保育園の運動会。
息子が、0歳児クラスで保育園に入園したとき、5歳児クラス(年長さん)の競技・演技を見て「幼児でこんなことができるの!?」と目を奪われました。およそ20人による一糸乱れないダンスを披露してくれたり、白熱バトルのリレーで沸かせてくれたり。
あれから、5年。
いよいよ息子が年長となり、その年を迎えることとなりました。
わが家の息子は一人っ子です。今回は、パパやる日記最後の「保育園の運動会レポート」をお届けします。
コロナ対策、入れ替え制運動会
まず、今年2020年は、新型コロナウイルスが世界中に蔓延し、誰しもが平時とは違う生活を強いられました。
- 2月27日 安倍首相、小中高校一斉臨時休校要請を発表
- 3月11日 WHO、パンデミック宣言
- 4月7日 日本政府、緊急事態宣言を発令
4〜5月は、保育園も全国各地で休園になり、わが家では在宅ワークをしながらの育児をしよう! ……と思ったのですが、まったく仕事になりませんでした。(笑)
6月から、社会活動が再開されつつも、新型コロナウイルスの感染力はとどまることを知らず、9月になった今も、国内外で感染者数・死亡者数が増え続けています。
さて、東京都世田谷区の認可保育園に通う息子の運動会ですが、今年はコロナ対策に基づいての開催となりました。
具体的には、各クラスごとの運動会。
およそ1時間刻みで園児・保護者が入れ替わり制で、「開会式」「演技・競技」「閉会式」の繰り返しです。園長先生はじめ、保育士の皆さんが色々考えてくださり、運動会が開催されたのは本当によかったです。
全園児・保護者が一堂に会しての開催ではいので残念ではありますが、保護者が少ないので場所取りの必要がなく、さらに演目がわが子のクラスだけなので、ずっと目が離せないというメリットもありました。
当日のコロナウイルス対策は、入口で検温、アルコールで手と指を消毒、マスク着用などです。
ちなみに、お隣の目黒区の認可保育園を利用しているパパに聞いたところ、運動会は園児のみ。保護者の参加は不可とのこと。目黒区では、小学校の運動会も同様に、保護者の参加はできないようです。
元気いちバンバン! 歌詞と体操に感動
では、いよいよ「年長クラス 保育園最後の運動会」のレポートです。
まずは入場からの開会宣言。
5歳児クラス(5〜6歳児)の園児たちが横一列に並び、5人ずつくらいで大きな声を出して、気合いの声を上げていきます。
「これから運動会がはじまります」
「一生懸命練習しました」
「今日も元気に頑張ります」
「応援、よろしくお願いします」
続いて、体操の披露。
曲目は「元気いちバンバン!」です。
歌詞
元気一番だ!
いちいちバンバン いちバンバン
にこにこげんきが いちバンバン
勝っても負けても いちバンバン
頑張るきみが いちバンバン
ゴール目指して 走れ(走れ)
腕を振って 走れ(走れ)
走れ走れ走れ走れ 諦めないで
うきうきわいわい うきうきわいわい
走れば良い感じ
みんなでバンバン
負けるなバンバン
バンバンバンバン バンバンバンバンバン
元気いちバンバン
23人の園児たちが、同じ動きで一生懸命に体操。
息子は、照れ隠しなのか、はにかみ笑顔で体操をしていました。その様子と、歌詞の「勝っても負けても いちバンバン」のフレーズが相待って、いきなり泣きそうです。
ちなみに「元気いちバンバン!」は、今はCDやダウンロードでの入手は困難なようです。「ベストセレクト運動会 1(メイト)」というCD・本がセットになった商品があるのですが、どこも品切れです。良い曲なのになぁ……。
かけっこ
続いては、最初の競技「かけっこ」です。
かけっこは、1歳児クラスから毎年行われています。最初の頃はよちよち歩きで、途中で転んだり、ゴールと違う方向へ歩いて行ってしまったりと、とても和やかですが、5歳児クラスは違います。
「よーい、ドン!」
スタートダッシュで、おもいっきり走るのです。
うちの息子は男子3人組での勝負で、きれいに3人揃ってのゴール。
引き分けでした。
リレー
この保育園では、5歳児クラス(年長)のみリレーが行われます。
例年、とてもエキサイティング!
