妻が入院しました、という記事を公開し、たくさんの方からメッセージを頂きました。優しいお心遣い、本当にありがとうございます。
おかげさまで、嫁さんは無事に退院できました。
保育園から帰ってきた2歳半の息子は「ママーっ!」と泣いて飛びつくのかと思ったのですが、案外ふつう。特別な様子はなく、何事もなかったかのように日常が返ってきました。あれ……? と拍子抜けですが、ある意味、癒しをもたらしてくれました。
断乳・卒乳と同じ。初日が山場!
息子は相当なママっ子であり、生まれてから一日も母親と離れたことがないので、今度ばかりは結構不安でした。僕は、事前に息子が喜びそうなオモチャ、絵本、お菓子などを準備し、そわそわしながらその日を待ったのです。
できる限りの準備をしていたものの、やっぱり「ママがいない!」と号泣。深夜2時半から5時まで、家の周辺を抱っこして歩き回るという夜を過ごしました。
しかし、翌日には早くもパパとの生活に慣れたのか、結構楽勝!
パパとふたりで夕食を楽しく食べて、お風呂ではたっぷり遊んで、寝る前はお布団の上でゴロゴロしながら、絵本を読んだり、歌を歌ったり、お話をしたりしました。
パパとふたりの夜は無礼講ということで、お布団の上でおやつも食べました。
そしてふたりで遊び疲れて、そのまま一緒に就寝……。
気づけば朝でした。
「ママがいい!」と、一度もアンパンチを喰らわされることなく、楽しく眠りについて、穏やかな朝を迎えることができたのです。
僕は、改めて感じました。
父と子の絆は、一緒に過ごす時間で決まるな、と。「うちの子はママがいないとダメだから……」と言っていては、子供と父親の関係はそこまで止まり。乗り越えてこそ、築ける関係があるのだと思います。
今回、嫁さんの入院による父と子のふたりきり生活を経験して、かつての断乳・卒乳の苦労を思い出しました。ただし、どちらも大変なのは最初だけです。ちょっとずつ成長して行けるのが楽しいですね。息子も僕も。
ママがいない、パパとふたりきり
父と息子、ふたりきりで乗り切った過去記事いろいろ。看病したり、遊びに行ったり、思えばいろんなドラマがありました。