育児中の女性をだます、ママ向けの悪徳セミナーや起業塾が増えているそうです

育児中の女性をだます、ママ向けの悪徳セミナーや起業塾が増えているそうです

育児中の女性をだます、ママ向けの悪徳セミナーや起業塾が増えているそうです

息子が生まれる数ヶ月前、認可保育園の申し込みについて教えてもらおうと役所の生活支援課(世田谷区役所)を訪れた際、ラックに並んでいるチラシを見ていると、ふと「女性起業セミナー」の案内が目に留まりました。

「女性が育児をしながら働くということは、就職だけでなく、起業も選択肢にある訳か」と、ワーママ(ワーキングママ)に事情をすこし垣間見た気持ちになりました。

役所に設置されているチラシですので、数万〜数十万の高額セミナーではなく、参加しやすい価格設定でした。確か3,000円程度だったように思います。

そして時は流れ……。

Facebookで子育ての投稿が増えると、なぜかキラキラ金儲け系のユーザーから友達申請が届く

息子が生まれるまで、僕は仕事のほとんどがレゲエ(音楽)に関することでした。当然、SNSでもレゲエ情報を投稿していたので、レゲエが好きそうな方からTwitterでフォローされたり、Facebookで友達申請を頂いたりすることが良くありました。

しかし、育児に関する投稿を行うようになってから、「あれ? これまでとは違うぞ!」と気づいたのです。

SNS、特にFacebookなのですが、突然怪しげなユーザーから頻繁に友達申請が届くようになりました。見ると、全く知らない方で、共有の友達もいません。誰だかわからないのでリスエストは承認しないのですが、一応プロフィールと最近の投稿を見てみると、これが実に怪しげなのです。

セミナー会場っぽいところで撮影した写真ばかり投稿していたり、自己啓発っぽい投稿が多かったり。

「あっ……これ、詐欺っぽいな」と思うようになり、頻繁に届くこうした申請はスパムとして識別し、スルーするようになりました。

新米ママを喰い物にする、悪徳起業セミナーがあるらしい

苦悩する女性
先日、保育・教育・育児などを得意とする、ライター鈴木麻由美さんのルポタージュがYahoo!ニュースで公開され、話題になっていました。これを読んで僕は、これまでのことが色々つながって、事情を理解することができたのです。

ネットのママ起業塾を知って加入。半年間で10万円を支払った。だが、受講内容には落胆した。

「フェイスブックをやれとかブログを書けといった内容がメインで、すでにやっていた私には、新鮮味はありませんでした」

次に、その起業塾が開催するセミナーに参加。女性コンサルタントがビジネスを回す仕組みを教えるという触れ込みで、受講料は5000円。受講してみると、そのコンサルタントとコンサルティング契約を結ぶよう勧誘された。契約し、1年間で20万円を支払ったが、フェイスブックでとにかく『いいね』を押せ、交流会に参加しろ、という人脈づくりに重きを置いたアドバイスしか聞くことはできなかった。

「ママ起業」ブームの陰で「期待外れ」の起業セミナー:Yahoo!ニュース

参加した彼女は、元・公立中学校の音楽教師で、寿退社で出産後、音楽療法をビジネスとして展開したいと思い、起業塾に加入したそうです。

闇雲に「とりあえず起業」「育児しながらお金儲けしたい」といった様子ではなく、やりたいことをイメージしてからセミナーに挑んでいます。それにも関わらず、たいしたノウハウは教えてもらえないままに、数十万円も無駄に投資してしまったのです。

僕が冒頭で書いた「女性起業セミナー」のチラシですが、見かけたのはそれ一度きりではなく、それ以降、街やネットで何度も目にしました。もちろん中には良いセミナーもあると思いますが、この記事を読む限り、どうやら悪質セミナーの方が多いようです。ママがママを喰い物にするという、まるで地獄絵図……。

こうしたセミナー会場の入り口にはベビーカーがたくさん並び、抱っこ紐で赤ちゃんを抱えたママや、幼い子の手を引くママの姿でごった返しているそうです。

女性、特に育児中の女性は、自分の財産や時間を奪われないためにも、こうした人を騙すような起業セミナーや塾があることは知っておいた方が良さそうです。ぜひ以下の記事を読んでみてください。

まずは自分で少しでも稼げるようになってから

最後に僕の考えを少し。起業したいと思ったとき、いきなりセミナーから入るのではなく、まずは自分で少しでも稼いでみるのを目標に頑張った方が良いと思います。

やはり人の弱みにつけこむ悪質な商売というのは、どこにでもあります。初めから他人に『頼る』と、いつまでも喰い物にされる怖れがあるのです。

先の記事には「ホームパーティ文化を伝える教室」「グッズの輸入販売」で起業しいというセミナー参加者も出てきます。今の時代、インターネットがあるので、教室開催の宣伝をしたり、輸入雑貨を仕入・販売するのは簡単にできるでしょう。そうして、まずは自分で始めてみるのです。

その上で、必要な知識を高めるために専門書を読んだり、見聞を広めるために海外へ行って最新のホームパーティやグッズを調査したりすると良いのです。

セミナーには『女性向け』など一応のしばりがあったとしても、参加者は、やりたいことも、得たい知識も人それぞれ。そのため、セミナーがありきたりでぼんやりとした内容になってしまうのです。「なんか無駄だったな……」と。

まず始めてみるというのは、とても勉強になります。始めるために必要なものを調べ、準備し、実践し、ちょっと成功し、トラブルを経験し、それを乗り越え……。

もし、いきなり自分でやるのが不安であれば、同業者でアルバイトをしてみるのも手だと思います。

とにかくやってみないことには、何が必要なのかよくわからないのです。その上でどうしても起業セミナーが必要であれば受ければ良いし、専門知識や資格が必要であれば、もっとターゲットを絞った勉強会や書籍で学べば良いのです。

そうした生き様の方がリアルだし、周りも応援してくれるのではないでしょうか。