働きながら子育てしやすい東京の市区町村は? 日経DUALが「共働き子育て自治体ランキング」を発表。

子どもを育てるにあたって、どこの市区町村で暮らすのが良いか。

これって、案外重要です。

「保育園やベビーシッター、病児保育、学童保育の充実度はどうか?」「行政からの、支援(助成金)はあるか?」など、地域によって行政の力の入れ具合や待機児童の多さなど状況が違うからです。

「とりあえず、今住んでいるところで産んで、問題があれば引っ越そう……」という考え方もありますが、「大変すぎる保活」に直面すると色々焦ることになります。また、無事に入園できても「お友達ができる」「ママ友・パパ友ができる」「町内会に入った」など、地域との交流が広がりはじめると容易に引っ越しづらくなります。

「うちは専業主婦で、さらに両親とも同居で、大家族で育てるので大丈夫!」というのであれば、地域のインフラ(基盤)はあまり関係ないかもしれませんが、核家族、共働き夫婦、母子家庭・父子家庭にとっては、子育てする場所は大きな要なのです。

仕事のために引っ越してくる人が多い、東京都。

僕は今、世田谷区で暮らしています。

これまでの子育てを振り返って、一番大変だったのは先の見えないなか暗たんたる思いで毎日取り組んだ「保活」です。世田谷区は日本一待機児童が多い地域で、そんなことを知らずに、仕事のために便利だからと住み着いた場所です。

僕たち夫婦は、地方出身者です。東京にきてすぐに気づくのが、「ほとんどよそ者」ということ。(笑) 初対面での定番トークに「どこのご出身ですか?」があります。他の地域では「どこにお住まいですか?」が多いですよね。東京は、あまりにもよそ者が多いので、そういう質問がまず来るのです。

上京者にとって、東京には地元意識がないので、どこで暮らすのも自由。その反面、賃貸派・購入派どちらにとっても、家探しはなかなか悩ましいところです。

子育てしながら働きやすい都市ランキング「東京編」

働くママ&パパに役立つノウハウ情報サイト「日経DUAL」が、とてもありがたい記事を公開してくれていました。

■関連リンク
共働き子育てしやすい街 荒川区が1位:日経DUAL

日経DUALと日本経済新聞社が「自治体の子育て支援に関する調査」を共同で調査。「子育てしながら働きやすい都市」に焦点を絞って得点をつけ、ランキングを制作しています。

共働き家庭やシングルマザー(ファーザー)家庭にとって、子育てしやすい市区町村はどこか、ということです。日経DUALさんの記事より、一部抜粋しながらご紹介します。

1位「荒川区」

  • 認可保育所に入れなかった世帯への手厚い支援。
  • 東京都独自の認証保育所に通う0歳児への差額補助(最大6万円)など。
  • 保育所の増設に、力を入れている。
  • ひとり親世帯への、ヘルパー派遣や施設などが充実。
  • 多胎児(双子、三つ子など)世帯への、ファミリーサポートやタクシー利用券などが充実。

2位「福生市」

  • 保育所の定員に余裕がある。
  • 0歳児クラスへも入りやすい。
  • 病児保育、学童保育などのインフラ面も良い。

3位「千代田区」

  • 認可外保育所へ通う0歳児への助成金(最大5万4,000円)。
  • 認可保育園に入れなかった子どもがベビーシッターを利用する場合、認可保育園と同じ保育料で利用できる。
  • 病児向けのベビーシッターの派遣費用を半額助成。

4位以下。港区、東大和市、稲城市、北区など。

4位以下は、このようになっています。

  • 4位 – 港区
  • 5位 – 東大和市
  • 5位 – 稲城市
  • 7位 – 北区
  • 7位 – 板橋区
  • 9位 – 新宿区
  • 10位 – 足立区
  • 10位 – 品川区

記事内では、20位まで公開されています。

ちなみに僕たちが暮らす街、世田谷区はランク外。自宅の一本道を挟んだ目黒区もランク外、さらにそのお隣の渋谷区もランク外。

どうやら、若者に人気と言われている街と、そこが子育てに適しているかは、完全に別みたいです。東京での部屋探しは、独身時代と子育て時代を分けて、別で検討すると良いと言えそうです。

どこで暮らすにしても、保育園が決まるかどうか。

僕たち家族は、世田谷公園の近くで暮らしています。最寄駅は、東急東横線「祐天寺」駅、もしくは「学芸大学」駅。

先にも書いたように保活は本当に大変でした。

でも、保育園が決まってしまえば、何の問題もないとても快適な街です。駅も近いし、バスもあるし、スーパーも多いし、大きな公園もあるし、図書館もあるし、ちょっと離れてるけど病児保育もあるし、静かだし、治安も良いし……。

日経DUALさんの記事でも重要視されていますが、要は「認可保育園に入れるかどうか」が、とても重要だと思われます。

もし入れなかった時のために、「待機児童が少ない街」「認可に入れなかった時に補助がでる市区町村」など、リスクヘッジとしての街選びをしておきましょう、ということなのかもしれません。

実際、今妊娠中の方や保活中の方にとっては、待機児童問題解決なんて悠長なことを言っている余裕はありません。ほんと東京は、保活に翻弄させられる街だと感じます。

また、もうひとつ余談ですが、認可保育園に預ける場合「平日日中勤務で土日祝が休み」が重要になってきます。保活中の方は、こんな記事もぜひ合わせて読んでみてください。

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