小学校の入学前には、健康診断があります。
そう思ったのですが、就学時健康診断のはじまりを調べたら1958年(昭和33年)。あれ……まったく記憶に無いぞ!
わが家の息子は、ただいま保育園の年長(6歳)。およそ5か月後に迫る、小学校入学に向けての最初の第一歩がはじまりました。本サイト「パパやる」は、妻の妊娠をきっかけに始めた育児ブログ。記事数は現在1,200。遂にここまでやってきたか……と感慨深いです。
さて今回は、東京都世田谷区の某公立小学校で受けてきた、就学時健康診断の様子をお届けします。どんなことするの? 服装は? 注意点は? など、気になることをまとめました。
就学時健康診断とは? 実は法律で定まっています
就学時健康診断は、学校単位や、市区町村単位ではなく、国が定めた健康診断です。「学校保健安全法」という法律に書かれています。
うーん、ちょっと難しい。
簡単に言うと、来年小学校に就学(入学)する子どもに対して市区町村は健康診断を実施しましょう、ということです。
法律で定められていますが、未受診に対しての罰則規定はありませんので、強制ではありません(指定された学校への連絡は必要です)。
時期
- 9月〜10月 就学時の健康診断通知(保護者宛に郵送)
- 10月〜11月 就学時の健康診断の実施
【就学時調査票】予防接種は受けた? アレルギーは?
就学時健康診断の案内は、世田谷区教育委員会から届きました。学校からではなく、区からですね。
この中に「就学時調査票」が同封されていて、事前に記入しておく必要があります。
四種混合、日本脳炎、ヒブなどの予防接種は受けたか? 食物アレルギーはあるか? 目や耳の調子どうか? などを記入します。
予防接種の履歴は、接種のたびに病院から母子手帳に記入されます。母子手帳を開きながらチェックすればOKです。わが家の息子は「MR2期」が、まだでしたね。
就学時健康診断 親や子どもの様子
さて、いよいよ就学時健康診断の日がやってきました。
午後からだったので、昼イチ、保育園へお迎えに。歯科口腔検査もあるので、自宅に戻って歯みがきをさせてから、いざ出発です。
うぅ……息子と一緒に小学校に向かって歩いている。感動!(涙)
息子は0歳児から保育園に通っています。物心ついた頃には保育園児でしたので、保育園は第二の家庭のようなもの。そりゃ、そうだよね。寂しいよね。保育園に行かなくなるなんて想像できないよね……。
切なさと、成長の喜びを感じながら、自宅から保育園までの道のりを父子で歩きました。
父親・母親の割合
小学校に到着すると、保育園との規模感の違いに圧倒! 100人ほどの年長さんとその保護者がズラリと列をなして並んでいます。
保護者が連れて行くことになっていますので、父親・母親に限らないのですが、パッとみた感じの男女比は、2対8でした。
- 父親(男性) 2割
- 母親(女性) 8割
お母さんと来ている子が、圧倒的に多かったです。
わが家の息子が通う保育園では、3〜4割がパパの送迎なので、「小学校では母親が直接関わることが多いのかな」という印象を受けました。
親・保護者の服装
「就学時健康診断、どんな服装で行けばいいんだろう?」
そう思う方もいると思います。
僕が見た限り、全員私服でした。男性・女性ともに、スーツの方はいませんでしたね。
僕は黒のパンツに、無地のシャツ。それにスニーカーで伺いました。柄物のシャツや、プリントTシャツを着ていたパパもいましたね。
女性は比較的シンプルなコーディネートで、時期的に秋物コートを羽織っている方も多かったです。
「仕事を途中で抜けてきました!」という場合でないのであれば、わざわざスーツに着替えて行く必要は無いかと思います。
あと、忘れがちなのがスリッパ。今後、入学式や参観日、PTA活動など、学校を訪問する機会も多いと思いますので、これを機に「洗濯機で丸洗いOKな携帯スリッパ」を買っておくのもいいですね。
子どもの服装
念のため、子どもの服装についても少々。
子どもは、95%が私服です。
残り5%が、幼稚園の制服を着ていました。
子どもは健康診断を受けるために訪れていますので、内科で胸や背中を診てもらう際、パッとまくり上げやすい服装が良いでしょう。女の子の場合、ワンピースにはご注意を。
就学時健康診断 検査の流れ
健康診断は、体育館や保健室などを利用して行われるのかと思っていたのですが、そうではありませんでした。
この日の午後、学校はお休み。
生徒たちは全員帰っていませんでした(学童は除く)。
つまり、学校の校舎全体を使って、就学時健康診断が行われたのです。
わが家の息子が通う小学校は3階建て。
1階の入り口で受付・検温を済ませ、まずは3階へ。各教室が診察室に割り振られ、2階、1階へと降りてきました。
1. 耳鼻科
耳鏡・鼻鏡を使って、耳の中、鼻の中をサッとみて終了。
2. 眼科
眼球をみる検査です。下まぶたを自分で下げて、先生にみてもらいます。
3. 視力
ランドルト環(Cマーク)を使っての視力検査。上下左右、指を指して答えます。
4. 歯科
お口を開けて、う歯(虫歯)が無いか、要注意乳歯や歯肉炎などは無いか、などをみます。
5. 聴力
聴力検査は、勧められた方、不安がある方だけでした。特に問題は無いと思うのですが、息子には念のため受けさせました。
ヘッドホンのようなものをつけて、音が聞こえれば手を上げます。
6. 控室(児童カード記入)
ここでは児童カードの記入と、時間の調整が行われました。
まず児童カードについては、氏名、住所、生年月日、保育歴(保育所・幼稚園)、食物アレルギー・動物アレルギーの有無などを記入します。
また、全体の流れの時間調整のため、ここでは20分ほど過ごしました。待っている間、子どもたちはが暇そうだったので、僕は教室に置いてあった本「おさるのジョージ」の読み聞かせをしてあげました。側にいた5人ほどの子ども達が集まってきて、めちゃくちゃ可愛かったです!
\この本!/
7. 面接
面接では、まずは先生が子どもに質問。
「お名前はなんですか?」
「保育園のお名前を教えてください」
「仲良しのお友達の名前を教えてください」
「今日は、ここまで誰と来ましたか?」
「好きな食べ物はなんですか?」
……など。
そして保護者には、
「転居のご予定はありますか?」
「この小学校に入学ご希望ですか?」
「食物アレルギーはありますか?」
「入学にあたって、何か質問はありますか?」
……など。
PTAの方が出席し、検診をサポート
最後に余談。
小学校に到着すると、保護者を案内してくださる方が何にもいました。また校舎内にも、受付をしたり、各所に案内人がいたり。小学校に不慣れな、子ども・保護者合わせて200名前後は一挙に訪れるので、サポートする人がたくさん必要になります。
こうした方々は、おそらくPTAの方なのでしょうね。
平日に皆さまごくろうさまです。そして、ありがとうございました!
来年以降は、僕がサポート側になるかもしれないのですね。親としても、小学校生活は何があるのかドキドキです。
今回は以上です。
就学時健康診断って何? という方にとって、様子が伝われば幸いです。
入学までのスケジュール
- 11月 学童の説明会
- 12月 学童の申し込み
- 1月 新入学児童保護者会(校長先生のお話など)
- 4月 入学式
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