小学校になると保護者宛のプリントが急増! スマホのスキャンアプリ活用して紛失リスクを減らそう

北野

子どもが小学校や幼稚園・保育園から持って帰ってくるプリント。4〜5家族に1家族は、スキャンしてデジタル管理をしているそうです!

わが家の息子は、只今保育園の年中です(4歳児クラス)。

保護者向けのプリントについてですが、うちの保育園では毎日最低1枚は配布されます。そして月末には、給食の献立、1か月の予定表、その月の健康管理アドバイスなどのプリントもあります。また年度始めは、年間の予定表や登園の注意点などがどっさり。

一見、多くて大変そうに思えるかもしれませんが、保育園や幼稚園はまだ余裕! なぜなら、毎日送迎をしているので、わからないことがあれば先生に直接聞けるからです。

しかし、小学校に上がると、学校と保護者の日常的な接点は「プリントだけ」になってしまいます。

しかもこの小学校のプリント、学校によっては読み解くのが結構むずかしいそうです。先に就学した先輩ママ・パパによると、「ひとつの案件に関して、連絡が複数枚に分かれることがよくある」とのこと。そのためプリントをちゃんと読んで、しっかりと管理しないといけないのです。

今回のパパやるでは、そんな保護者向けのプリント事情についてお伝えします。

アドビ、「子どもが受け取るプリントの管理に関する実態調査」の結果を発表

画像編集の「Photoshop」や動画編集の「Premiere」などで知られる、Adobe(アドビ)社の日本法人・アドビシステムズ株式会社が、保育園・幼稚園および小学校に通っている子どもの保護者に対し、プリントの管理方法などに関しての実態を明らかにするため「子どもが受け取るプリントの管理に関する実態調査」を実施しました。

子どもが受け取るプリントの管理に関する実態調査 概要

  • 調査方法:インターネット調査
  • 実施対象:500人
  • 調査地域:全国
  • 調査期間:2019年9月13日~23日

 

以下、アドビシステムズ株式会社が発表したアンケート結果です。

保育園・幼稚園から小学校に上がると、受け取るプリントの枚数が数倍に!?

アンケート「子どもが保育園・幼稚園や小学校から日々どれくらいプリントを受け取っていますか?」

子どもが保育園・幼稚園や小学校から日々どれくらいプリントを受け取っているかを聞いたところ、全体で最も多かったのが「週1~2枚(33.6%)」という回答でした。

保育園・幼稚園、小学校別で見ると、保育園・幼稚園では最多回答が「週1~2枚(41.2%)」だったのに対し、小学生では「週3~5枚(30%)」となりました。

また「週6枚以上」と回答した方では小学校では24.4%と、保育園・幼稚園の3.2%と比べると実に7倍以上の開きがあることがわかりました。

北野

小学校から、プリントの枚数が急増している! 大変そう……

 

【7割以上の保護者】重要資料を誤って捨てたり紛失したりした経験あり!

アンケート「保育園や幼稚園、小学校などからもらった重要なプリントを誤って捨ててしまったり、失くしてしまった経験があるかどうか」

保育園や幼稚園、小学校などからもらった重要なプリントを誤って捨ててしまったり、失くしてしまった経験があるかどうかを聞いたところ、「全くない」と回答した方は全体の23.6%に留まり、誤って破棄したり紛失したことがあるという方は76.4%にのぼることが明らかとなりした。

また保育園・幼稚園児の保護者では「頻繁にある」と回答した方が5.6%であったのに対し、小学生の保護者では11.2%と2倍の開きがありました。

北野

保護者は、小学校に上がってからの方が、重要なプリントを紛失しているとのこと。枚数が多すぎるのが原因なのかな?

