最近、3歳6ヶ月の息子が、パパに戦いを挑んでくるようになりました。
息子「パパは敵だ!」
パパ「うぅぅ、負けない!」
息子の鼓太郎は、勇ましい声をあげながら、僕にパンチやキックを繰り出したり、飛び乗ったり、全身・全体重を掛けて攻撃してきます。さらに、おもちゃの剣を構え、武器を使用することもあります。
僕も男ですので、息子の戦いは受けて立ちます。
しかし、いつも僕が敵というのは、あまりに理不尽。僕は息子をベッドに押し倒し、「おい、パパは仲間だろ? 家族だろ?」と、顔を近づけて問い詰めます。
すると、息子はこう言うのです。
息子「パパの顔、ちょっと変!」
な、な、な、なにぃ! パパに押さえつけられ身動きが取れなくなった息子は、言葉で攻撃しかけてきました。しかも「パパの顔、ちょっと変」と言い放ったあとに、爆笑しています。
パパの扱いが、ひどいっ!
ママ可愛いのに、怒るのヤダ
敵扱いするパパとは対照的に、息子はママに対して「ママは僕のもの」と、誇らしげに振舞います。
ママを抱きしめながら、
息子「ママ好き! パパ、好きじゃな〜い(笑)」
というのは、日常茶飯事。
また、ママに叱られたときは、切ない表情でこう言うのです。
息子「ママは可愛いのに、怒るのヤダ」
完全にママのハートを掌握しています。
そろそろ、男の役割をおしえてやろうじゃないか
近年、世の中は男女平等。男性・女性の区別をしない方向になりつつあります。僕は時代に逆行しているかも知れませんが、息子に「男とは」を教えることにしました。
実はここ最近、息子は人には男と女があることを理解しはじめたのです。2歳〜3歳はじめ頃までは、男の子、女の子、と言ってもキョトンとしていたのですが、今ではなんとなく見分けがつくようです。
パパ「パパは、男と女、どっちだ?」
息子「おとこ!」
パパ「そうだ」
パパ「じゃぁママは、男と女、どっちだ?」
息子「おんな!」
パパ「うん、正解」
パパ「では、男は何をしたらいいか、教えてやろう」
息子「うん」
パパ「男は、女を守るんだ」
息子「守るって何?」
パパ「敵が来たり、困ってたりするときに、助けることだ」
息子「わかった」
(遠くから声が……)
ママ「こっちゃーん、ママ困った! 助けて〜」
ママは「料理が忙しくて大変! 手伝って欲しい」と、ヘルプ・ミーを叫んだのです。この辺り、うまく夫婦の連携は取れています。ママからの「困った」を聞いた息子は、すっ飛んで行き、張り切ってお手伝いを始めました。
男の子は、女の子を守るヒーローだ。
しばらく徹底して教えていきたいと思います。