世田谷区の小中学校、オリンピック・パラリンピック学校連携観戦が中止に

7歳の息子が通う、東京都世田谷区の公立小学校で、オリンピック・パラリンピック学校連携観戦が中止についてのプリントが配布されました。

ポイント

  • 学校連携観戦は中止
  • 子どもたちに競技を観戦する貴重な機会がなくなることは大変残念
  • 子どもたちの安全・安心を第一優先に考えての判断

世田谷区に限らず都内の多くの自治体でも、「新型コロナウイルスの感染拡大にともない、児童・生徒の安全を確保することは困難」として学校連携観戦の中止を表明しています。

詳しい内容は以下のとおりです。

学校連携観戦プログラムとは

学校連携観戦プログラム
引用元:文部科学省

「学校連携観戦プログラム」とは自治体や学校単位でチケットを購入してもらい、 次世代を担う若者に、より多く会場にきてもらうことを目的とした事業自治体や学校単位でチケットを購入してもらい、 次世代を担う若者に、より多く会場にきてもらうことを目的とした事業のこと。

文部科学省 より引用

 

学校連携観戦プログラムについては、東京都教育委員会のウェブサイトにも掲載されています。

子供の競技観戦について
1 観戦の目的
東京で開催される大会を直接観戦する体験を通じて、子供たち一人一人に、人生の糧となる掛け替えのないレガシーを残していく。

2 参加対象
観戦を希望する都内の全公立・私立学校

3 観戦競技
公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会が、子供の観戦促進に向けて検討中の「学校連携観戦プログラム」の対象となる競技

4 必要経費
観戦チケットに係る費用を、東京都が公費により負担する。

東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会における子供の競技観戦についてより引用

オリンピック・パラリンピック学校連携観戦の中止について

令和3年7月6日

保護者の皆さまへ

オリンピック・パラリンピック学校連携観戦の中止について(お知らせ)

世田谷区教育委員会
教育長 渡部 理枝

日頃から世田谷区の教育活動にご理解とご協力をいただきありがとうございます。
これまで世田谷区では、オリンピック・パラリンピックを会場で直接観戦する体験は、子どもたち一人ひとりに人生の糧となる掛け替えのないレガシーを残していくことにつながり、大変意義のある教育活動であることから、5歳児から中学校3年生までの全校・全学年において学校連携観戦を教育課程に位置付け、準備を進めてまいりました。
一方、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、各学校においては、区教育委員会が作成・随時更新している「学校・園における新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン」に基づき、子どもたちの安全・安心を第一優先に教育活動を行ってきました。
学校連携観戦の実施に当たっては、上記ガイドラインに基づき、新型コロナウイルス感染症対策の徹底や、マスク着用をした上での熱中症への対策など、子どもたちの安全・安心を第一優先に考えた対応を実施する必要があります。
また、複数の学級・学年での公共交通機関の利用も含めた移動は、感染症や熱中症の対策を徹底しても、子どもたちの安全・安心を確保できるか大きな不安があります。更に、今後の感染症拡大や変異株の状況によって、全校・全学年での観戦が可能なのか、不確かな要素もあります。
このたび、6月末に東京都教育委員会から届いた「学校連携観戦に係る検討状況ついて」の情報提供を受け、区長部局と協議を進め、校長会とも調整の上、区教育委員会として、学校連携観戦は中止と判断させていただきました。
これまで各学校においては、この学校連携観戦に向けて準備を進めてきたところであり、子どもたちに競技を観戦する貴重な機会がなくなることは、大変残念なことではありますが、子どもたちの安全・安心を第一優先に考えての判断であることについて、ご理解をいただきますよう、よろしくお願いいたします。

【担当】
教育政策部教育指導課

*小学校で配布のプリントより引用

コロナ禍の中、小学校1年生の親として

マスクをつけて登校する小学1年生の子供と親

コロナの影響は深刻ですね。

わが家の息子は、3か月前に世田谷区の公立保育園から、同区の公立小学校に入学しました。

保育園でもコロナの感染防止対策は徹底して行われていたのですが、乳幼児が対象ですので、おもちゃなどを口に入れたり、吐き戻しがあったりするので、園児に対しては可能な範囲での対策でした。たとえばマスクに関していえば、乳児は危険なので不要、年少以降も着用は任意です。

しかし、小学校に上がってからは、児童に対しても厳しくなりました。たとえば、マスクは終日必須、給食は黙食、プールは人数を制限して交代で入る、といった具合です。

こうした姿を親として日々みていると、かわいそうに思えてくるのです。

小学校にあがって慣れない環境の中で、マスク着用や黙食の実施があり、それでも頑張って行かないといけない。

東京五輪の開催も大切なのかもしれませんが、子を持つ親としては「子どもたちの日常生活回復を優先して欲しいな」と願ってしまいます。

給食は楽しく食べて欲しいし、クラスのみんなの顔も見えるようにしてあげて欲しいのです。

今はワクチン接種も始まり「そろそろコロナ収束が近づいてきているのかな……」とも期待しましたが、ここにきて、今日(2021年7月7日)《政府が、東京都に対し緊急事態宣言を発令する方向で調整に入りました》とのニュースが報じられました。

お友達の顔が見れない状況は、いつまで続くのでしょうね。

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