」など、気軽に話せる親子関係を作っておくことが大切だと思います。
時間のコントロールが難しい
フォートナイトは友達と遊ぶことが多いゲームです。
そのため、時間のルールを決めるのが難しいのです。たとえば「1日1時間ね」「夕食ができるまでね」「6時までね」など。
それを過ぎても「今すぐやめなさい」がしづらいゲームです。
例えばサッカーや野球の試合中に、「僕ここで帰るわ」とはなかなか言えませんよね。
ゲームでも同じです。
試合の途中で抜けると仲間に迷惑がかかります。
わが家では、「この戦いが終わったら終わりね」と声掛けしています。時間で区切るよりも、ゲームの区切りで終わらせる方が現実的です。
ゲームシステムを知らずに無理矢理辞めさせようとすると、禍根を残しかねないので、ご注意を。
実際に遊ばせて感じたメリット
ここまでデメリットをお話ししましたが、実際には良い面もたくさんあります。
課金しても強くならない
フォートナイトは無料で遊べるゲームです。
無料のゲームは課金で強くなるシステムを導入している場合が多いですよね。たとえば、スマホのソシャゲはガチャなどの課金要素があり、課金すればするほど強くなります。でも、フォートナイトはいくら課金しても強くならないのです。
これは本当に良い仕組みだと思います。
フォートナイトにも課金要素がありますが、購入できるのは見た目を変えるスキンやエモートです。武器が強くなったり、能力が上がったりすることはありません。
つまり、強くなるためには練習するしかないのです。
お金ではなく努力が結果につながる。これは親としても好感が持てるポイントです。
課金しまくってスキンやエモートを豊富に持っているのにゲームが下手だと馬鹿にされがちですが、課金をしない・少額しかしないのにゲームが上手いと「あいつは初期スキンなのにうますぎる……」と尊敬につながります。
人付き合いを学ぶ機会になる
意外だったのですが、息子はゲームを通じて人間関係を学んでいました。
- 口の悪い子とは少し距離を置く
- 感じの良い子と仲良くなる
- 年上の子とも自然に会話する
そんな様子を見ていると、ゲームも一つの社会なんだなと感じました。学校だけでは経験できない人間関係を学べる場にもなっています。
もちろん親の見守りは必要ですが、コミュニケーションの練習の場としての側面もあると思います。
空間認識能力が鍛えられる
フォートナイトでは周囲の状況を立体的に把握する必要があります。
- 前後左右だけでなく上下も意識しながら移動します
- 建築モードでは構造物を瞬時に組み立てます
こうした経験は、空間認識能力を鍛えることにつながると考えられています。
マインクラフトにも共通する特徴ですね。
もちろん、「フォートナイトをやれば頭が良くなる」という話ではありません。しかし、平面的な遊びだけでなく、立体的な空間を意識する体験ができるのはメリットだと感じています。
【僕の結論】3年間プレイさせた小学生の親として
では、小学生にフォートナイトをさせても良いのでしょうか。
僕の考えは、「ルールを決めたうえで遊ばせても良い」です。
- ボイスチャットでの暴言は禁止
- フレンドへのいじわるも禁止
- 課金は親に相談してから
- 時間はできるだけ守る(宿題をしてから、ごはんができたら終わる、夜◯時以降はダメ等)
……など。
もちろん不安はあります。
ボイスチャットの問題もありますし、人間関係のトラブルもあります。
しかし、それらは現実社会でも起きることです。
大切なのは完全に禁止することではなく、親子で会話をしながら向き合うことではないでしょうか。
実際、わが家では息子と一緒にプレイしたり、どんな友達と遊んでいるのかを聞いたりしています。ゲームを通じて見えてくる子どもの一面もあります。
フォートナイトは良くも悪くも、今の子どもたちにとってコミュニケーションツールのひとつ。だからこそ親も少しだけ関心を持ち、一緒に考えていくことが大切だと僕は感じています。
授業参観で子どもたちの様子をみたり、小学校から帰宅した子どもに「学校どうだった?」と聞いたりしますよね。それと同様に、オンラインも社会のひとつ。親としても見守り、関心を持ち、一緒に考える。そうして姿勢が持てそうなら、フォートナイトを始めさせてあげても良いと僕は思います。
YouTube「パパやるチャンネル」でも配信中
子育てをする父親が本音で話すYouTube「パパやるチャンネル」でも、このフォトナ問題について話しています。記事には書ききれなかった話もしていますので、ぜひこちらも見てみてください。
実際のプレイ画面なども紹介しています。



























