画像参照元:طرق العناية بالجرح بعد الولادة الطبيعية

世界の子育て、妊娠・出産事情を知ると、「出産・育児において、国が変われば常識もガラッと変わる」と驚かされます。

有名なところでは、欧米の多くの家庭では《親は赤ちゃんと添い寝をしない》という常識。最低でもベビーベッド、できれば子供部屋を用意して、そこで寝かしつけをします。離れた部屋から夜泣きなど異変に気付くように、マイクやビデオを設置して遠隔で監視しているのです。



欧米「赤ちゃんと一緒に寝るのはおかしい!」 × アジア「親が別室で寝るなんて!」

なぜ、乳児を一人で寝かせるのか? 日本人の常識からすればビックリですよね。その理由は、自立。赤ちゃんのうちから、生きてゆく術(すべ)を教えているわけです。泣いてもすぐに抱っこはしません。逆を言えば、赤ちゃんと添い寝している親は、幼児虐待をしていると見なされることもあるそうです。

他にも子供を別室に寝かせる理由は、子供が生まれても夫婦関係を大切にするためだとも言われています。

それに対して日本などアジアの多くでは、添い寝が主流。泣いた時にはすぐに抱っこをしてあげて、まずは母親との絆、親子の信頼関係を重要視しています。

その背景には狭い住宅事情もあるかと思いますが、広い家で暮しているとしても、同じベットや布団で寝ている方は多いのではないでしょうか。赤ちゃんを別室に寝かせて、カメラで監視しているから大丈夫!……なんていうとギョッとされそうです。



【サウジアラビア】妻の出産に立ち会った男性医師を、父親が銃撃!

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しかし、この常識には驚きました。

中東の石油王国サウジアラビアにて、赤ちゃんが生まれたばかりの父親が「病院へお礼に行く」といい、分娩を手がけた男性医師を銃撃したのです。


サウジアラビアの首都リヤドで25日、女性の出産に立ち会った産科医の男性が、出産後に訪ねてきた女性の夫に銃撃され、重傷を負う事件があった。逮捕された夫は「男性の医師に出産に立ち会う権利はない」と主張した。(中略)夫は25日に「お礼のためだ」と称し、病院の庭で医師と面会。衣服の下に隠し持っていた銃で、男性の胸などを撃った。

サウジ 「出産立ち会う権利ない」夫、男性産科医を銃撃:毎日新聞より一部引用


 

サウジアラビアはイスラム教の国で、女性は黒のベール(アバヤ)で頭のてっぺんから足元までを隠しています。女性は家族以外の男性に肌を見せてはいけない、という常識があるのです。

近年、その厳しさは少し緩和されていると言われていますが、肌でさえ他の男性に見せてはいけないのに、出産となれば……ですよね。

もちろん銃撃は許可されるものではありませんので、父親は逮捕されています。

ちなみに、出産した(銃撃した)病院はサウジアラビアいちの「キング・ファハド・メディカル・シティー(KFMC)」という大病院。韓国の医療システムを丸ごと輸出した最新鋭設備が整った病院だそうです。ここで働く医療関係者は、韓国から医療教育も受けています。以下は、その銃撃された男性医師。重傷を負いましたが、命は助かりました。

 

ところで、サウジアラビアの方からすれば、「父親が出産に立ち会って、その様子をビデオやカメラで撮る」なんていう外国の習慣はどう思っているのでしょうね。「世界にはいろんな常識があるんだな〜」なんて、気楽には受け止められないような気がします。

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