子供の時間感覚は小学生から。保育園児・幼稚園児は先をイメージするのがまだ未熟

雑誌が売れない時代と言われていますが、書店へ行くと妊娠や育児に関する雑誌コーナーは賑わっていますね。発行部数的にはベネッセの「ひよこクラブ」「たまごクラブ」がトップで、それに続き、主婦の友社の「Pre-mo」「Baby‐mo」、祥伝社の「nina’s」などが並びます。

そんな雑誌コーナーに設置された小さなラックに、ちょこんと居るのがPHP研究所の「PHP のびのび子育て」です。スマホ2つ分ほどの小さなサイズで、値段も391円とお手ごろ。知っている方や、愛読している方も多いでしょう。

「PHP のびのび子育て」は、毎月10日発売の月刊誌。僕は気になった号だけ、つまみ食いならぬ、つまみ買いをしています。

2歳半頃から、過去形を使いはじめた息子

わが家の息子は、ただいま2歳10ヶ月。語彙爆発期のようで、すごいスピードで言葉を習得しています。毎日「これなに?」「これ〇〇って言うの?」と、いろんな物に興味津々。一度聞いただけでしっかりと覚えることができる、うらやましい記憶力です。

2歳6〜7ヶ月頃でしょうか。

「こっちゃん、〇〇した」

と、過去形を使い始め、さらに

「きのう、ママとアンパンマンミュージアムに行ったの」

など、『昨日』という時間を示す単語まで使えるようになったのです。ただ、1日前のことも、1週間前のことも、過去の出来事はぜんぶ『昨日』なんですけどね。

幼い子供は、時間の感覚が未熟。将来をイメージできるのは小学校高学年から

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さてそんな折、「PHP のびのび子育て」の最新号を読んでいると、ハッとした記事がありました。子供の時間感覚に関する一節です。

大特集 3・7・10歳がわかれ道! 心が荒れる子・おだやかな子

【7〜9歳】時間の流れをイメージする能力が徐々に育っていき、1週間、2週間としだいに長く見通しが立てられるようになっていくため、先を見越して不安になることも、少しずつ出てくるでしょう。

【10〜12歳】時間の展望能力がますますつき、2、3ヶ月から1年先くらいまでを見通せるようになるため、先のことを考え、不安になることも増えていくでしょう。

PHPのびのび子育て 2017年2月号:大特集「心が荒れる子・おだやかな子」

なるほど。いくら単語や言い回しを覚えることが出来たとしても、時間の感覚を理解するには、ある程度の年齢が必要なようです。

10分先、20分先、今夜のこと、明日のこと。先をイメージする時間の感覚は、年齢とともに少しづつ伸びて行くものだったんですね。また、時間の感覚をつかむことができることで、同時に不安も感じるようになるというのは、皮肉というか、なるほどそうだったのかと腹落ちしました。

僕はあまり悩まない性格なのですが、それはもしかしたら先を見通す時間感覚に乏しいのかもしれません(笑)。

とにかく、子供は時間の感覚が未熟というのを知っていれば、子育てがちょっとだけ楽になるような気がします。

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