本サイトやSNSで「パパの育児」を発信している僕にとっては、ハッとさせられる《悩み相談》を見かけました。
悩みを告白しているのは、パパではなくママ。SNSでイクメンアピールしている夫に、うんざりしている……という妻の悩みです。
これは読売新聞の名物連載「人生案内」に掲載されていました。
夫がSNSで「パパの育児」を毎朝アピール
夫は、周囲から「イクメンで素敵なパパ」と言われています。でも実態は、家事・育児をほとんどしないのだそうです。
相談から一部引用します。
“夫は仕事が忙しくて疲れているとして、平日は家事や育児をほとんどしません。朝、私が出勤準備をする15分くらいの間、子どもを見る程度です。
腹が立つのは、その15分間や休日に子どもを撮影し、24時間以内に消えるSNSに投稿することです。それだけ見ると、いい人に見えます。
夫にもっと育児に参加してほしいと言うと、「周りからこんなにやっている人はいないと言われる」と答えます。投稿する「すてきなパパ像」を本物の自分と勘違いしているようです。
周囲に相談しても「SNSで見ると、いいパパ」と言われ、とてもつらく感じます。”
読売新聞オンライン[人生案内]夫 SNS上だけイクメン より引用
えっ、嘘やろ! これはひどい。
たった15分しか子どものお世話をしていないのに、SNSの「コメント欄」や「いいね」で《自分は素敵なパパ》だと勘違いしているなんて……。
これは奥さんがかわいそう。
あなたなら、この奥さんの悩みにどう答えてあげますか?
夫にとって家族は、自分自身の評価を上げるための道具
この相談に答えたのは、野村 総一郎さん。読売新聞「人生案内」でおなじみの精神科の先生です。
野村先生は、相談者さんが抱えるモヤモヤを見事に明文化しています。
- 夫のインチキぶりが許せない
- 周囲が夫のSNSを信じているのも腹立たしい
- 妻や子どもは、夫の評価を上げるための道具にされている
うん、そういうことですよね。
さて、この問題に対して、妻はどうすれば良いのか!?
野村先生の回答全文は、読売新聞オンラインでご覧ください。本記事執筆時点では一般公開されていますので、読むならお早めに。面白いですよ!
偽イクメンに注意!
さて、SNSに育児のようすを投稿する、男性のみなさん(僕も含む)。
もしや、SNSだけイクメンになっていませんか?
僕は気をつけているつもりですが……。嫁さんに「モヤっとしていない? イラっとしていない?」と、今夜確認したいと思います。
また、インスタグラム、Twitter、Facebookなど、SNSで育児アピールをしている男性が「本物のイクメンかどうか」を、見極めるリテラシーを持つもの大切ですね。
あなたは単に「いいね」を押すだけでなく、ときには具体的に「寝かしつけはどうしてるの?」「離乳食を食べさせるコツは?」など、質問コメントをしてみると良いかもしれません。
自分自身が偽イクメンにならないように。
そして、偽イクメンに惑わされないようにしましょう。