本当は、まだ「卒乳」の予定ではありませんでした。
昨夜のことですが、嫁さん(ママ)が会社の新年会で、この日は僕(パパ)が、息子を寝かしつける予定になっていました。
息子は、ただいま1歳8ヶ月。
まだ卒乳していない上に、夜はおっぱいが無いと眠れない、といった状態です。
当然僕は男なのでおっぱいはありません。この日を迎えるにあたって、僕は期待と不安でいっぱいでした。
- 【1】期待は、パパと楽しみながらすんなり眠れる。
- 【2】不安は、号泣! 号泣! 号泣!
はぁぁ……どっちになるのだろう!?
結果は、なんと「前者」でした。
パパと楽しい夜を過ごし、ママ無しですやすやと眠ってくれたのです(実は初めて。感動!)。
そこで、急遽この日を「卒乳」の日として取り組むことにしました。卒乳については、嫁さんとは以前から「そろそろオッパイ卒業したいね」と話していたので、この日がとても良い機会に思えたからです。
ちなみに「卒乳」とは、乳幼児が授乳を卒業すること。自然にやめる子もいれば、親が強制的にやめさせる場合もあります。後者は、卒乳ではなく「断乳」と呼ぶようだけど。
授乳中の子どもを、父親だけで寝かしつけるコツ
ママがいない夜に向けて、僕は事前準備をしていました。
今回の記事では、卒乳初日の様子をお届けします。
子どもは人それぞれなので、他の子にも当てはまる訳ではありませんが、僕と同じように「ママ無しで授乳中の子どもを寝かしつけしないといけなくなったパパ」の参考になれば!
【卒乳初日・夜7時】保育園のお迎え、パパとふたりきりの夕食
お迎えに行った保育園では、「お父さん、今夜はがんばって!」と送り出されました。
鼓太郎、上機嫌!
うん、幸先イイね。
帰宅して、手洗いをして、おもちゃのバズにパパを。「一緒に遊ぼう!」と、誘ってくれました(まだそんな会話はできませんが)。
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あぁーっ! あとで遊ぼうと思ってた、雑誌「ベビーブック」の付録を発見。こういうの探すの早いなぁ〜。
まずは、まんま(夕食)。
パパとふたりきりでどうかなぁ……と思っていましたが、残さずキレイに食べてくれました! 普段よりも良い子。
「ないな〜い(「全部食べたよ」の意味)」
食後の食器下げは、わが家では食べた人が片付けます。もちろん1歳の鼓太郎も。
【卒乳初日・夜8時】お風呂、デザート
お風呂〜! ……の前に、鼓太郎くんはウンチをしてくれました。あったかいお風呂で、おしりも、カラダも、キレイさっぱり。
風呂場では、30分ほど楽しみました。
風呂上がりにパン。
明日の朝用に買っていたのですが、見つかってしまいました。こういうのも見つけるの早いなぁ〜。
今日のために、鼓太郎の大好物「ぶどうゼリー」を買っておきました。パパと一緒に、風呂上がりのデザートを食べてすっきり!
ごちそうさまでした。
「ないな〜い」(台所までお片づけ)
【卒乳初日・夜9時】オモチャで遊んで、絵本の読み聞かせ
続いて、おもちゃタイム。
ここまでかなり順調です! ママいなくても全然平気だな〜。
あぁ”〜っ。上機嫌な鼓太郎。
「でんちゃ、でんちゃ」(電車)
いよいよ就寝時間になりました。
この日のために初めて買ってきた、幼児向けの雑誌。1〜3歳向けの「ベビーブック」を、就寝時の絵本代わりに読んでみます。
アンパンマン、機関車トーマス、ワンワン(いないいないばあっ!)、メーコブ(おかあさんといっしょ)など、鼓太郎が大好きなものが全部載っていました。パパも一緒に大興奮!
ワンワン。プップー。パンパンパン!(アンパンマンがまだ言えない)
なんとここで鼓太郎が「ねんね」と言い、自分で部屋の電気を消しました。なんという順調な流れ! やったぁ〜、大成功!!
……おやすみ。
【卒乳初日・夜10時】寝てくれない! だんじり、おやつ、オモチャ
スムーズに寝た……かと思ったのですが、「パイ(おっぱい)」が無いので寝方がわからず、「まい(おしまい)」と起き出しました。
再び部屋の電気をつけて、今度は「だんじり祭ごっこ」です。
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ふたたびブロックで遊びはじめた鼓太郎に、「ねんね〜」と言っても、寝るふりばかりで、ふざけてばかり。うーん、どうなってるんだ。
次に冷蔵庫に向かって歩き出し、勝手に開けて中を物色。
「アカンで〜!」と伝えても止まりません。仕方なく、これもこの日のために事前に買っておいた鼓太郎の大好物「ブルーベリー」をあげました。
ペロリとごちそうさま。
おかわりをせがまれましたが、さすがにもうええやろ。食べ過ぎです、こたろー。
次は、隠していたオモチャを発見。今度は笛。
吹き方を教えてあげたら、鼓太郎大爆笑! 夜遅いですが、家のなかに「ピー、ピー」鳴り響いています。
次は、年末におもちゃ屋さんで買った「木製のおままごとセット」を持ってきました。「トン、トン、トン。こっちゃん、上手だね〜」。
さすがにパパも疲れてきました……。
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次は、再びバス。
ここまで一度も泣かなかった鼓太郎はえらい!