「勝つのはどっちだ!?」
「頑張れー!」
「みんなかっこいい……」
保護者も感極まるほど、白熱の戦いをみせてくれるのです。
今年のリレーは、バトンタッチで落としたり、転倒したりするトラブルが一切なく、最初から最後まで接戦。「みんな本当によく練習したなぁ!」と驚かされました。
息子にとっては、人生初めてのリレー。
しっかりと、本気で、走り切ってくれました。
なわとび & ダブルダッチ【競技】
息子の保育園では、毎年4歳児クラスになると縄跳びが配られ、子どもたちが練習をはじめます。
最初の頃は、当然前跳びもできないのですが、そのうちに「〇〇君が10回跳べた」とか、「〇〇ちゃんは後ろ跳びができた」など、息子からお友達の成長を感じる報告を受けるようになりました。
息子も、年長の7月頃からめきめきと腕を上げ、前跳びに関しては軽やかに10回以上できるように。
そして迎えた運動会。
「えっ、そんなこともできるの!?」
と驚かされることが色々ありました。
なわとび
- 前跳び
- 後ろ跳び
- ケンケン跳び(片足跳び)
- 駆け足跳び
そして、さらに難易度が高いダブルダッチ。
ダブルダッチとは、2本の長いロープを使って跳ぶなわとびです。ここでは、向かい合った2人の回し手(保育士さん)が、右手のロープと左手のロープを半周ずらしながら内側に回す中に、園児1人が入って11回ずつ跳ぶというものです。
言葉で説明するのが難しいので、やり方については以下のプロによる解説動画をご覧ください。
こんなハイレベルなダブルダッチを、保育園児がこなすのです。
途中、足をひっかけたり、転んだりして失敗する子もいましたが、負けじとチャレンジし、ほぼ全員が成功! 転んでも立ち上がって、泣くのをこらえて再チャレンジ。もうね、感動のドラマですよ。
ちなみに、息子はノーミスでスルッとこなしていました。いつの間に、こんな難しい競技の練習を……かっこいい(涙)
ソーラン節(南中ソーラン)【遊戯】
最後は、クラス全員が揃っての「ソーラン節」。
ソーラン節とは、北海道の民謡。漁師さんがニシン漁のときに歌っていた曲です。地元北海道では、毎年6月に札幌で「YOSAKOIソーラン祭り」が開催されるほど、愛され続けている曲です。
息子たちが保育園で披露してくれたのは、オリジナルのソーラン節をアップテンポにした「南中ソーラン」。1990年代、北海道・稚内市立稚内南中学校の教員と生徒が考案した曲と振り付けです。
以下、参考に本家・稚内南中学校の南中ソーランをご覧ください。
保育園児なので、さすがにここまでのキレはありませんが、それでも23人が揃いで踊る姿は、めちゃくちゃかっこよかったです。
保育士さんが手作りしてくれた衣装を着て、みんな誇らしげでした。
Instagramに投稿しよう #保育園最後の運動会
運動会の締めくくりは、メダルの贈呈です。園長先生からひとりひとりに授与され、精一杯頑張った年長の園児達はとても誇らしげでした。
メダルは保育士さんの手作りで、おおきく「2020」と書かれています。
そういえば今年、本来は「東京2020オリンピック」だったんですよね。オリンピックまでコロナで延期となり、今年は誰もが予期し得なかったであろう年となりました。
コロナ禍で大変な中、保育士さん達には心より感謝の気持ちでいっぱいです。子ども達が、大人達の心をこんなにも震わせてくれるなんて……。
ありがとうございました。
わが家の息子の、保育園最後の運動会はこれにて終了です。
さて、この記事を読んでくださった方の中には、こんな方もいらっしゃるでしょう。
「年長の運動会をもっと知りたい」
「うちも今年は最後の運動会」
そんな方は、Instagramで「#保育園最後の運動会」をご覧ください。1万件を超える写真・動画が、全国のパパ・ママから投稿されています。
少しご紹介します。
鼓笛隊!?
保育園児の演奏が聴けるところもあるんだね。すごい!
和太鼓だ!
ハッピとねじり鉢巻まで。かっこいい!
竹馬に、登り棒!
これはむずかしそうだ!
跳び箱6段。
えっ、すごい!
そして、僕もInstagramに投稿しました。
それでは、パパやる最後の「保育園運動会レポート」です。ここまでご覧いただき、ありがとうございました!