 

保護者の半数以上が受け取るプリントの量を多いと感じている

アンケート「受け取るプリントの量を多いと感じていますか?」

子どもが受け取るプリントの量が多いと思うかを聞いたところ、「とても多いと感じる(14.7%)」、「やや多いと感じる(28.4%)」と合わせて全体の43.1%の保護者が多いと感じていることがわかりました。

小学生の保護者は保育園・幼稚園児の保護者と比べると、量が多いと感じている割合が比較的高く、「とても多いと感じる(20.9%)」、「やや多いと感じる(35.9%)」と合わせて56.8%と半数以上の保護者が多いと感じていることがわかりました。

北野

注意点を網羅したり、項目を盛り込んだりなど、先生の苦労は重々わかるのですが、シンプルにまとめてくれた方が読みやすくなりますね

 

デジタル管理ツールの利用中はわずか22%。小学生保護者では4人に1人が活用中

アンケート「プリントをデジタル化して管理していますか?」

ビジネスシーンなどでは近年、プリントをデジタル化して管理するケースも増えていることから、プリント管理の方法として、デジタル管理をしているかどうかを聞いてみたところ、「現在デジタル化して管理している」と回答したのは保護者全体の22%で、これまでに一度もデジタル管理をした経験がないという回答が最も多く65.5%という結果となりました。

 

アンケート「使っているアプリは?」

現在デジタル化して管理をしている、または以前デジタル化して管理したことがあると回答した146名に、具体的にどのようなデジタル管理ツールを使っているか聞いたところ、スマホのカメラアプリと答えた方が57.7%と最も多い結果となりました。

またアドビのスキャンアプリ「Adobe Scan」も21.2%と、回答者の5人に1人の割合で使用されていることがわかりました。

北野

受け取ったらすぐにスマホでスキャン! これを習慣化するとプリントの紛失に困ることがなさそうです

 

保護者の意見 「保存や検索などが簡単にできるならばデジタル管理をしたい」など

デジタル管理を現在していると答えた方の割合は、保育園・幼稚園児の保護者と比べると小学生の保護者で高い傾向にあり、4人に1人(27.7%)が何らかのデジタル管理を現在実施しているということがわかりました。

また、デジタル管理ツールを使っていない保護者に具体的な理由を聞いてみると、「デジタル管理ツールでそもそも何ができるのかわからない」、「デジタル管理をどのように始めて良いのかわからない」、「ツールの選び方や操作・使用方法などがわからない」「お金をあまりかけたくない」という声も見受けられました。

一方でデジタル管理をしていないと回答した方の中でも、「保存や検索などが簡単にできるならばデジタル管理をしたい」という声も少なくありませんでした。
 

専門家の意見 「日本はデジタル化が遅れている」

今回の調査結果について、国際大学GLOCOM 主幹研究員で准教授の豊福晋平先生は次のように述べています。

「海外、例えばデンマークでは、入試の願書も含め、学校・保護者間のやりとりの大半が電子化されていますが、国内の教育機関ではまだ紙でのやりとりが中心です。スマートフォンの普及により、保護者のITリテラシーも向上した今、もはや、学校文書のデジタル化やクラウド活用に躊躇する理由はありません。学校と保護者との密接な情報共有と、コミュニケーションの円滑化によって、双方の業務の効率化が進むことを期待しています」

 

Adobe Scan、あらゆるものをPDFに変換できる無料のスキャナーアプリ

Adobe Scanは領収書やメモ、文章、写真、名刺、ホワイトボードなど、あらゆるものをPDFに変換できるスキャナーアプリです。アドビの最新のAI技術により、自動的に対象物の境界線の検出や影の除去を行い、文字を認識し、デジタルデータへ変換します。データをクラウド上で共有することもできるため、外出先での情報確認や、家族間での情報共有にもご活用いただけます。

 

以上、アドビシステムズ株式会社が公表するアンケート結果でした。

 

パパやるのロゴ

みなさんのご家庭ではどうですか?

僕個人的には、Adobe Creative Cloud を契約してアドビ製品を日々バリバリと活用しています。一眼レフカメラの写真現像や、撮影した動画の編集など。

しかし、スマホ用アプリ「Adobe Scan」は使ったことがありませんでした。わが家では保育園からもらったプリントは、紙のまま全てバインダーに閉じています。場所もとって大変なのですが、スキャンだと保管も管理も簡単ですね!

あと、国際大学GLOCOMの豊福先生もおっしゃっていたように、学校と保護者のやりとりのデジタル化を切に希望しています。

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