待機児童数、日本ワーストワンの東京・世田谷区。
先日、来年平成27年(2015年)4月度の認可保育園の入園申し込み締切りがあり、早速、世田谷区長の保坂展人さんが、平成27年度の認可保育園の申し込み状況の速報をツイートされていました。
新設の保育園は増えるも、申込者数も増加で、実際の待機児童数は微増。
- 平成27年4月度入園分 – 6,175人(前年対比15.1%増加)
- 認可保育園の定員数 – 2,910人(前年対比35.5%増加)
- 実質待機児童数 – 3,265人(前年対比1.5%増加)
平成27年4月の世田谷区内の認可保育園の申込者数が6175人と発表されました。平成26年4月時点では5363人だったので約812人増(15・1%増)です。保育園の新設で、26年4月の2147人から763人増(35・5%増)の2910人に増やしていますが厳しい状況は続いています。
— 保坂展人 (@hosakanobuto) 2014, 12月 26
数字ばかり沢山並んでややこしいですが、要は申込者の半数以上は認可保育園に入園できず、倍率としては2.12倍という結果です。合否の結果は、2月に区役所から郵送で案内が届きます。
でも、世田谷区は育児によい街づくりを目指して頑張っています!
自分たちの子供も、現在、世田谷区で待機児童のうちの一人です。
「少子化問題なんていうなら早く保育園増やしてよ!」と、保活でヘトヘトになりながら思う訳ですが、実際、世田谷区は様々な子育て施策をおこなっています。世田谷区長のツイートを見ていると度々子育てに関する話題が来るので、逐一把握している訳ではありませんが、その重要度の高さが伺い知れるでしょう。
新設の保育園にしても、候補地はいくつもあがっているものの、地域住民の反対(騒音問題など)でなかなか建設が進まないといった実態もあるようです。
また世田谷区は、「2015年4月から区内の新設保育所で働く保育士に、一人当たり月額8万2千円を上限に家賃を補助する」という東京で初めての施策を発表しています。保育士さんの仕事は、低所得で過酷とよく言われますが、その保育士さんへ税金が投じられるというのは、保育園を望む子育て世代には嬉しい流れです。
■関連リンク
→ 保育士に月8万2千円の家賃補助 – 太陽のまちから – 朝日新聞デジタル
とはいえ、現状厳しいのには変わりありません。働きながら子育てしたい家庭には、まだまだ苦戦が強いられそうです。