絵本「ママのスマホになりたい」「ママがおばけになっちゃった!」などの代表作を持つ、絵本作家ののぶみさんが作詞した新曲「あたしおかあさんだから」 が 、ネット上で炎上しています。
原因は、《お母さんの我慢》を美化した歌詞で、それが母親に我慢を強要してしている、と受け止められたからです。
お母さんになる前は、ヒールを履いて、ネイルをして、痩せていたけど、今は爪を切って、朝5時に起きて、自分のことよりあなたのことばかり……といった内容です。
リアルじゃない! 感動の押し売りはすぐにわかる
僕はこの歌詞を読んで、感動の押し売りソング、だと思いました。
作詞家の勝手な解釈で、弱っている(と思われる)人への感動の押し売りは気持ち悪いですね。今回は育児中のママに向けた曲でしたが、この手の戦略は音楽業界ではありがちで、妙な感動押し売りソングって結構あるように思います。失恋系とか、壁にぶち当たった系とか。
もちろん、こうした曲に鼓舞され、勇気が湧いてくることもあります。
ただ、リアルじゃないとまったく刺さりませんよね。
それは「あたしおかあさんだから」が、《感動させてやろう》ありきで書かれた曲だからではないでしょうか。僕たちがこの曲に対して、これ以上消耗するもの疲れます……。
感動押し売りソングなんてスルーして、良い曲を聴こう!
前置きが長くなってしまいましらが、今回は逆に良い曲をご紹介します。
僕はこの曲を聞いて、目頭が熱くなり、息子のことがさらに愛おしくなり、「もっと子どもと遊びたいぞ!」と、やる気と勇気とが湧きました。そんな曲です。
2015年に第一子を授かったパパ、モン吉さんの「茜空」
この曲「茜空(あかねぞら)」は、2017年末に発売されたモン吉さんのアルバム「モン吉2」に収録されている曲です。曲のオープニングから「そうそう、そうそう!」と、グッと胸が熱くなりました。
モン吉さん「伝えたいことや、見せたい場所が、本当にたくさんあるんだよ。絶えず笑顔にいっぱいさせたいし、心配なんてかけたくないし、この先ずっと見守ってたい、かけがえのない君の未来」
僕個人的なことになりますはが、息子を保育園に迎えに行って、その帰り道に息子と空の色についてよく話しているのです。「あっ、今日はオレンジだ!」「ねぇ、パパ。前はピンクのときあったよね?」と、息子は空を見上げながら、僕に興奮しながら話してくれるのです。
あぁ、この歌詞。……泣きました。
モン吉さん「君とあとどれくらい同じ景色を、君とあとどれだけ見れるのかな? 僕は幸せ抱きしめて、手と手、重ね上げた茜空」
空。
そう、空なんですよ。
朝や夕方に限らず、僕は、息子が夜眠れないときに「お月さまを見に行こう」と、夜の散歩に出かけることもあります。空って、当たり前すぎてつい忘れがちですが、親子にとって「空」は、共通の話題であり、心を落ち着かせてくれる存在でもあるんですよね。
この曲は、あかね色に染まった空をキーワードに、子育てに取り組む親の思いが綴られています。
この曲、モン吉さんの「茜空」は、歌詞のすべて、一言一句が全部リアル。もういい、もういい、やめてくれ〜……と思えるほど、涙が止まらなくなってしまうのです。何度聴いても。
子育て中のパパとママ、ぜひ良い曲を聴いてくださいね。
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