途中「ママ、ママ」と言い出すこともあったのですが、「今日はパパと寝ようね」と何度も伝えました。
でも、パイ(おっぱい)が無いから、寝る方法がわからない。がんばって無理やり遊んでいるようすです。
【卒乳初日・夜11時】おっぱいが無いから、寝たいけど、眠れない……
ふだんならとっくに寝ている時間。
鼓太郎の遊びが、だんだんよくわからなくなってきました。謎……。笑
座布団を持ってきて、パパに「フライング座布団」をねだります。鼓太郎を座布団に座らせ、僕は座布団の両端をもって、ゆ〜ら、ゆ〜らと揺らして遊びました。
もう11時まわってるよ、鼓太郎。
と、ここで最後の秘密兵器登場! 1歳8ヶ月にして、はじめて「おしゃぶり」デビュー。笑
この日のために買っておいたのです。
鼓太郎にあげてみると、ジュバジュバと爆笑しながら吸っていました。「なんだこれは〜!」という感覚だったのでしょう。
パパを背もたれに、おしゃぶりをくわえさせながら、再び雑誌「ベビーブック」を読み聞かせ。
ゆっくりと角度を寝る方向に持って行って、だんだん眠くなる〜と念じながら、トン、トン、トン……。
ねたぁぁぁーーっ!実は寝るときのみまだ卒乳できていなかった息子を、パパとふたりっきりの夜に寝かしつけできた!!泣
— パパやる (@papayaru) 2016, 1月 13
【卒乳初日・深夜2時】ママの気配に気づいて、大大大号泣!
鼓太郎は眠りについて30分ほどたった頃、深夜0時にママは帰ってきました。
まさかこんなに大成功すると思っていなかったようで、嫁さんはえらく驚いていました。驚いているのは僕も同じです。
でも、夜はまだはじまったばかり。これで終わりでは無かったのです。
深夜2時。熟睡していた鼓太郎ですが、ママの気配を感じて起きてしまいました。しばらくはママのおっぱいを必死で求めていたのですが、卒乳すると決めたので簡単にあげることはできません。
ツラい……!(涙)
泣き叫ぶ鼓太郎と、困ったママ。
10分ほど攻防しましたが、「このままでは鼓太郎もママも眠れない」と思い、僕が鼓太郎を抱きかかえ別室に移動しました。
背中を力一杯のけぞらせて、全身で号泣! そんな鼓太郎を「いいこ〜、いいこ〜」「今日はパパと寝れるね〜」などと声掛けをしながら、1時間ほど抱っこし続けました。
できるだけママを思い出さないように、ママが歌っている子守唄ではなく、僕が即興でつくった子守唄を歌いながら……。
今日の こたろーは えらかった
パパといっしょに まんまに おふろ
ブロックつくって遊んだね〜
明日は どんな日が やってくるかな〜
プープ パーパー ガタンゴトン
明日は みんなに 会えるかな〜
こーたろ こーたろ
今日は パパと ねんねしよー
パパと たのしく ねんねしよー
卒乳とは、うまい言葉をつけましたね。
卒業式のような気分になり、パパも、ママも、鼓太郎も、みんなオッパイとのお別れが悲しくて泣けました。
【翌朝】保育園で「おめでとう!」と、パパが褒められました
保育園へ行くと、保育士の皆さんから「パパ、どうだった!?」と聞かれました。「はい、なんとか……」。その場にいた4人の保育士さんから、「おめでとー!」「パパ、がんばったね〜」と褒めてもらえました。(笑)
ちなみに鼓太郎は、昨日のことはすっかり忘れしまったのか、とっても元気でした!
19さて、今夜は「卒乳2日目」。
無事乗り切ることができるのでしょうか。
不安はつづく……。
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深夜まで遊びよなー
泣けるよなー卒乳は。
コメント、ありがとうございます!
授乳って、母も子もどちらも愛着あるだろうし、それを終えるというのは大きな節目でした。我慢させている息子に切なさを感じて、僕も辛かったです。
今となっては懐かしい思い出ですが、当時のことははっきりと覚えています。
パパとしても卒乳に携われてよかったです。^^