息子の鼓太郎は、ただいま1歳11ヶ月。
ここ最近は自意識が芽生えてきて、何事も無理やりさせると「イヤー!」と絶叫・号泣し、大変なことになります。そのため、自らの意思で行動するよう説得・説明しないといけません。
1936年に出版され、80年にも渡って世界中で読み継がれている、D・カーネーギーの名著「人を動かす」にも、こう書かれています。
人を動かす秘訣
人を動かす秘訣は、この世に、ただ一つしかない。この事実に気づいている人は、はなはだ少ないように思われる。しかし、人を動かす秘訣は、間違いなく、一つしかないのである。すなわち、みずから動きたくなる気持ちを起こさせること____これが、秘訣だ。
かさねていうが、これ以外に秘訣はない。
第二章「重要感を持たせる」より引用
1歳児といってもあなどれません。その本質は大人となんら変りなく、カーネギーが説く秘訣がピタリと当てはまったのです。
お風呂嫌いを克服! 花王のバブが、子供を動かす
ところで、おなじみの入浴剤、花王のバブっていつからあるかご存知ですか? 発売は1983年で、30年以上にも渡って愛用されているロングセラー商品なんです。炭酸ガスがぶくぶくと出る入浴剤、皆さんも一度は使ったことありますよね。
そんなバブを活用した、わが家の秘技を公開します。
パパ「こたろー、お風呂入ろうか?」
鼓太郎「ううん」
パパ「後にする?」
鼓太郎「うん」
パパ(ごそごそ……)
パパ「こっちゃん、どのバブにする〜?」
鼓太郎「ばーぶー」
鼓太郎「こえ!(これ)」
パパ「おっ、それにするか?」
鼓太郎「うん」
パパ「じゃぁ、チャポンしてくれる」
鼓太郎「うん」
パパ「じゃぁ、お風呂行こう!」
鼓太郎(テテテテ……)
みずから進んでお風呂へ!
1歳児でも発音できる「ばーぶー」、バブの天才的ネーミング
大成功です。カーネギーがいう「みずから動きたくなる気持ちを起こさせること」を、見事成し遂げました。
鼓太郎は、湯船にバブをチャポーンと入れるのが好きなのです。しばらくすると湯船から、ぶくぶく……と気泡が。「おぉー」と、ドヤ顔で喜んでいます。
さらに、バブという商品名は、言葉がまだちゃんと話せない1歳児でも「ばーぶー」と言えてしまう。なんというネーミング! 名前を考えた花王の方は天才策略家ですね。
1歳児を魅了し、商品名も言える。ここにロングセラーの秘訣があると言えるのではないでしょうか。
バブは、詰め合わせ(アソート品)を買いましょう
まず、バブを選ぶところから楽しみは始まっています。同じ種類のものを買うのではなく、4種の香りが入った詰め合わせ品を買いましょう。わが家では、それをジップロックに入れて、毎回ひとつ選んでもらっています。
バブは、子供や赤ちゃんでも使えるの?
花王の公式サイトを見ると、「赤ちゃんがご家族と一緒に入浴できる頃になれば……」と書かれていましたので、0歳児からでも使用可能のようです。ただし、ぶくぶくの泡(炭酸ガス)を吸い込むと、まれに咳き込むことがあるとのことなので、それだけ注意ですね。
Q. 「バブ」や「バブ クール」を入れたおふろに赤ちゃんと一緒に入ってもいいの?
A. 赤ちゃんがご家族と一緒に入浴できる頃になれば、「バブ」「バブ クール」や、「バブ メディケイティッド」を入れたおふろにも一緒に入れます。
錠剤が溶けている間は、香り立ちが強くなることがありますので、必ず浴槽のお湯に溶かしきってから入れてあげるようにしましょう。身体が温まりすぎるとのぼせることがありますので、ぬるめのお湯にして、お湯に浸かる時間も短めにするとよいでしょう。また、赤ちゃんとおふろに入る時は、浴槽などでのすべりにもご注意ください。
花王のバブ Q&Aより引用
鼓太郎も、そろそろイヤイヤ期が芽生えてきました。幼い子供への「説明」「説得」は、親のプレゼンテーション力の見せ場! 魅力たっぷりに伝えられるようがんばります。
【追記・2年後】4歳、他の入浴剤もバブと呼んでいます
この記事を書いてから、2年2か月。息子は4歳になりました。
相変わらずバブは大好きです。
しかし、バブは他の入浴剤に比べると少し割高なので、ときには別の温泉シリーズなどの入浴剤を買っています。ただ、息子にしてみたら、お風呂にいれる入浴剤はすべてバブ。
バブのネーミングの凄さに、改めて感じ入っています。
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*叱っても効果なし。一体どうしたら、自らすすんで動いてくれるの? 実は意外なところに秘訣があったのです。