ベビーチェア TRIPP TRAPP、29,700円より

皆さん、どこかで一度は見たことがあるのではないでしょうか。木製のカラフルな子供用ハイチェア。

これはノルウェーのベビー用品ブランド「STOKKE」(ストッケ)「TRIPP TRAPP」(トリップトラップ)という製品です。

このトリップトラップは、1972年に販売開始され、世界中で累計1,000万台以上も売れたロングセラー商品です。日本でも1970年代から輸入され、40年以上愛され続けています。

今回は、そんなストッケさんのメディア向け発表会、「ストッケ青山店オープン記念 プレスカンファレンス」に参加して来ましたので、その様子をお伝えします。

ここでお伝えする内容は、「革新的企業ストッケについて」と「パパの子育て」です。

3児のパパ、STOKKE海外担当のLars Myrup(ラース・ミーロップ)さん

お話いただいたのは、北欧・スカンジナビア人のLars Myrup(ラース・ミーロップ)さん。ストッケのアジア太平洋地区をご担当する、コマーシャルディレクターです。今回は、ストッケの新店舗「ストッケ青山店」のオープンに備えて来日しています。

さて、本題に入る前に、まずはラース・ミーロップさんについて少しご紹介させてください。

ラース・ミーロップさんがストッケに入社したのは、昨年2016年。実は最近です。これまではBANG & OLUFSEN(デンマークの高級オーディオ・ビジュアル製品メーカー)で海外販売を手がけ、その後独立し、タイを拠点にマネジメントコンサルタントとして活躍していました。

そして2016年、アジア地区での多くの実績、ラグジュアリーブランドにおける知見の深さを背景に、ストッケにジョインした、という訳です。

現在は、中国・上海在住。かつて日本で8年間暮らしていた経験もあるそうです。

ラース・ミーロップさんは、仕事では世界中を飛び回わる国際的なビジネスパーソンですが、家庭では男の子3人のパパ。

現在、14歳、13歳、10歳の息子さんがいらっしゃいます。

ラース・ミーロップさんは、子供たちが生まれた時からワークライフバランスを重要視していましたが、特に赤ちゃんだった頃は、疲れてぐったりし、子どもと一緒に寝てしまうことも良くあったそうです。今は少年に成長した息子たちと、マウンテンバイクで走るのが楽しみなんだとか。

仕事が忙しくなりがちなラース・ミーロップさんですが、家族と過ごす時間の確保は、ずっと大切にしているとのこと。

ひと言で言えば、「世界を飛び回るかっこいいパパ!」ということですね。

TRIPP TRAPP(トリップトラップ)が、下の子に「おさがり」できない理由

ラース・ミーロップさんのお子さんが乳幼児だった頃、ラース・ミーロップさんはストッケの一員ではありませんでした。しかし、ストッケ製品の愛用者だったそうです。

15年前に最初の子どもが生まれる時、自分たちも他の家族と同じように、「どんなベビー用品を買おうかな」と、奥さんと一緒に色々検討しました。そのときに選んだのがストッケの製品ということです。

ところでベビー用品は、弟や妹が生まれたら下の子に「おさがり」としてバトンッタッチするのが一般的ですよね。でも、ストッケのベビーチェア、TRIPP TRAPP(トリップトラップ)は、おさがりできなかったそうです。

なぜなら、何歳になっても使えるから。

結局、お子さん3人分。3台のトリップトラップを購入することになりました。

食事をするときだけでなく、親子で料理をしたり、リビング学習をしたりなど、いつもそばにトリップトラップがありました。トリップトラップは、長年使うことができ、さらに親子を近づけてくれるツールでもあったのです。

「値段はちょっと高かったけど、これは一生使える!」と、ラース・ミーロップさんは製品の素晴らしさを実感したそうです。

ラース・ミーロップさんのお宅では、トリップトラップ以外にも、ベビーベッドもストッケ製品を愛用しました。

ベビーベッドは2台あり、「ひとりで寝たい」「お兄ちゃんと一緒に寝たい」など、子供たちのその日の気分に応じて、上手く使い分けたそうです。楽しそうですね!

