先生に相談できる・頼れるのは大事なスキル。小学2年生の個人面談にて

ひとり息子が小学2年生になり、1学期を終えました。

夏休み初日から個人面談が実施され、担任の先生と1対1でのお話をすることに。1人あたり15分づつなのですが、わが家はその日最後の保護者でしたので少々時間オーバーでお話してくださいました。僕の相談が尽きなかったからなのですが、真摯にお付き合いくださった先生には大変感謝です。

さて今回は、先生からアドバイスいただき、僕自身がハッとさせられた「課題解決に向けて人に相談する・頼るスキル」についてお伝えします。特に小学校低学年にとっては大事なことかと思います。

授業でわからないことがあったとき、先生を頼ったり相談したりできるかどうか

学校の教室

今回の個人面談の数週間前に、学校公開(授業参観)で息子達が授業を受けているようすを見学できる機会がありました。僕は、そこで感じたことを、今回の個人面談で担任の先生にお伝えしました。

「先生おひとりでおよそ30人の児童に教えようと思ったら、授業中は、1人1人に『ちゃんとできたかな?』なんてケアはできそうにないですね。授業時間が限られているので、ある程度は淡々と進めて行かざる得ない。そこで、子ども自身が『学ぶぞ!』という意欲を持っておくのが大事になってきますね」

それに対して先生は、「そうですね。それに加えて、子ども達は自分の課題に対して、わからないことや困ったことを先生に聞きに行くのが重要になってきます。授業だけですべてを理解するのは大変だからです。人を頼ったり質問しに行ったりすることは、この先も必要なことです。社会人になってからもそうですよね」、と。

たしかに、そうだ。
自分の課題をどう解決するか? その方法の一つは「人に相談する、人に頼る」ですね。

おしえて、せんせい

先生はファシリテーター

また、先生は授業をすすめる自分自身のことをファシリテーター、授業を進行することをファシリテーションとおっしゃっていたのも印象的でした。ファシリテーターとはビジネスシーンでよく使われる言葉で、会議で司会進行をしたり、参加者に発言を促したりする役割のことです。

つまり「先生が上で、児童が下」といった関係性ではなく、先生もチームの一員。それについて掘り下げたお話はしていませんが、クラスの児童それぞれが能力を発揮させるためのファシリテーター(司会進行役)として、授業づくりや学級経営などに取り組んでいるというイメージかもしれませんね。

「困ったときは、先生に聞きに行く」

クラスにそうした雰囲気があれば、児童はおいてけぼりになりづらいでしょう。結果、子ども達は「授業中は先生の話をしっかり聞こう!」という意識も高まり、より良い循環になりそうです。

僕が小学生だった頃を思い返してみると、先生に質問に行くというのはあまり無かったように思います。みなさんはどうでしたか? 学校の教育スタイルが変化してきているのでしょうね。

宿題や家庭学習、わからないときにお父さん・お母さんが頼れるか

パパ、これどうやるの?

相談できる環境は、家庭内でも同様です。

たとえば、子どもが自宅で宿題や家庭学習をしているときに、「ねぇパパ、これどういう意味?」「ママ、ここわからないから教えて」と声を掛けやすい環境・関係にしておくということです。

親がベッタリ付き添うという訳ではなく、そばにいて、それとなく見守っているのが良さそうです。

これは先生から言われた訳ではありませんが、勉強以外の遊びや友達関係についても「お父さん、どうしたら良いんだろう……」と相談されやすい親子関係をつくって行くと良いのでしょうね。

聞く、やってみる、思いやる

子ども達

息子の担任の先生は、児童達に「この3つを大切にして欲しい」と日頃より伝えているとのこと。

  1. 聞く
  2. やってみる
  3. 思いやる

人の話や考えをしっかりと聞き、チャレンジしようという前向きな思考を持ち、人を思いやる気持ちを持って豊かな人間関係を築いて欲しい、という願いが込められています。

今回の記事では「聞く」にフォーカスしてお伝えしましたが、先生はファシリテーターとしてこの3つを大切にしながら学級経営をされているということです。

はぁぁ、素晴らしい先生だなぁ……。

今回、個人面談で担任の先生と初めてじっくりと対話をしました。先生の熱意をうかがい、僕自身も保護者として先生の想いにお応えしたいな、と感じました。

息子が保育園に通っていた頃にも痛感したのですが、「子育ては親だけで頑張るのではなく、先生方と一緒になって力を合わせて取り組むものなんだな」と改めて思います。

とても良い機会でした。先生、ありがとうございます!

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