3歳0ヶ月の息子を連れて、東京・世田谷区にある「世田谷美術館」と「砧(きぬた)公園」へ家族で行って来ました。
砧公園は東京ドームがおよそ9個分もある大きな東京都立公園で、その敷地内に世田谷美術館があります。「絵画」で脳と心に刺激をもらいつつ、「公園」で走り回って体力を消耗させるという、心身充実作戦です。
さて、思惑通り楽しめたでしょうか。
まずは世田谷美術館へ。エリック・カール展、世界的絵本作家の個展
絵本「はらぺこあおむし」など、世界中で愛されている絵本を作っているアメリカNY出身の絵本作家、エリック・カールさんの個展を見に行って来ました。
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子連れで行きたい美術展。絵本「はらぺこあおむし」の作者、エリック・カール展が開催(世田谷美術館、京都駅ビル)
エリック・カール展は、2017年4月22日から7月2日までが東京の世田谷美術館(世田谷区砧公園1-2)での開催で、7月29日から8月27日にかけては京都の美術館「えき」(JR京都伊勢丹7階隣接)で行われます。
絵本作家の美術展で、エリック・カールさんの絵本「はらぺこあおむし」は、鼓太郎も大好きな絵本。3歳児で親の付き添い美術館は辛いかと思うけど、「これならいけるんじゃないか」と、家族3人で入館しました。
結論を言うと、半分くらいはイヤイヤ発生でゆっくりと見ることはできませんでした。初めのうちは興味を持ってくれたのですが、やっぱり辛くなっちゃったみたいです。その理由は、主にこのふたつ。
- 【1】絵に触れない
- 【2】見てるだけで遊べない
まず最初の【1】について。展示されている絵の前30cmくらいのところにラインが引いてあり、「線より内側に入らないように見てください」といったことが注意書きされています。最初は「触っちゃダメなの?」と理解してくれていたのですが、絵本のように触れないことに不満が溜まって来たようで、ヤダーッとイヤイヤが爆発!
あと【2】ですが、これは館内に子供が多数くることを想定して、子供が遊べるスペースが欲しかったです。全て見終わったあとに絵本の閲覧コーナーがあったのですが、ここでは息子は興味津々。やっぱり自分で触って、ページをめくりながら見るのが楽しいみたい。この絵本の閲覧を、館内にもところどことで設けてくれていたら助かったなぁ〜と思います。
ただ、他の子連れのお客さんをみていると、6〜7歳頃になると絵の感想を親と話したり、自分でじっくり見たり、ずいぶん絵画を鑑賞できるようになっていました。もちろん人によるのだと思いますが、鼓太郎は美術館はまだちょっと難しいななぁ……というのが僕の感想です。
動物園は大好きなので、今度はちょっとだけ発展させて博物館にチャレンジしようかな。
ただ、僕たち夫婦にとっては、このエリック・カール展は最高でした! きちんと知らなかったのですが、多くはコラージュ作品だったのですね。半紙のような薄い紙にカラフルな色付けをし、それを切って、動物や植物などの絵にする。
エリック・カールさんの初期の作品、第二次世界大戦後まもない頃の「切り絵」も展示されていて、「こういう手法は昔からだったんだなぁ! それが進化して、はらぺこあおむしのような絵になったのか」とわかって面白かったです。
あと、絵本「はらぺこあおむし」は、最初本国のアメリカでは出版できなかったそうです。はらぺこあおむしは、紙に穴が開いてあったり、紙の大きさがページによって違っていたり、特殊な加工が施されています。アメリカでは「これでは採算が合わない」として頓挫。しかし日本の出版社(印刷屋)が名乗りを上げてエリック・カールさんの仕掛けを本に施し、絵本「はらぺこあおむし」が完成させたのだとか。
だから、エリック・カールさんは、日本に特別な想いがあるそうです。
そんなこともあり、エリック・カールさんと日本の絵本作家「いわむらかずお」さんとの共作絵本も誕生しています。「同じ内容を二人の絵本作家が描き、それを1冊の絵本の前と後ろから始めて行き、真ん中のページで出会う」という、なんとも面白い企画です。たとえば、おなじ猫と犬の絵を描いているのに、ふたりの絵が全然違う。そんな画風の違いが見て取れるとても面白い作品なのです。
それが、この「どこへいくの? To See My Friend!」という絵本です。
どこへいくの? To See My Friend! (単行本絵本)
鼓太郎が思いのほか喜んでくれなかったので、なかなかじっくりとは鑑賞できなかったのがちょっと残念なところ。僕たち夫婦は、子供が生まれる前まではよく美術館へ行っていたので、また行けるようになれば良いなと思います。何年後かな?(笑)
<世田谷美術館>
■住所
東京都世田谷区砧公園1-2
■電話
03-3415-6011
■開館時間
午前10時〜午後6時
■休館日
月曜日(祝休日の時はその翌平日)
年末年始(12月29日~1月3日)
展示替の期間中は、企画展・ミュージアム コレクション展示室の両方を閉める場合があり
■最寄駅など
東急田園都市線「用賀」駅 徒歩17分
近隣の東急・小田急線から出ているバスも便利です
駐車場は駐輪場はあります
次は走り回れるぞ! 砧公園は、広い芝生と木々が魅力
冒頭でも書きましたが、砧公園はとにかく広い! 面積は約40万m2で東京ドームがおよそ9個分、外周は約3kmあります。
僕たちは、世田谷美術館の向かいの「芝生広場」「子供の森」で遊びました。
ここが芝生広場。青々と葉が茂った木々と、どーんと広がる芝生。レジャーシートを広げてお弁当を食べたり、芝生で遊んだりしているひとが沢山います。
沢山の人といってもとにかく広いので、ゴールデンウィーク最終日、晴天の休日でも混んでいませんでした。
遊具は少なめです。ブランコ、ジャングルジム、うんていのみ。滑り台などはありません。
売店があるのが便利ですね。
- カツカレー 680円
- カレーライス 480円
- 焼きそば 380円
- チャーハン 420円
- エビピラフ 420円
- ナンドックチリ 300円
- 牛丼 500円、など
鼓太郎は、大好きなソフトクリームを買いました。バニラ、バニラ&チョコレート、マンゴー、抹茶の4種類。各260円です。
ボールやシャボン玉などのちょっとしたおもちゃも販売しています。
この日は少し出店もありました。りんご飴や広島焼き、焼き団子など。
ソフトクリームは、本格的ななめらかアイスではなく、ちょっと偽物風でした。溶けるのが早いので、急いで食べないとベチャベチャに。
途中から、友達家族も合流し、他の子供達と一緒に遊びました。
この日はゴールデンウィーク最終日、パパママとのお出かけも良いけど、子供と遊ぶのが最近が好きみたい。とても満足そうでした。
帰りは、最近買ったばかりの電動自転車のチャイルドシートで寝てしまいました。
砧公園は、敷地内にプールもあるので、これから夏に向けていろいろ楽しめそうです! 良い公園でした。近隣の方は、世田谷美術館とのセットコースもぜひ。
<砧公園>
■住所
東京都世田谷区砧公園1-1
■電話
03-3700-0414