来日して実感。日本のお父さんは変化している

ラース・ミーロップさんの、23年来の日本人の友人とのエピソードです。

その友人と先日、日本でプールへ行ったそうです。そのとき、大人用プールの脇でベビースイミングスクールが開催されていました。ベビーの人数を数えてみると、全員で25人です。

そのとき友人が、「お父さんとお母さんは、何人くらい来ていると思う?」と、ラース・ミーロップさんに質問しました。それに対し、「ママが20人で、パパは5人かな」とラース・ミーロップさんは答えました。

しかし実際は、お父さんが24人で、お母さんは1人だったのです。

それを知ったラース・ミーロップさんは、「日本はすごく変わったんだな!」と驚きました。

日本は、これまでの伝統的な背景があるので、父親の育児・子育て参加はなかなか難しいこともあると思うけど、しかし日本は今、シフトしているのだな、と実感したそうです。

最後に、ラース・ミーロップさんより日本のパパにアドバイス。

「父親は、子供に関わっていくことが大切。スイミングもそうだし、マンテンバイクもそうだし、他のスポーツもそう。あと、料理もね!」

かつて、子供と大人が一緒のテーブルを囲める椅子がなかった

STOKKE マーケティングマネージャー 丹生谷ゆりえさん

TRIPP TRAPP(トリップトラップ)のことを、単に「おしゃれな北欧ベビーチェアだろ?」と思っている方は多いと思います。僕もそう思っていました。

しかし、そうではありません。

トリップトラップが誕生した1972年当時、子供が大人と同じようにテーブルを囲める椅子がまだ存在しなかったのです。そんな時代に発売されたトリップトラップは、極めてイノベーティブ(革新的)な製品として世間を驚かせたのです。

今でこそ、ベビーチェア、ハイチェアは育児用品の定番ですが、40数年前には、そうした家具が無かったということです。しかも、同じ製品が誕生から今もなお愛用され続けています。

生活に革命を起こし、それがずっと続いている。凄いことですね。

ストッケは、トリップトラップに限らず、常に革新的な製品作りに情熱を注いでいます。ストッケは、育児業界のイノベーティブ企業だったのです。

STOKKE 青山店、2017年11月23日オープン

STOKKE 青山店 Ao アオ

東京都港区北青山 3-11-7
Ao <アオ> 1F
2017年11月23日 オープン

ストッケの日本3店舗目の直営店としてオープンする「STOKKE 青山店」。場所は、東京・青山の商業ビル「Ao <アオ>」の1Fです。

STOKKE 青山店は、国内最大規模の直営店です。

約100平米の店舗スペースには、子供部屋のイメージが膨らむようなルームセッティングのコーナーから、ライフスタイルに合わせて選べるお出かけアイテムまで、子供との日々に寄り添う製品が豊富に取り揃えられ、北欧テイストが漂うストッケの世界観を楽しめる空間が演出されています。

店内のようすを、少しご案内します。

こちらはストローラー(ベビーカー)。ストッケのストローラーは、どれも座面が高いのが特徴です。これは両親と赤ちゃんの顔を近づけるためだそうです。

赤ちゃんは生後6ヶ月頃から、社会と関わるスキルを育くみます。相手や景色を見ながら、それを理解し始めるのです。ストローラーに乗っている赤ちゃんは、忙しく行き交う車や人の姿ばかりを見がちですが、ママやパパの顔を見せることで、赤ちゃんを安心・安全だという気持ちにさせてあげることができる、ということです。

こちらはベビーベッド。
ベビーベッドは使う期間が短いので、購入を悩む方は多いと思いますが……

なんと、ソファーに変身させることができるのです。これは驚きました!

あと、小物ですが、こちらはストッケのベビーバス。浅くて使いやすそうな、ふつうのベビーバスのように思えますが……

折りたためます!
ベビーバスは、使わないときは邪魔になりますが、これは便利です。

また、ストッケは、家具のイメージがありますが、だっこ紐も展開しています。

こちらは「抱っこ」と「おんぶ」の両方がしやすくなっています。抱っこは、対面だっこ・前向き抱っこの両方が可能です。また、お父さんとお母さんがふたりで使いやすいよう、調整部分に工夫がされています。

このほかにも、店内にはさまざまな製品が展示・販売されています。東京近郊の方は、ぜひお店へ足を運んでみてください。

イノベーションを起こした製品は、愛される

現在、ベビーチェアやハイチェアは多くのメーカーから発売されています。

「キッズ用のダイニングチェアは昔からあるものだ」と、僕はなんとなく思っていましたが、今回ストッケのトリップトラップが、新しいアイデアで社会に大きな変化をもたらしたことを知りました。

トリップトラップの誕生前と誕生後では、世界がまるで違っていた訳です。タイムマシンで50年前にさかのぼって、子育て中の家庭にトリップトラップを見せると、びっくり仰天するということです。

電気がない時代、飛行機がない時代、インターネットがない時代……。

イノベーションを起こす人や企業って、偉大ですね。

ストッケが世界中で愛さ続けている理由が少しわかりました。