トイザらス・ベビーザらス破産の危機、発祥の地アメリカで。おもちゃ屋さんで輝く子供達はノスタルジーなのか?

アメリカ・ワシントンにて、1948年に誕生。世界中に展開する大型玩具店「トイザらス(Toys”R”Us)」が、アメリカにて破産手続きを検討していることがNHKなどで報じられました。

トイザらスはアメリカ国内だけでおよそ860店舗を有し、世界34カ国に約700店舗をチェーン展開する、おもちゃ屋さんの最大手です。

Amazonなどネット通販に顧客が奪われ、売上減少に歯止めかからず

NYタイムズスクエアのトイザラス店内

アメリカの大手おもちゃ販売チェーン、トイザらスがネット通販に顧客を奪われて経営不振に陥り、破産手続きの申請を選択肢の一つとして検討していることがわかりました。

(中略)

トイザらスは、アメリカ国内だけでも800店舗以上を展開する大手おもちゃ販売チェーンで、巨大な店内に大量のおもちゃをそろえ、例年クリスマス商戦の時期は多くの家族連れで賑わっています。

しかし、ここ数年はアマゾン・ドット・コムをはじめとするネット通販に顧客を奪われて売り上げの減少に歯止めがかからず、おととしの年末にはニューヨークのタイムズスクエアにあった旗艦店の閉店を迫られました。

米トイザらス 破産手続き申請も選択肢に | NHKニュース
(【追記】記事公開終了しました)

クリスマス商戦で賑わう象徴にもなっていた、ニューヨーク・タイムズスクエアのトイザらス(Toys”R”Us)旗艦店も閉店となっています。

ベビーザらスもかつてはベビー用品を独占。その地位も今やAmazonに……

For years, the company dominated toy sales, and its Babies “R” Us chain was a leader in baby products like diapers and strollers. But it has faced intense competition from big box retailers like Walmart and Target that have ramped up toy offerings. The rapid growth of toy sales on Amazon.com has also cut into the market share of Toys “R’ Us.

Toys ‘R’ Us Is Said to Hire Advisers to Help Weigh Bankruptcy | The New York Times

トイザらスが危機ということは、同社が展開するベビー用品専門店「ベビーザらス (Babies “R” Us)」も同様です。ニューヨークタイムス紙は、「ベビーザらスは何年ものあいだ、オムツやベビーカーなどのベビー用品販売のリーダーだった。しかし、アマゾン.comの玩具販売の急速な成長により苦しんでいる」と伝えています。

リアル店舗は不要? 必要? タワーレコード、ブロックバスター、トイザらス

ベビーザらスのキャラクターと子供達

アメリカでは、2006年に大型レコードショップ「TOWER RECORDS(タワーレコード)」が倒産し、2010年には大型ビデオレンタルショップ「Blockbuster LLC(ブロックバスター)」が倒産しました。

こうしたアメリカンカルチャーの象徴ともいえる店舗が、近年倒産に追い込まれています。トイザらスも、それらとの同様の衝撃を感じます。

しかし日本では、日本法人としてタワーレコードは今でも経営していますし、今回のトイザらスもアメリカでの話です。日本のレンタルビデオ店の「TSUTAYA」も健在ですしね。

とにかくアメリカは、日本以上にAmazonに飲み込まれています。

これはインターネットやスマートフォンの普及による生活習慣の変化がきっかけになっているので、仕方が無いと言えるでしょう。大きな視点で見れば、トイザらスもAmazonもアメリカ国内の企業なので、アメリカ政府的には、税収が減ったり、雇用が減ったりといった問題は懸念していなのかも知れません。

おもちゃ屋さんで目を輝かせる子供達の姿は、ノスタルジーなのか?

皆さん、子どものオモチャやベビー用品はどこで購入していますか?

僕は、リアルな店舗で商品の良し悪しを実際に触れて判断し、Amazonや楽天でポチっています。だって車を持っていないので、大きな物は持って帰りたくないんです……。

うちの3歳の息子は、来客のチャイムが鳴ると、「宅急便だ! 誰にお土産かなぁ〜」とダッシュで玄関に向かいます。Amazonの箱を開けるのは得意ですよ。

そんな方は多いのではないでしょうか。

かつては、トイザらスやキディランドなどおもちゃ屋さんへ子連れで向かい、一心不乱にオモチャを物色するわが子の姿に微笑ましく感じたものでしょう。僕たちも、以前銀座の「博品館 TOY PARK」に行ったときは楽しかったです。

でも、やっぱり疲れます。電車で出かけて、大きなオモチャを抱えて「これ、買う〜!」なんてなったときは、もう大変です。結局ネット通販が、「時短」「楽」「しかも安い」で便利なんですよね。

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おもちゃ屋さんで目を輝かせる子供達の姿は、古き良き時代のノスタルジーになるのも近いかも知れませんね。

そんなリアル店舗を飲み込むAmazonはコチラ。クリックだけで、いつでもどこでも入店できます(笑)

Amazonベビー・マタニティ

 

Amazonおもちゃ

 

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